2024年7月6日土曜日

Mozart ピアノ協奏曲第5番 K.175:モーツァルト初のオリジナル協奏曲、いい感じ ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第5番 ニ長調 K.175。モーツァルトが初めて作ったオリジナルのピアノ協奏曲である。この作品はモーツァルト自身も気に入っていて、その後も重要なレパートリーとなっていたようだ。




この作品が作られたのは、1773年、モーツァルト 17歳のとき。

それまでにピアノ協奏曲第1番〜第4番(1767年/11歳)、3つのピアノ協奏曲 K.107(1770〜1772年/14〜16歳)と、他人の作品の編曲で腕を磨き、満を持して取り組んだ作品…であったかも知れない?

第1、第2楽章にはモーツァルト自身によるカデンツァが二つずつ残されている。

J.C.バッハの影響を留めているという評価がある一方で、オリヴィエ・メシアンは「試作というには、あまりに見事な腕前」と評価し、アルフレート・アインシュタインは「独奏楽器とオーケストラの釣合、ならびに規模の点で、既にヨハン・クリスティアンをはるかに越えている」と絶賛している。(Wikipedia)


何人かの演奏を聴いて、一番気に入ったのはアルフレート・ブレンデル(Alfred Brendel、オーストリア、1931 - )の勢いのある溌剌とした演奏 ♪ オーケストラはネヴィル・マリナー(懐かしい名前 ♪)が指揮する Academy of St. Martin in the Fields。

♪ Mozart Piano Concerto No 5 D major K 175 Alfred Brendel Neville Marriner ASMF


内田光子さんとイギリス室内管弦楽団の演奏もいい感じだ ♪

♪ Mozart - Piano Concerto No. 5 in D major, K. 175 (Mitsuko Uchida)


なお、第3楽章には別稿があり、「ピアノと管弦楽のためのロンド(コンサート・ロンド) ニ長調 K. 382」として単独で演奏されることもある。

K.382 は、モーツァルトがこの協奏曲をウィーンで演奏する際に、ウィーンの聴衆により適したものということで作ったもので、初演では拍手喝采を受けたという。

「ロンド」という名前だが、実際には「主題と7つの変奏、カデンツァとコーダ」からなる変奏曲である。

これ(↓)はマレイ・ペライア(Murray Perahia、米、1947 - )による演奏。


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