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【京都市】右京区『福王子神社』疫病除けの『茅の輪くぐり』!半年の厄を落とし残り半年の無病息災を♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『高津商会』の本社がある太秦からも近い『仁和寺』さん。

『高津商会』の小道具たちがお世話になっている日本映画や時代劇の撮影のロケ地としても有名なだけでなく、『高津商会』関連イベントなどで何かとお世話になっている『仁和寺』さんでは、さまざまな催しなども行われています。

その『仁和寺』近くの『福王子神社』では、半年の穢れを祓う茅の輪くぐりが行われています。

『福王子神社』は、宇多法皇の母である班子皇后をご祭神としてお祀りされています。

第58代光孝天皇の后で、900年(昌泰3)、68歳で崩御された際の陵墓の地と伝わるそう。

『福王子神社』では、『茅の輪くぐり』をして、半年の罪、ケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願する『夏越の大祓(なごしのおおはらえ)』の神事は、6月30日に行われました。

6/30 夏越大祓・茅の輪くぐり
16:00より夏越大祓の神事が行われ、その後19時から茅の輪くぐりが始まりました。

くぐる時には「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えるそう。

「思ふことみなつきねとて麻の葉をきりにきりても祓へつるかな」と続き、最後に「蘇民将来 蘇民将来」と唱えるとより良いそうです。

「蘇民将来」とは『備後風土記』にある素盞嗚(スサノオノミコト)と蘇民将来に関わる説話が由来となっています。

日本三大祭の一つである『祇園祭』の最終日には蘇民将来が祀られている『疫神社』で神事が行われます。

過去関連記事をご参照ください→
「祇園祭」の最終日は『疫神社』で「夏越祭」♪

半年の穢れを祓う『茅の輪くぐり』をして、酷暑の夏を健康的に過ごせたらいいですね。

『福王子神社』
住所:京都市右京区宇多野福王子町58

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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