【書籍化】アルマーク ~北の剣、南の杖~

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主人公から目が離せないです

投稿者: シブガキスカヤ
[2023年 10月 25日 23時 29分 ()]
 この作品は電子書籍で出版社の10周年フェア開催時に、せっかくだからと目に飛び込んできたままポチッた事をキッカケに、手に取りました。
 現在、書籍・漫画含めWeb版全部網羅し、更新を楽しみにしているところです。

 主人公アルマークは父の言葉を、大人たちの姿を心に刻みつけて芯に据えながら、それらがおそらく役に立たないだろう全く勝手の違う新しい環境でも、柔軟に学ぼうとします。殺伐とした世界に生まれて馴染みながらも染まらなかったからなのか、価値観の相違で空虚になりません。新しいものを受け入れるしなやかさ、個性でマウントを取らない主人公はあんまり見かけないタイプではないでしょうか。
 過酷な運命に向き合うポテンシャル高め主人公と、主人公が引き出したクラスメイトの個性が織りなす展開は、周回してじっくり読なれる事をおすすめします(^-^)

人それぞれで人によってはハマるかな!

投稿者: 黒白猫
[2023年 08月 31日 22時 11分]
ストーリー重視の青春者って感じ。普通は主人公が成長し強くなっていく者だが、この小説の主人公は和数を重ねる事に弱くなっていきます。
物語は学園での青春や純愛者で魔術師を目指す物語。
話しの進みが非常に遅くどっしり構えて読んでください。私は挫折してしまいましたが、人によっては面白いかも?
剣士から魔術師への変更に四苦八苦する小説

これは絶対面白い

投稿者: じゆうん
[2023年 06月 29日 00時 26分]
なろうでは内容は勿論のこと書き手の文章づくりの巧みさを重視して作品を選んでいます。
読んでいて引き込まれる書き方、知己に富んだ言葉の選び方、冗長にならない構成の仕方など、面白いストーリーやキャラクターをよりもっと面白くさせる、深くするのは作家さんの文章力にかかっていると思っています。
ここで他作品の名前を挙げて比較することは無粋かと思いますので割愛しますが、私の中でオススメしたくなる作品のひとつになると思いました。
5話までしか読んでいませんが、これは絶対面白いやつだっ、そう予感させてくれる良い作品です。きっと何度も読み返してしまう気がしました。

小説をしっかり読んだのは10年ぶり

投稿者: Haru
[2023年 05月 17日 11時 40分 ()]
最初はコミックス化されたものをWeb漫画サイトで見たことがきっかけです。
ファンタジー・傭兵・少年と癖に刺さる部分が多分に含まれた作品だったので、すぐに興味を持ちました。

私は一度、他のなろう小説作品を読んだことがあるのですが、その時は1話のうち半分も文字を見ずに、雰囲気で読んでいました。
大体のストーリーが分かればいいくらいの気分で読み、数か月後には物語の細部が分からなくなっていました。

しかし、アルマークは別でした。
1話1話書かれているキャラの心情を含め、全ての文を一つ一つ読みたいと思えるほどです。
話数が多いわりにストーリーが進まない理由も、やまだのぼるさんが多くの描写をしっかりと表現しているからでもあり、そのおかげか私が今まで読んできた小説と比べて没入感が段違いです。

この作品が末永く続き、永遠とアルマークの物語を感じていたいと思ってしまうほどに、この作品をおすすめします。

なろうという枠を越えて薦めたい暖かな物語

投稿者: けむたりい
[2023年 04月 04日 19時 53分]
なろうというプラットフォームにあるのが勿体無いと思える程上質な青春ファンタジー。
もし僕が書店員や出版社の人間であれば是非児童向けの文学の一枠の中に滑り込ませたい物語です。
人は如何にして人に優しくなれるのか、あの嫌な奴が内面に抱える葛藤がどれほどの物か、そんな人生の教訓とも言えるものをアルマークの深く澄んだ泉の様な心は交流の中でドンドン引き出していきます。
何よりも1番素晴らしいなと思うのが、「ああ、青臭いなぁ」と感じさせる子どもらしい瑞々しさと初々しさをどの生徒達も抱えていながら、まるで悟りを開いた賢者の様に尊敬できる形質をそれぞれ別の形で持っている事です。
なんて聡い子ども達なんだろうと、とても敬意を感じると同時にとても微笑ましい気持ちになる事が出来ます。
そして戦闘描写も抜かりなく素晴らしいです。
アルマークが生き抜いてきた北の大地の凍える様な冷たさが実感出来る迫力があります。

