バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

WカードEX02 FO/14

WカードEX02 FO14
 
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14
 
 空間の黒い穴に向かって走るカーディン、
 と、そんな中で
 「そこの不審なダブモン?止まりなさ~い!!」
 そう、前方窓の外から皮の鎧に鉄の兜を付け、右手の槍を持つ兵士に声をかけられる
 「言われてるぞ、カンテーラ、フリィジア、イグリード」
 「俺達じゃねぇよ、明らかにお前だろ、カーディン」
 「私か?私はダブモンではない」
 「というか、あの服装おかしくない?まるでファンタジーみたいだけど・・・」
 と双歩が男を見て疑問を呈す
 「そういう世界だから」
 「そういう世界なんだ・・・」
 窓の向こうを見つつも俺の一言に納得する
 「というか、すぐに納得するのな・・・」
 「前にドラゴンとか天使っぽいのとか悪魔っぽいの見たことあるから・・・」
 あるのか?っつーか俺だってダブモンじゃない純粋なドラゴンとか天使とか悪魔とか見たことないんだけど・・・
 と、カーディンが男の呼びかけに答えて止まる
 そこに男が駆け寄って来て
 「君、見たことないダブモンだけど新種?とにかくこの先にはいかない方がいいぞ、あの黒いのが色んな物を飲み込んで、変な生き物が現れて周りを襲っているらしい」
 「いえ、私達は所要によりこの先に行かねばならないのです、安心してください、必要が無い限り近づきはしませんから」
 「そ、そうかい、わかった、じゃ、気を付けてな」
 男が右に退き、カーディンが走りだす
 「必要が無いなら・・・ねぇ」
 「まぁ、そういうしかないよね・・・」
 俺と双歩はそう言ってあきれたのだった・・・
 

 
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