フィリピン周辺の2つの雲域 アメリカ海軍の監視対象に
アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。
19日午前の発表で、フィリピン周辺の雲域について2つの円が見られます。西側の雲域はオレンジ色、東に海上の雲域は黄色の丸で示されています。これらの丸が示す雲域はJTWCの監視対象となったことを意味しています。JTWCでは、監視対象の雲域が定めた基準以上に発達すると予想される場合に、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けした形で情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。
LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み
アメリカ海洋大気庁の予想 発達しながら南西諸島方面へ北上も
アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予想結果です。フィリピン周辺とフィリピンの東海上にある2つの低圧部についての予想を発表していますが、このうちフィリピンの東の海上にある低圧部は、今後、沖縄周辺へと北上して東シナ海方面へ進むデータが示されていますが、まだかなりバラツキがあることがわかります。