巷のSNSでは、この時期に市街地を通過する秋の鳥たちで盛り上がります。
夏の間は標高の高いところから移動してきて、東南アジアへ移動する鳥、たとえば鮮やかな色のキビタキとか、幸運にも出会えると嬉しいですね。
残念ながら、この週末は秋の鳥を探しに行く時間がなくて、朝2時間程の鳥見です。
近場だったけれど、これまで訪れていなかった横浜の西部、柏尾川(かしおがわ)の金井遊水池へ行ってみました。
柏尾川は、以前もう少し下流で鳥見をしましたが、金井遊水池は上流の戸塚区になります。
この「遊水池」は、増水時の河川本流の水を一時的に貯めるバッファの役目をするようで、柏尾川をコンクリートの壁で区切った写真で水色に塗ってあるエリアです。
遊歩道から見ると、本流は壁の向こうなのですが、それが見えない高さ、護岸と同じ高さの壁で柏尾川を区切っています。
朝は、写真に見える電線の上に結構鳥がいます。
まずは、群れでいることが多いムクドリ。
そして、最近内陸部でみかけるようになったイソヒヨドリ。
茶色の単色は、メスですね。
(形が似てはいますが、ヒヨドリとは別の分類の鳥です)
この辺りで繁殖している、という話もあるので、青いオスも見てみたいですね。
ムクドリに次いで目に付くのが、この黒い鳥。
日本で真っ黒な鳥と言えばカラスですが、この子たちはムクドリと同じくらいの大きさしかないです。
この鳥、中国原産、外来種のハッカチョウという鳥で、特にこのあたり、横浜市の戸塚区・栄区周辺で繁殖していることが知られています。
くちばしの根元上部に冠羽があるのが特徴なのですが、繁殖期でないためか、ここにいるハッカチョウの冠羽はそれほどでもなかったです。
また、留まっていると真っ黒ですが、飛翔時には翼の白い紋が目立ちます。
遊歩道の隣の草地(工場の敷地)では、群れで採食している姿も見られました。
電車の音が被ってますが、ハッカチョウの意外ときれいなさえずりも聞いてみて下さい。
秋のこの時期、さえずりと言えば、モズの高鳴き。こちらもどうぞ。
眼の横が黒いこの子は、オスですね。
次は、遊水池の水鳥を覗いてみます。
まだ、それほど渡って来ていないですが、カモの姿がちらほら。
こちらで群れているのは、コガモです。
全部地味な色でメスに見えますが、左端は、夏羽から冬羽へ換羽する途中のオスかもしれません(エクリプスといいます)。
もう一種いたのはカルガモ。
この子は、一年中、日本にいます(留鳥)。
遊水池の少し上流に向かいます。
途中の金井公園では、秋ですね。保育園の団体さんの他、テニスコートも野球場も大賑わいでした。
歩道の上では、キジバトにスズメ。
さらに上流部では、川べりへ降りることができます。
最初ハクセキレイが二羽いると思ったのですが、よく見たらハクセキレイとセグロセキレイでした。
ハクセキレイの水浴びは涼しげです。
動画では、左側にカワセミがいるのも写りますが、この子はずっとここにいて、羽繕いとかしていました。
以上、秋の鳥、というよりは近所のいつもの鳥さん達、そしてハッカチョウの紹介でした。
↓気に入っていただけたら、ポチッとお願いします。