先日、80代の母と会話していて印象的だったことがありました。
それは彼女の遊び仲間との会話の中で、繰り返し使われているフレーズです。
みんなで集まった帰り道、「ねぇねぇ、次は なにする〜!?」って誰かが言い出す。するとその場にいる人が口々に、この後に控えてる楽しい予定のことを語りだしたり、「次は皆でこれしようよ」!とアイディアを提案したりする。
なんだかとっても楽しそうだな〜と、羨ましくなりました。
「次は なにする〜!?」
という言葉は、とても良質な言霊(ことだま)だと思います。
先々体験するであろう「楽しい気分」を、まるで先取りしたかのような気分にさせる力があるから。先取りした楽しい気分は、水輪のように広がっていき、細胞の隅々まで届くような感じがします。
「次はどんな仕事しようかしら」も同じく
これは別の80代女性が語っていた言葉です。「次はなにする〜!?」と同じように、未来からエネルギーを引っ張ってくるような言葉。
「もー頭にきた!離婚する!」と言ったその女性。夫のこと、ずっとむかついていたけれど、とうとう我慢できなくなったというのです。まさか80代で?これから離婚!?あまりの無謀ぶりに目を丸くしていたら、こう言い放ちました。
「さてと...離婚したら、次はどんな仕事しようかしら〜」
なんだかとっても楽しそうに、そうおっしゃったので、私の心の声は発することなく引っ込めました。
元気の塊みたいな人です。こういうタイプの人はあまり見かけませんが、この方の場合、独り身になってもきっと何とかなっちゃうんだろうな。そんなふうに外野の気持ちを落ち着かせる度量のある女性です。
*褒めコミュニケーションで大切なこと⇨
今エネルギーを高めるためにできること
なぜか元気がでない。エネルギー不足で行動できない。そのような時にできる、簡単でお金のかからない対処法があります。それは、
「次にやりたいこと」とか「今後こうなりたい」など、未来のビジョンを持つこと。
そうすることで、視野がぐんと広がります。
ゴールに行き着くためのコースが漠然とわかるようになってきます。それから、そこに到達するために必要なエネルギーも蓄えられます。
次にやりたいことが達成されたら、さらにやりたいことを設定する。この繰り返しを実践することで、いつもエネルギッシュでいられるようになります。
ついつい忘れてしまいがちなこと。しかし若いうちからこれを習慣にしていたら、高齢になっても習慣として残る確率は高いです。
ついうっかり忘れちゃった!をなくすために、「次はなにする?」を合言葉にしてみませんか!?
*こんな口癖だったらどうなる?⇨