ダメなところではなく、いいところをどれだけ自分で見ることができるか？　自分で自分を認めてあげることが自信形成の第一歩になります。 　たとえば、ユウマさんの場合、お見合いやアプリでのお茶など1度目の印象がよく、2回目に会いたいと思われることが多かったのですが、そこから3回目に進む確率がグッと減ってしまう人でした。 　ユウマさんは「3回目に進めない俺はダメなんだ……」とよく言っていましたが、2回目に進めていることは認めていなかったので、「2回目会いたいと思われてることがすごいです。第一印象は間違いなく好印象なのでその次を考えるだけですね」とアドバイスしました。 　自分で自分のいいところに気がつけない人は、それを生かして戦略が立てられません。 　そして、ユウマさんの場合、たくさんのお金と時間をかけたけどうまくいかなかったという過去があるため、自分のことも他人のことも疑心暗鬼になっていました。 　しかし、まず大事なのは「やり方」ではなく「あり方」です。人やサービスを信じられないのは、自分を信じていない証。自分を信じられない理由の一つに、自分のルーツに自信がないという理由があります。