堅実で上質なストーリー

投稿者: 佐藤 交
[2022年 10月 01日 14時 23分 ()]
初めて触れたのは漫画版でした。
そこからなろう版の最新話まで数日で読破してしまう程に夢中になりました。

この作品は、キャラ一人一人にバックボーンがあり、
それらが主人公たちと絡んでいくにつれ化学反応を起こしていく様は読んでいて引き込まれるものがあります。

地の文がごちゃごちゃしておらず読みやすかったのも引き込まれた要因かもしれません。

また、物語全体のバランスがメインキャラたちに偏る訳ではなく、各キャラに十分な量が用意されており物語の広がりもあり読み応えがありました。

書籍版は加筆がたくさんあるとのことでしたので、書籍1、2巻もすぐに購入しました。

お布施上等、いくらでも貢ぎますので、
これから先も、アルマークたちの魔導の行く末をどうか拝ませてください。

個人的には児童文庫としての出版もいけそうだなぁと思った次第です。

これからも頑張ってください。
応援しています!!

心が綺麗になる物語

投稿者: 無形
[2022年 04月 07日 23時 12分 ()]
まったく小説等書いたことないですが、もし書くのであれば参考にしたいなと思う程の作品です。無駄な描写が無く全てのキャラクターたちの気持ちがダイレクトに伝わってくるので共感しやすく読みやすいです。他のなろう小説でも主人公以外のサブキャラクター達にもスポットが当たる事がありますが、やまだのぼる様は無意味なフォーカスを当てるのでは無く、そのキャラクターの個性をしっかりと表現できる事が素晴らしいです。物語の作り方や技量の高さに感服しました。

これぞ求めていたファンタジー作品

投稿者: 暁月莵々
[2022年 01月 10日 21時 37分]
遂に、レビューを書きにまいりました。
私が初めてこの作品と出会った時、まだ作品名は仮でつけられたものでした。
近年、転生物や異世界転移物が溢れていく中、王道ファンタジーのみを探してなろうのランキング欄を彷徨っていた私の目の前に、『北の傭兵の息子が南の魔法学院に入学する話』というタイトルが飛び込んできました。
タイトルの長い作品は見ないようにしていた私は何故かこの作品に目が止まり、あらすじを見てみるとそれはそれは興味惹かれる内容でした。
読めば読むほどのめり込んでいき、一日で一気に読み進めてしまうほどでした。
文章には無駄がなく、読みやすい。
戦闘シーンはテンポよく進み、感情表現も読者に分かりやすく書いてあります。
そしてなんと言ってもキャラクターたち一人一人が本当に魅力的です。
私が出会った作品の中でも一番だと思います。
笑いあり、涙あり、本当に心から愛せる作品です。

【~540話】ビルドゥングスロマンとして最高峰に連なるクオリティ...!

投稿者: 逆詰み
[2021年 08月 30日 01時 15分]
なろうでの最高峰と言っていいでしょう。
一見、気の長い丁寧かつ冗長な進み方でありながら、作品内世界は確実に一日一日進んでいるという実感が持てます。
主人公はおおよそ12歳です。大雑把に言うと彼は現在「魔法小学校6年生を現実の日本よりも少し生き死ににシビアな世界で、力を持つ側の人間としての責任を伴って波乱万丈に過ごしている」という感じ(現在絶賛中学入試中)。
しかしこの年齢での一年がどの様な物かを考えれば、冗長な進みという言は撤回しなくてはなりません。むしろ主人公の心理的な時間のスピードと読者の抱く作中時間の感覚が高いレベルで一致しているためにこれは本作の美点です。
このような構造的美しさが遍在するために、客観しようと没入しようと、どちらの読み方でも作中に、存在そのものの美しさを見出すことが可能な――絶妙なるリアリティこそが本作の最大の特徴です。

...で以て誤字も誤用もない!凄い!

なろう版ハリーポッター

投稿者: かたやない
[2021年 08月 04日 22時 07分]
これほどまでにキャラが立ってるのはあまり見ない。読みやすい文体で、ハードルが低く、物語の構成は最高というわけではないが素晴らしい。クラス発表会?のところで一気に引き込まれた。万人に勧められる物語の一つと言える。
しかし、問題点もあって、この人の構成力や圧倒的なキャラ作り才能に地の文がついていけておらず、個人的には地の文がなくても本として成り立つのではないかと思うほど少なく、分かりきった事を述べることが多い。その点が大きく足を引っ張っているように感じる。ネット向けとはいえこれは流石にやりすぎに思う。
しかしこれほど地の文が拙いのか狙ってるのかは分からないが、物語として伝え切る力さえ脱帽もの。人によってはこれはこれでいいかもしれない。
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