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2024年05月

ロシアと北朝鮮の軍事同盟再締結に韓国が激怒。ウクライナへの155ミリ砲弾の支援だけでなく、K2戦車、K9自走榴弾砲の輸出まで取り沙汰される事態に

露朝の密着に対抗する韓国、ウクライナに「韓国型パトリオット」直接支援の可能性も(朝鮮日報)
北朝鮮とロシアが軍事同盟に近い条約を締結したことを受け、韓国大統領室はウクライナに殺傷兵器を支援する方向で検討中であることを20日に明らかにした。ウクライナに武器を支援する手続きの法的検討もすでに終えたという。韓国大統領室のある幹部は「武器の提供には様々なオプションがある」とした上で「今後ロシアがどう動くかにかかっている」と述べた。

 専門家はまず155ミリ砲弾の直接支援の可能性を上げる。韓国はこれまで155ミリ砲弾を米国に貸与・販売してきた。またロシアによるミサイル攻撃を迎撃する「天弓Ⅱ」を含む防空システムが支援対象となる可能性もある。天弓Ⅱは「韓国型パトリオット」とも呼ばれる中距離地対空迎撃ミサイルだ。

(中略)

 ある専門家は「ロシアの動きにより韓ロ関係が最悪となった場合、ウクライナへの支援範囲は殺傷兵器に拡大する可能性も考えられる」と予想した。支援可能な殺傷兵器としては東欧に輸出される韓国製のK9自走砲、K239放射砲(多連装ロケット砲)「天舞」、K2戦車などの名前が上がっている。
(引用ここまで)


 ロシアが北朝鮮と新たな軍事同盟条約に署名。
 どちらかに侵攻があった場合に、互いに軍事支援を行うとのこと。自動参戦まではいかない感じかな。

ロ朝新条約「攻撃受ければ直ちに軍事援助」 同盟関係28年ぶり復活か(聯合ニュース)

 プーチンとキム・ジョンウンはドライブデートするなど蜜月を演出。



 露朝関係が再構築されたといっても過言ではない。
 ……というか枢軸国的な存在になりつつあるな。

 で、それに対して韓国が反発してウクライナに対する軍事援助を増やそうと画策しているとのニュース。
 もっとも現実的なのは155ミリ砲弾。
 これまで韓国がアメリカに砲弾を輸出して、アメリカがそれで余った分をウクライナに輸出するといった、まるでパチンコの三店方式による輸出を行っていたのですが。
 それを直接、ウクライナに輸出するようになるのではないか、とされています。


 これまで韓国はウクライナに対して支援についていまひとつ積極的とはいえないものに終始してきました。
 特にムン・ジェイン政権時代は「二次制裁の対象になるかも」くらいまで追いこまれてようやく対ロシア制裁に参加するほどに消極的でした。

「ロシアへの独自制裁はしない」と豪語していた韓国政府、アメリカから二次制裁対象国と見なされて「独自制裁します!」「SWIFT排除もします!」と言い出す(楽韓Web過去エントリ)

 戦後のロシア産原油、天然ガスを狙っての行動ではないかとされていました。
 ムン政権はどこに行っても外交では漁夫の利を狙っているような部分がありましたね。

 ユン政権になってからもユン大統領によるウクライナ訪問等はありましたが、そこまで積極的かと問われたらまあ……そこまででもないなぁ、くらいのものでしたね。
 それが北朝鮮との軍事同盟条約で一気に「殺傷能力のある兵器も支援輸出する!」ってなったのはやっぱり逆鱗だったといえるか。
 人によってはK2戦車、K9自走砲の直接支援まで言い出しているってのは隔世の感があります。

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韓国メディア「サムスン電子だけが研究開発費を増やしている」「世界で見たら韓国企業のR&Dは弱小だ。アメリカ、中国、日本はもちろん、台湾よりも弱い」

