大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話14
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14
俺達は走り階段を上がっていく・・・
だとするならこの先は・・・
たどり着いたのは左右に伸びる廊下の正面で水の鷲の頭が先を塞ぐ部屋・・・
イーグリン・・・
俺は勇み声をかける
「済まないが、この先へ通してくれ!」
イーグリンが唐突に話しかけられた成果少し目を見開き驚き
「え?ダメダメ、この先には魔王様が・・・」
「謎解きか?」
「いやいや、今は謎ときもダメダメ、日を改めて見学ツアーにでも参加するんだな!もっとも、それでも魔王様には会えないだろうけど・・・」
ううむ・・・これは・・・
「おっし、俺が行こう」
そう言って俺達の前に出てきたのはイグリード!?
「ちょっと本気出すぜ・・・!」
イグリードが両手を胸の前に出し、炎の球体を作り出していく・・・
「ちょ、ま・・・」
「皆!扉の正面は避けて!!」
鼓動の声にイグリードを除く俺達は左右に散る
「はぁ!!」
イグリードの気合と共に放たれた炎の球体はイーグリンの部屋に確実に着弾、
直後、扉から一気に水蒸気が噴き出す
俺達は右腕で何とか防ぐ
熱い蒸気が過ぎ去ると、水色の小鳥が翼をあわただしく羽ばたかせながら門から飛び出し
飛んだまま階段を下に降りていく・・・
・・・まさか、あれがイーグリンの正体・・・?
「さ、行くぜ!」
イグリードの言葉と共に、
俺達は部屋の中に突入、先の階段に走り込み上に上がっていく・・・
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