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中学受験の勉強は良いのか悪いのか

現在の中学受験の最難関と言われる学校に合格するためには、3年間の塾通いは必須と言われています。
12歳の受験の時までに、親は子育ての最適解と思われることをやり続ける必要があります。

どの保護者も「うちの子もがんばれば筑駒や御三家に入れるのではないか」と思って中学受験の塾通いをはじめるのではないでしょうか。


カラーテストで満点が当たり前だったのに、塾に通い始めるととんでもない天才がいることを思い知り、親子で「あ、うちは普通だったんだ」と思うわけです。

では、3年間も費やす中学受験の勉強は本当に意味があるのでしょうか。

中学受験の学習をしているお子様を指導する際、2桁の足し算引き算は当然暗算をします。筆算するお子様はまず見かけません。
6年生になれば、1026文字の小学生で習う漢字は基本的に書けるように練習します。
とめ・はね・はらいはきちんとできているか、同音異義語も間違えずに書けるかという事までとことん訓練されるのが中学受験生です。

学習指導要領によると、小学生は6年生が終わった段階で6年生で出てくる191字は読めることが求められますが、書けることまでは求められません。
漢字は日本語を正確に理解するためには大切なものです。
それをしっかりと学習しているということは、その後の人生に必ず役に立ちます。

都立高校の社会科の入試問題は、知識と共に問題中の資料を読み取れるかが問われます。中学受験の社会科の問題でもそういう出題が増えています。
恐らく、中学受験でしっかりと勉強してきたお子様であれば、社会科は満点に近い点数が取れると思います。

同様に都立高校の理科の入試問題は、中学で新たに学習する計算問題の部分以外は中学受験の入試問題とさほど差がありません。

国語は中学受験で求められる難易度と、大学受験で現代国語で求められる難易度は差がありません。
有名中学校では、中2の段階で共通テストの現国の問題を解かされる、と言う話を聞いたことがあります。

数学との連続性に疑問を持たれる算数の学習ですが、高校生の数学で学習する場合の数の単元は、中学受験での学習がほぼそのまま出てきます。


勉強したことが、将来何の役に立たない、という事は決してありません。


中学受験の勉強は必ず役に立ちます。
ですが、中学受験の勉強をさせるために、親子の関係を崩してしまう方が一定数いらっしゃいます。

中学受験はお子様の将来の幸せのためにさせるのだ、という基本的なことを考えていただき、幸せな受験生活を送っていただきたいと思います。

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