おはこんばんちは。ジャンカメハンターのぐりやんです。
先日整備したツァイスイコンのコンテッサ35にフォマパン100クラシックを詰めて試写してきましたので結果を紹介したいと思います。
ZEISS IKON CONTESSA35 と FOMAPAN 100 Classicについて
ツァイスイコンのコンテッサ35は東西ドイツ分断後、西ドイツのツァイスイコンから1950年に発売されたカメラです。レンズは西側ツァイスであるツァイスオプトンのテッサー45mmF2.8です。ツァイスイコンらしくちょっと癖があるドレイカイル式のレンジファインダーが搭載されています。
レンズは沈胴式なのでコンパクトに持ち運びが可能でセレン時期の露出計を搭載しています。
いつものようにジャンクで入手したカメラを整備して使えるようにしたものです。
入手時の整備した時のエントリーはリンク先をご覧くださいませ。
フォマパン100クラシックはチェコ共和国製のモノクロフィルムで購入しやすい価格で販売されているので最近よく使っています。最近話題のマリックスフィルムもフォマパンのOEMみたいですね。主要ネット通販サイトで売られているものは物はボッタクリ価格の物ばかりなのでリンクは載せません。
2023年7月現在は36枚撮りが一本1000円以下が以下が適正L価格と思われますので、掴まされないようにご注意くださいね。
作例
実は先日SMC TAKUMAR 50/1.4 の試写に紫陽花を撮りに出かけた時にこのカメラも持って行ってたんです。で一緒に撮影してきました。
お天気は薄曇りでしたのでコントラストは低めになっていますが、レンズのダメージの割には綺麗に写っている印象です。
手前のは白い紫陽花でしたが、レンズダメージのせいで滲むかなと思いましたが、そうでもありません。フィルムベースにキズが多いですが原因は何でしょうかね?
ボケ味は拙者的には好みですが、この手の後ボケが嫌いな人もいるでしょうねw
白い紫陽花です。曇天のせいなのか、滲みはあまり感じられません。後ボケは少しザワッとしますが、いい味だしてますね。レンジファインダーを搭載していますから正確なピント合わせが可能です。
シャッター速度は1/500が最高ですから絞り開放で撮影するのは難しいです。
NDフィルターがあれば良いのですけどね。
解像感は十分だし流石テッサーだなぁと感じます。カラーで撮ってみたくなりました。
ここは別の場所なんですが、お昼休みの時間帯だったので休憩されている方が多かったです。
キャッチャーがいなくても練習できるようになっているんですね
そして自転車型の自転車置き場。オシャレです。
逆光耐性を見るのに太陽を入れてみました。レンズシャッター機だから出来る訳でライカなどのフォーカルプレーン機でやると一瞬でシャッター幕に穴空きますし、一眼レフでやると網膜に穴が空きますからやらないで下さいね。
で結果はというと、逆光でも結構耐えますね。3群しかないし痛みがあるとは言えコーティング有りのレンズですからね。にしても70年前のレンズとは思えないほど優秀ですよ。
SUPしている人がいました。やってみた〜いw(実はテープの跡がある廃棄推奨ネガですが何か?w)
おわりに
此のカメラを使ってみた感想は「予想以上に良く写る」ですね。昭和25年製のカメラですよコレ。
もう凄いとしか言いようが無いですね。
入手時はボロボロのジャンクでしたが普通に使えるようになり露出計も正常に動いています。
写りはテッサーにしては柔らかい気がしました。カビ跡と前玉のキズが影響しているものと思います。レンズの状態が良ければ本当に素晴らしい写りをすると思います。とは言え70年前のカメラがこうして復活してちゃんと写真が撮れているのは感無量としか言いようがありません。家から古いカメラが発見されても棄てたりせずに市場に戻して頂けることを切に願います。
最後まで読んでいただき感謝です。
さて次回は 年に発売された、カメラメーカ製の レンズをレストアしていこうと思います。乞うご期待w
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