【鎌倉・東慶寺】これは苔? 古木の木肌 いとおかし |60歳からの御朱印めぐり〔019/541〕
この日の4か所目は東慶寺。東慶寺はかつて「縁切寺」と呼ばれていたところ。現在は、花の寺として知られています。※2022年11月参拝
境内は撮影禁止のため(2022年6月から)、写真はこれだけ。↑
この記事の内容
明月院から北鎌倉駅方面へ戻り、徒歩約6分で到着です。(北鎌倉駅からは徒歩約3分)
女性を救済した「駆込寺」
東慶寺の開山は北条時宗(鎌倉幕府第8代執権)夫人の覚山尼(かくざんに)という女性。
女性から離婚することが困難だった時代に覚山尼は縁切寺法を定めました。女性が一度この寺に駆け込み、3年間、寺奉公をすれば自動的に離婚が成立するというものです。
江戸時代には徳川家康から認可を受け、「縁切寺」、あるいは「駆込寺」と呼ばれました。
関東各地から東慶寺に駆け込む女性が多く、江戸末期の150年間に駆け込んだ女性は2000人を超えたであろうといわれている(Wikipediaより)そうです。
明治維新により縁切寺法は廃止され、1903年(明治36年)には男子禁制の尼寺から男性住職の僧寺となり、現在に至っています。
桜より梅?
境内は整ってきれいでした。
どういうわけか紅葉はあまり印象に残っておらず、覚えているのは梅の古木。
秋なので花は咲いていませんが、幹や枝に苔のようなもの(ウメノキゴケ?)が生えていて、古色蒼然とした感じを受けたことを覚えています。
東慶寺は花の寺として知られていますが、なかでも梅の名所のようです。山門からまっすぐのびる石畳の参道の両脇に梅の古木が立ち並んでいます。
梅は枝ぶりがいいですね。
今年(2023年)春に京都で梅を見て、好きになりました。↓
「ジャパンは桜より梅だ!」(←個人の感想です!!)
御朱印「釋迦如来」
書き置きでした。ご本尊の「釋迦如来」です。
日付がブランクになっていたので問い合わせると、自分で書いてくださいとのことでした。そのままにしてあります。
●東慶寺の基本情報
・臨済宗 円覚寺派
・山号:松岡山(しょうこうざん)
・御本尊:釈迦如来
・創建:1285年
・開基:北条貞時/開山:覚山尼(かくざんに・北条時宗夫人)
・神奈川県鎌倉市
2022(令和4)年11月24日(木)参拝(60歳8か月)