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カブス鈴木誠也を内川聖一氏がサポート 近日中に渡米しキャンプに同行 師弟関係5年ぶり復活 昨季も復調きっかけに 

 ソフトバンクなどプロ野球3球団を渡り歩き、通算2186安打を記録した内川聖一氏(41)が米大リーグ・カブス鈴木誠也外野手(29歳)の「サポート役」として近日中に渡米することが14日、分かった。同球団は今月19日(日本時間20日)から米アリゾナ州でチーム全体によるスプリングトレーニングがスタート。内川氏も現地に2週間ほど滞在し、鈴木の打撃指導、ならびにアドバイス役を務めるようだ。

 きっかけは昨年8月だった。プライベートで米国を訪れた内川氏は現役時代から交流のあった鈴木と再会。打撃論に花を咲かせると、一時は出場機会が減っていた鈴木の打撃がみるみる復調し、8月は打率3割2分1厘、5本塁打、13打点と持ち直した。さらに9月は打率3割7分、7本塁打、26打点とメジャー2年目で自己最高の月間成績をマークした。

 最終的に鈴木は米大リーグに挑戦した日本人の右打者では初のシーズン20本塁打を達成したが、その活躍を陰ながら支えた一人が内川氏だったようだ。そのため鈴木は技術面における「サポート的」な立場として内川氏をカブスのスプリングトレーニングに同行させたい旨を球団に相談。2人の関係性に大変興味を持った球団も快諾し、内川氏の渡米が決まった。

 内川は「誠也(鈴木)には打撃を指導するとかいう感じではなく、聞かれたことに対してのアプローチの仕方だったりを自分なりに伝えていければいいなと思っています。引き出しもすでにたくさん持っているでしょうしね。あとは自分にとって、アメリカの野球を肌で感じられるせっかくの機会なので、学びの場としたいですね」と渡米が待ち遠しい様子だった。

 内川と鈴木は2016年オフの自主トレからの付き合いときずなは深い。当時21歳だった鈴木(当時広島)が先輩を通じ、内川(同ソフトバンク)が宮崎県日向市で行っていた自主トレに参加すると、鈴木は同年に右翼のレギュラーを奪取。自身初のシーズン打率3割を達成し、チーム25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。その後も5年連続で打率3割をクリアした鈴木は、通算で6年連続打率3割&25本塁打以上を記録。これは王、落合に次ぐ史上3人目の快挙だった。

 オフの自主トレ時期になると毎年開催された「内川塾」は19年1月限りで鈴木の“卒業”となったが、その後も事あるごとに電話などでアドバイスを求められ、関係を紡いできた。そんな強固な師弟関係が舞台を米国に移し、5年ぶりに復活する。メジャー3年目を迎える鈴木にとってはこれ以上無い、心強い「サポート役」となりそうだ。

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