兵庫監禁殺人 被告の死刑確定へ https://t.co/O3f0QiLZ92 pic.twitter.com/9GalQAqqGj
— rerave (@subten7) July 3, 2023
兵庫県内での元暴力団員ら男性2人への殺人罪と、別の男性1人に対する逮捕監禁致死などの罪に問われた住所不定、無職、上村隆被告(56)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(尾島明裁判長)は3日、死刑とした1、2審判決を支持し被告の上告を棄却した。被告の死刑が確定する。
【男性の頭部がない遺体が見つかったホテル】
3事件の指示役として起訴された元パチンコ店経営、中村春根受刑者(52)は、1件の殺人罪について1、2審で無罪となり、無期懲役が2022年に最高裁で確定している。
上村被告の弁護側は「従属的立場の上村被告が死刑となるのは著しい不平等だ」と主張したが、小法廷は「被告は実行役の中では中核的な存在。3人もの人命を奪った結果は誠に重大」と退けた。
元大阪高検検事長の三浦守裁判官は審理から外れ、残る裁判官3人全員一致の意見。
1、2審判決によると、上村被告は10年4月、元暴力団員の男性(当時57歳)を監禁して死亡させた。同年6月には元広告会社社長の男性(同50歳)を射殺し、11年2月には同県姫路市で作業員の男性(同37歳)の首を圧迫して窒息死させた。