今日はアフォーダンスについて。
アフォーダンスは「○○ができる」という
アフォードが語源で、 アメリカの知覚心理学者である
ジェームス・ギブソン氏が作った造語です。
(ミームーみたいなもんですね)
アフォーダンス理論からすると、
僕らは目や耳で感じているようで、
実は感じていないと言います。
目で確認していないし聞いて確認しているのではなく、
○○だろうと認知させられている、と。
つまり、モノ自体がそれをどうやって
扱えばいいのか
メッセージを対象者に与えている、というのです。
例えば椅子があったとして、
僕がその椅子を初めてみたとします。
(仮にですよ)
「おっ、なんか木でできた作り物がある」。
「何本かの棒で板が支えられてる」。
まあ、そんな感じに思うでしょうね(笑)
しかし、アフォーダンスによれば、
僕が椅子の使い方を知らなくても、それを見れば座るというのです。
つまり「椅子自体」が「僕に」使い方を教えた、と。
誰からも教えられていないけれど、何となくそう思った。
これって面白いですね。
自動ドアのボタンを初めて見たとしても、
我々はつい、押してしまうようですから。
この「なんとなく・つい」ってやつは、
まさに「自分にとって意味のある情報」を
無意識的・身体的に掴もうとしているわけでしょう。
つまり「自分の持つ情報以外」でも、
我々は意味を感じる事ができるんですね。
☞ ☞
よく市場の声(ニーズ)を掴め、と言いますが、
このアフォーダンスのように、見えないものもあるわけです。
マニュアルだってそう、ブラッシュアップした答えこそ
唯一の道であるように言う人もいるでしょうが、
本来、自分流は自然派生的に見つけ出しています。
例えば人ごみの中を歩いててもうまくすり抜けれるのは
まさに「すり抜ける道すじ」がその人にアフォーダンスされているからでしょう、
これをもっと活用することをお勧めします^^
最後に、僕がアフォーダンスの達人だと思ってる
スティーブ・ジョブス氏の有名セリフでも。
美しい女性を口説こうと思った時、
ライバルの男がバラの花を一〇本贈ったら
君は一五本贈るかい?
そう思った時点で君の負けだ。
その女性が本当に何を望んでいるのか、見きわめることが重要なんだ
2013/02/13
アフォーダンスについて色々と。。。
【ご挨拶】人間とは記録が出来る唯一の生き物。生きていくうえで、ふと感じた思いや機微な感情を記録に留めたい・・・そんな動機からブログをはじめました。
●日本流フランチャイズ構築を支援するoffice unreveの代表。全国あちこち飛び回ってます。中小企業の低コスト展開構築を専門とし、数名でも運営できる本部構築をやってます。
●日本エシカル推進協議会個人正会員
●2013~14年福岡県主催事業
「新生活産業多店舗展開支援事業」の
派遣専門員。
●フランチャイズ総合サイト「フランチャイズWEBリポート」において専門家による独立開業コラムを執筆など。
2013/02/12
中空均衡構造
河合隼雄氏は日本の文化構造を
「中空構造」と定義しました。
それは、西洋の統合・統一理論とは異なり、
対立する原理の共存が前提としてあるのです。
二項を対立させ、勝ち負けによる
排除を行うのではなく、調和といった均衡点を探すというもの。
歴史を遡ればアマテラスとスサノオといった、
この国の古事記のよる神話構造も中空均衡といった
構造で描かれています。
八百万の神に中心はない、
ツクヨミ がいわゆる「均衡点」なのです。
日本は対立するあらゆる問題を解決するに当たり、
極論である統一論理ではなく、
やじろべえのような安定しない軸を中心とした
均衡モデルを展開している民族性があるのです。
中心が空であるということは、中心は「有且無」である
不安定な状態であり、相対的です。
これはまさに仏教の色即是空と同じ原理、
対立する原理は情況で変化し、それに伴い均衡点が変化するというもの。
相対立するものや矛盾するものを排除せず、共存するという「状態」を重視し、
原理を持ちだし、正解を導き出すといった考えではないんですね。
☞☞
日本人が意見を持たず、決定する事が
できないと言われているのはそんな歴史的背景から。
「正解はたった一つ」という考え方が
西洋の考え方ですが、この国は「複数の正解を持つ」と。
ビジネスだけに限らず人生において
真に大事なものはたいてい答えがありません。
それを問う事自体(プロセス)に意味が内包しているのです。
つまり「問い続ける」事が答えであり、
時と共にその関わり方は変化する、
まさに「中空均衡構造」はあらゆる場面において
相似的役割を果たすものではないでしょうか。
場を創造する、これがoffice unreveの提唱する「リゾーム式FC」の骨子です。
【ご挨拶】人間とは記録が出来る唯一の生き物。生きていくうえで、ふと感じた思いや機微な感情を記録に留めたい・・・そんな動機からブログをはじめました。
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派遣専門員。
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2013/02/07
饗宴
美意識というものがある、
今では廃れてしまった概念だが。
「恋愛とは美しいものに心惹かれること」、
これはプラトンの言葉であるが、
それは自己の中にある無意識的な「欠けたもの」を
対象に見出し、それを得たいという根源的な欲求なのだろう。
そんな、より完全なものに近づこうとする本能。
これがエロスというわけだ。
今日はそんなエッチな小話(違うか)
☞☞
我々が原理原則に忠実に従いたいと願うのは
我々がこういった「美」に心惹かれるからだろう。
そうなると原理(理性)は美の表象だと言われそうだが
あくまでも「理性的」ということだ。
(これはゲーテを引用するまでもない)
では理性的な美、とは一体なんだろう。
「潔し(いさぎよし)」というのも美意識である、
自決とはそんな美意識の忠義心から生まれたのだろう。
(半分は理解できるが)
生きようとするがゆえに、死を覚悟する、
なるほど、武士の嗜みとはそんなものなのだろう。
☞ ☞
僕はそんな強要は好きじゃない。
よって、馴染みや心地を重視する。
住み心地、夢見心地、居心地、履き心地、
着心地、人心地、生きた心地、呑み心地など、
日常でも頻繁に使われているこの心地であるが、
源氏物語(平安時代)にも、その言葉は使われている。
そんな約1000年の時を超えた言語であるから、
その発声自体にさえ、何かしらの心地良さを感じる。
(詳しく記述は割愛するが)
言葉には少なからず言霊という波が起きてるのだろう。
いやはや、仮名(神名(かむな))とは面白い。
知ることを知る大切さは、この歳になって分かるものだ。
閑話休題
そんなわけで心地の概念は概ね、そんなところだが、
これ以上は語る事ができない。
それは美を正確に語れないのと同じである、
そもそも、男の美学や美意識とは語るものではない。
逆を言えば、こうやってブログに書いている時点で
独りよがりの美意識にすぎないのだろう・・・・南無三、なむさん、と笑
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