2023年10月以来のウドンタニー訪問。
はたしてこれが何度目のウドンタニーなのかはもう覚えていない。
ウドンタニーは、自分にとってはパタヤに次ぐ第2のタイの故郷だと思っている。
この街は落ち着く。
ドンムアン空港からのフライトでウドンタニーに着き、ホテルで一休み。すっかり日も暮れて、ウドンタニーの夜が始まる。
ウドンタニー初日の夜は、いつものルーティンコースを。
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日本ラーメン屋台
夜9時。
宿泊しているタンブリーホテルを出る。
バービアが密集するソイサンパンタミットまでは少し距離がある。歩いて10分弱だ。
ソイサンパンタミット入口のセブンイレブン前まで来る。
セブンイレブン隣の敷地に屋台が増えていた。テントも並ぶ。
半分くらいの店はすでに閉店済みだが、イサーン料理食堂なんかもあった。
ソイサンパンタミット側の屋台はまだ営業。
ガイトート、ルークチン、それにカオマンガイの店がある。
ソイサンパンタミット周辺でローカル飯屋は少ないため重宝する一角だ。
でも、ウドンタニー初日に食べたいものはイサーン料理でもタイ料理でもない。赤ちょうちんの店に行く。
ソイサンパンタミットに入る。
変わらねえなあ、この通りも。
UDON DAY & NIGHTのネオンサインはたまにデザインを変えるけれど、雰囲気はそのままだ。
まあここはあとで寄るとして、まずは目当ての食事へ。
ソイサンパンタミット内のバービアは一部クローズしていたが、大半は営業。
タイはローシーズンだが、ウドンタニーのソイサンパンタミットは中長期滞在ファランで支えられている。事情はパタヤと似たようなものだ。
ソイサンパンタミットを抜けて左折。
すると、もう一つの大きなバービア群であるNUTTY PARK。
ここも脇見しつつ、直進。
この屋台が今夜の最初の目的地だった。
赤ちょうちんと赤のれんの日本ラーメン屋台である。
この屋台を見ると、ウドンタニーに帰ってきたんだと本当に実感させられる。
おばさんも店に出ていたが、主に取り仕切っているのは男性2人のほう。
醤油ラーメンは品切れのようで、豚骨ラーメンをオーダー。
注文は日本語で大丈夫だ。
時間をはかりながらしっかりと麺を茹でる。
具材もちゃんと用意。
スープは熱々で提供する。
日本の豚骨ラーメンの出来上がりだ。
味は間違いなく日本だ。特上においしいわけではないけれど、ちゃんとした日本ラーメンがウドンタニーという田舎町で80バーツで食べられるのだ。
文句はない。
麺と焼き豚の量は多めで、完食するとそこなりに腹が膨れるのもいい。
今回もおいしくいただく。
「ごちそうさま」と日本語で言って財布を取り出すと、「はちじゅうばーつ」と日本語で返ってきた。
おじさんのほうも日本語を覚えているみたい。
なお、ラーメン屋台の道路向かい側には、「みゆき」という日本料理屋がある。
関連記事:ウドンタニーの新しい日本食屋「みゆき」で食べる100Bのざるそばとお好み焼きは日本の味
すでに営業時間は終了していた。
みゆきでは、普通に日本語が通じる。料理も日本の味だ。
向かい合わせで日本料理と日本ラーメン屋台がある。ウドンタニーだねえ。
日本語バービア
腹が膨れると、次はバービアだ。
ラーメン屋台のすぐそばの路地に入る。
路地の途中にバービアが数軒並び、駐車場を抜けていくと、Nutty Parkの裏口に至る。
まずはNutty Parkでものぞいてこよう。
路地に数軒並ぶバービアは大したことがないはずでスルーでいいだろう。
と、ラーメン屋台から路地に入ったすぐのところのバービアからいきなり日本語で話しかけられた。
声の主は、バービアのママさんだった。
「いらっしゃいませ~、どこ行くの~」と普通に日本語だ。
あれまあ、こんなところに日本語ママさんのバービアがあったのか。
知らなかった。
ママさんに腕を引っ張られて店内へ。
まあ、ビールも飲みたかったし、ちょっとだけ寄り道していこうか。
LEOビールの小瓶が80バーツ。パタヤのバービアとほぼ同じ価格設定。
ウドンタニーのバービアではビール大瓶が用意されていることが違う。
