「体を弱らせる国の陰謀」エアコンをつけない主義の母が心変わりした“まさかの出来事”
ようやく9月。やっと地獄のような暑さともお別れかと思いきや、2023年9月には、全国で9000人以上が熱中症により救急搬送されたという総務省の資料「熱中症による救急搬送状況」もある。そのため、まだしばらくは必須となりそうな熱中症対策に頭を悩ませる人も多いかもしれない。
今回話を聞かせてくれた村上順子さん(仮名・40代後半)の母は、エアコンの使用を頑なに拒否。「エアコンは、夏の必須アイテム」という順子さんとは、クーラーを使う使わないで言い合いになることも少なくなかった。
「数年前に父が亡くなり、母は一軒家でひとり暮らし。私は夫と子どもといっしょに、別で暮らしています。ただ、ここ数年は夏になると酷暑が続くため、別居している母のことが心配で、空き時間をみつけては様子を見に行くようにしていました」
毎回実家へ行くたびに、母はうちわで扇ぎながら「暑い」と汗ダラダラ。さらに、「しんどい」「息苦しい」と口癖のように小言をつぶやくのだ。当然、順子さんも汗でぐっしょり。ときには、カラダの奥底から煮えたぎってくるような不快な感覚に襲われることもあった。
「そのため、母にはタイミングをみて『エアコンは付けたほうがいい』とアドバイスしていたのですが、最終的には激しく言い合いになるという繰り返し。強制的に私がつけたところで、私が帰ってしまえば消すだろうし、本当に心配でした」
ところがついに母は、「エアコンを使うと、カラダが弱くなる。コロナのワクチンだって身体に良くないらしい。そんなことばかり推奨する国は、私たちを弱らせてどうにかしようとしているのよ」などと驚愕の反論。これには順子さんも驚きを越えて、ドン引きしたとか。
「私がしつこくエアコンを使うよう勧めたから言い逃れが難しくそのようなことを言い出したのか、それとも本気なのかはわかりません。ただ、さすがにもうエアコンを使うよう説得するのは難しいと判断。もう、『エアコンを使ったほうがいい』と言うのはやめました」
一人暮らしの母の困ったこだわり
母の主張にドン引き
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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