小学生から必修化された英語の授業。中学校に入ると、英語の授業はすべて英語で行われる、という話も耳にして、『それってみんな、ついていけるの！？』と衝撃を受けます。
実際、中学校の英語の授業の内容が理解できない、という話も聞くので、『そりゃそうよね』と思います。
日本は英語なしで生活できる国。普段の会話はすべて日本語なので、聞こえてくる音声もすべて日本語です。小学校で英語の授業を週に２～３時間取り入れたくらいでは、授業の内容を理解するのに十分な英語力は身につかないと言い切ってもいいと思っています。
英語を習っている子は、学校以外でも英語をインプット＆アウトプットする時間があるからいいものの、学校での授業のみで、家庭での英語学習もない子にとっては、結構きついんじゃないかな～。
どんな思いで英語と向き合っているのかな、と思うと、少し心配になります。『わからない』って、ストレスですものね。英語に限らず、やはり語学は楽しめるものであってほしい。『わからない』が『わかった！』につながる機会が増えていけばいいな、と願っています。
先日、息子のお友達に英語のレッスンをする機会がありました。最近、英語学習を楽しめていなかったようで、心配されていたお母さん。『英語を楽しんでほしい』という、私が英語学習において一番大切だと思っていることを望んでおられたので、こちらの気合いもはいりました(笑)
初めてのレッスンだったので、レベルを確認しながら、楽しめそうな内容でもあり、学びも提供できるような内容で進めたのですが、その時に再認識したことを２つ紹介します。
お友達と一緒に学習することで生み出される楽しさがある
1つ目は、お友達と一緒に学習することが楽しさを生み出す、ということ。
実は今回、その生徒さんと私の息子に対してレッスンを行ったんですね。つまり２対１のレッスンです。この、お友達同士で学ぶ、ということが、とってもよい刺激になると感じました。
もちろん、私も楽しめるレッスンプランを作りました。インプットとアウトプットのバランス、そして興味を刺激することなど、よい内容のレッスンだったと思うのですが、この内容を私と生徒さん１対１で行った場合と、今回のようにお友達と一緒に２対１で行った場合とでは、その場の空気感・楽しさは全然違ったのではないかと思います。
その楽しさと共に単語や表現がインプットされていくことになるので、英語を学ぶ姿勢そのものが前向きで、学習しやすい状態になるのだな、と感じました。
興味のあることと関連づけることで生み出される楽しさがある
２つ目は、興味のあることと関連付けて学習することが楽しさを生み出す、ということ。
単語などを学習する際に何かと関連付けて学習すると、イメージと共にインプットすることができると思いますが、その際、その子の興味のあることや好きなことに関連付けることができると、それだけでワクワクした気持ちで学習できるんだと確信しました。ワクワクすると前向きな気持ちで学習を進められるので、定着もよくなるし、親も子も嬉しいですよね(^^)
ちなみに今回教えた生徒さんとは数えるほどしか会ったことがなく、まともに会話もしたことがなかったんです。でも、その子が好きなことの１つを知っていたので、それと関連付けました。
その子のことをたくさん知っていなかったとしても、好きなことを１つでも知って、それを学習に関連付けることで、よいイメージと共に学習できるんだな、と感じました。
英語学習を楽しんでほしい
英語学習に対して前向きな子たちだけでなく、英語学習に前向きになれない子も、友達と学習することや、好きなことと関連付けて学習していくことで、ワクワクした気持ちで英語学習に取り組むことができる、ということを実感することができて、学習における『楽しい』という気持ちの重要さを強く感じました。
日本語と全く異なるし、覚えることが増えたり、何かとテストがあったりすると嫌だな～と思ってしまうかもしれないけれど、『英語の勉強、楽しいな！』と思える瞬間が１回でも多くあるといいな。
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