ママさんは日本在住歴が長かったようで、ごくごく当たり前に日本語が話せる。
まさかこんなところにあるバービアで普通に日本語が会話できるとはなあ。
そして、こんなところでも日本人客はけっこう来るそうな。
いや待て待て、ウドンタニーの夜で、まだタイ語も英語も一つも使ってないぞ。
ラーメン屋台、バービア。
道路向かいのみゆきも合わせれば、この数十メートルの狭いエリアではタイ語英語不要だ。
イサーンの田舎なのに日本と同じ。
どうなってんだか。
でも、さすがにバービアで働く若い女性たちは当然日本語不可。挨拶くらいはできても、会話は到底無理。
ここから先は日本語は忘れて、タイ語の世界へ。
いやイサーン語の世界へ。
このバービアを訪れる日本人は、よくイサーン語を使うそうだ。
日本人はみんなイサーン語を使おうとするよねと、バービア嬢はおもしろがっていた。
まあ気にするな。ボーペンニャンと答えておく。
日本人はイサーンとイサーン語とイサーンの女性が好きなんだ。
ちなみにファランの客がちょうど店に入ってきて、ママさんたちに英語で話しかけていた。
ファランには意中の相手がいるようだが、英語が通じず、スマホを取り出してGoogle翻訳を使っている。
ファランも大変だ。
でもそれではまどろっこしい。
ね、イサーン語で挨拶くらいは覚えたほうが楽しいよ。
ウドンタニーでは、英語もタイ語もいらない。日本語とイサーン語だ。
日本人はいけるぞ。
まあ実際にはイサーン語だけで会話を成り立たせるのはかなり至難の技だけど。
わたしも無理。タイ語ならいける。
ちなみに中長期滞在しているファランの中にはタイ語がうまい人もけっこう多い印象だ。
ビエンチャンにビザ取りに行くファランなんかはタイ語ぺらぺらの人をよく見かける。
とはいえ、ソイサンパンタミット周辺のバービアでは英語が通じるけれど。
タイ語もイサーン語もまったくわからなくても大丈夫だ。
英語不可の人を相手する時はGoogle翻訳を活用しましょう。
さて、この日本語バービアはビール1杯でチェックビン。
またねとママさんに挨拶。
NUTTY PARKとDAY&NIGHT
予定通りにNUTTY PARKへ入る。
ウドンタニーの夜では定番のパトロールコースで、到着初日には必ず立ち寄る。
L字型の通路沿いに10数軒のバービアが並ぶエリアだ。
客は少なめ。
あまり盛り上がっていないかな。
SAKURAというバービアには日本人っぽい客がいた気がする。
ここでも日本だ。
1往復したところでNUTTY PARKをあとにする。
次はDAY&NIGHTに向かおう。
ソイサンパンタミット入口角には、パンデミック前まではぼろぼろの中華系旅社があったが、すでに取り壊しずみ。
現在は何やら建物の工事中だ。Phuttharak Houseというホテルになるらしい。
ソイサンパンタミットにまた新しいホテルが増える。
ジグザグに歩きながら、ソイサンパンタミット沿いにあるバービアをのぞいてまわる。これまたウドンタニー夜のルーティンだ。
客が少なくて暇そうだが、ところどころに光るバービア嬢がいる。
侮りがたし、ソイサンパンタミット。
DAY&NIGHTに入る。
全体的に客は少ないけれど、盛り上がっている店もあった。
レベルは意外と悪くない。
さすがDAY&NIGHT。
この狭いエリアでバービアめぐりできるのがウドンタニーの魅力だ。
まあパタヤに比べると、あまりにも狭すぎるのだけど。
いやパタヤが異常なだけとも言える。
DAY&NIGHTでビールを2本飲んだところで終了。
ウドンタニーの夜は早い。
基本的に24時に閉店だ。
締め
今回の関連地図
(地図情報:Googleマップ)
ほろ酔い気分で歩いてホテルへ戻る。
アドゥンヤデート通りソイ2へ。
10年ほど前までは、いろいろあって夜も楽しめたのだが、今は何もない。軍事政権に潰されたという話だが、本当のところは知らない。
ソイ2の中は暗い。
ホテル近くにあるセブンイレブンに立ち寄る。
このあたりは夜でも屋台が出ていて、治安の心配なし。
ウドンタニー初日の夜はこれにて終了。
日本語とイサーン語とバービア。
ウドンタニー、いいところ。
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