『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』の目次を公開します。
24年8月27日発売の『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』(河出書房新社)の目次を以下に公開します。
『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』(河出書房新社)
2024年8月27日発売 1420円(税別)
遠い国のことじゃない、隣の「あの人」のこと
日本に暮らす難民・移民の人たちは何に困っているの?
当事者や支援者、子どもたちのリアルな声を集めた、「難民・移民」を知るための、世界で一番わかりやすい超入門書。
目次
はじめに
第1章 どうして難民・移民の人は日本にいるの?
イラン独裁政権から逃れてきたジャマルさん
韓国で兵役を拒否し、パリでベーグル職人になったイェダりん
CASE 1 ミョーチョーチョーさん〜ミャンマーから
「強制送還されるくらいなら自殺する」
みんなが持てるはずの「国民カード」がもらえない
軍人の子どもたちに怯える先生たち
夢を持ってやってきた日本で受けた仕打ち
一年間にわたる収容生活
働けず、福祉の対象にもならない「仮放免」という「無理ゲー」
入管に行く交通費もなく、病院にも行けない日々
他国とここまで違う 難民認定率と入管施設
CASE 2 アリーヤさん(仮名)〜アフリカのある国から
「赤ん坊を殺す」ことを命じられ
日本に逃れてきたものの・・・
一番つらいのは、助けてもらわないと生きていけないこと
新しい命の誕生
「平和になったら帰りたい」
ウクライナ避難民と他の国の難民との「待遇格差」
「外国人をもっと受け入れてほしい」
CASE 3 クラウディオ・ペニャさん〜チリから
チリのクーデターと軍事独裁政権
東日本大震災の混乱の中、在留資格を失う
「たまに自殺したいと思います」
第2章 難民・移民の人たちはどんな生活をしているの?
困窮した外国人を支援する大澤優真さんに聞く
日本で命を落とした1人のカメルーン女性
ひっきりなしにかかってくるSOSの電話
コロナ禍で失われた同国コミュニティの支え合い
逃れてきた日本で追い詰められる外国人
持続可能な支援のために「就労」を認めて
あまりに不十分な公的支援
苦しみに国籍や在留資格は関係ない
「在日クルド人と共に」理事 松澤秀延さんに聞く
日本語教室で見た「共生」の光景
最初にぶつかる言葉の壁
「テロ対策」に巻き込まれる無関係のクルド人
「3K」仕事を担ってきたクルド人たち
厳しさを増すヘイトや移民排斥の動き
スウェーデンで難民認定さたクルド人
川口市長の異例の要望
両親を守りたいから「弁護士になりたい」
第3章 難民・移民の子どもたちは何に困っているの?
「人生がめちゃくちゃになってしまう」と訴えた女の子
CASE 1 エリシャさん(仮名・17歳)
日本人の友だちにはわからない「仮放免」のリアル
「私たちはあなたを見捨てない」仮放免高校生奨学金プロジェクト
通訳、子どもの世話などヤングケアラー的な側面も
外国人の子どもたちが背負わされているもの
「帰れ」と言われても
一番望むのは、病院
CASE 2 アリさん(仮名・20代前半)
サッカー少年に立ちはだかる「仮放免」の壁
「犯罪者の息子、帰れ」と言われて
自らの中にあったクルド人への偏見
「牢屋から解放された気持ち」約14年間の仮放免生活が終わる
やっと頑張れる、やっと未来の計画ができる
将来は難民研究や教育に関わる国連職員になりたい
国という「後ろ盾」がないということ
偏見はやめて一人一人を見てほしい
第4章 日本の難民・移民政策って? 入管ってどんなところ?
移民問題を研究する高谷幸さんに聞く
日本で働く外国人の歴史
技能実習生をめぐる変化
「商品」扱いされる技能実習生
暴かれた難民審査のずさんさ
「日本は外国人を受け入れる資格がない」でいいのか?
どうすればウィシュマさんを救えたのか 弁護士・指宿昭一さんに聞く
入管で奪われたある女性の命
相次ぐ入管での死亡事例
そもそも在留資格ってなに?
どうすれば救えたか
改正入管法、3つの懸念
未来が見えない子どもたち
第5章 難民・移民の人たちに、私たちができること
「難民・移民フェス」の仕掛け人・金井真紀さんに聞く
面白いことだけで食べていけるかの「実験」
初めての「シットイン」で出会ったコンゴ人男性
「仮放免」となったジャックさんの保証人に
思いつきから始まった「フェス」
「支援者」にはなれなくても「友だち」にはなれる
おわりに
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