[社説] R&Dも「サムスン電子錯視」…将来の競争力が低下する可能性があるという警告(韓国経済新聞・朝鮮語)
昨年、国内の大企業が売上減少の渦中にも研究開発(R&D)投資は8.7%増やしたことが分かった。 産業通商資源部と韓国産業技術振興院によると、昨年、R&D上位1000大企業の投資額は72兆5000億ウォンで、歴代最大規模に達した。 全体的に売上高が2.8%減少した中でも、研究と開発投資は惜しまなかったという点が鼓舞的だ。

しかし、内容を見れば、安心できる状況ではない。 何よりもここでも「サムスン電子への偏り」による錯視が憂慮される。 サムスン電子1社の投資額が23兆9000億ウォンで、1000大企業全体投資額の33%を占めた。 2〜10位の大企業のR&D費用を合わせたもの(21兆6000億ウォン)より多いため、R&Dでも三星電子による錯視現象を警戒しなければならない状況だ。 10位圏以外では、大企業の投資金も1兆ウォンに及ばない。 韓国でも公正取引委員会の規制基準によって大企業と規定されているに過ぎず、投資規模で見ればまだグローバル大企業は数えるほどであるのが韓国産業界の現実だ。
(引用ここまで)


 R&Dでサムスン電子が突出していることで、韓国全体の研究開発費が増えているかのように勘違いされてしまっている、とのニュース。
 ハンギョレの日本版でも同じようなニュースがありますね。

世界の研究開発投資上位2500社のうち、韓国はわずか47社(ハンギョレ)
2022年基準で世界の研究開発投資の上位2500企業のうち、韓国企業は47社のみ。米国(827社)、中国(679社)、日本(229社)、ドイツ(113社)はもちろん、台湾(77社)よりも少ない。総投資額も韓国とは大きな差があった。昨年の韓国の上位1000社の研究開発投資額は、2022年基準での中国679社の投資額の約20%、米国827社の投資額の約10%の水準だと産業部は説明した。
(引用ここまで)

 世界的に見ると韓国の研究開発費はかなり少ない。
 それも研究ではなく、工場の新規投資等に偏っているのです。
 これまでは「日本、アメリカの動きをトレースすればいい」くらいのことをやっていたのですが、世界に冠たる大企業になってしまったために「えっと……どうすれば」みたいな動きになっているっていう。


 充電池あたりでそれが顕著に出ているとされています。
 韓国企業はこれまでリチウムイオン充電池に注力してきて、リチウムの確保にも邁進してきたのですが。
 EVの成長率が一気に下落したことで、韓国の電池メーカーが浮き足立ってるとのこと。
 あと中国系が政府援助を受けてえらいことになっているのもありますね。

EV需要低迷に苦しむ韓国の電池メーカー(朝鮮日報)

 一方で日本の充電池メーカーは全固体に研究を注力させすぎていないかって危惧もあったりします。
 パナソニックにしろ、自動車メーカー勢にしろ、いまひとつ旧来型の電池への研究開発投資が少なかったりしています。
 リチウムイオン充電池の性能が上がってきている(ただし充電時間と安全性を除く)ので、全固体電池のデビューを早くしないと競争力が確保できないのではないかともされているほどなのです。

 これまでは「トレンドを見極めてから一気に乗り込めばいい」ってやってきたのですが、中国の台頭がそれを許さない状況にしつつある。
 逆説的にアメリカの対中国経済規制が韓国にはうまいこと盾として働いている部分もあったりします。
 ま、どちらにせよ研究開発費の少なさは韓国メーカーの弱点とはいえますね。

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楽韓さん、本日の動向 - 今年の夏も電力予備率はだいぶきつそうか……

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 東日本の原発稼動ゼロ……。ラピダスもあるんで泊原発の再稼働はよ。
 あとは東電の新潟。

夏の電力、今年は大丈夫? 東日本は余力少なく不安残る(日経新聞)

 予備率4.1%を予想って需要上振れしたらどうするんだ。
 ホントきつい。

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