松下洸平に怒られる阿部サダヲ 『アイ・アム まきもと』特報&ティザービジュアル公開

 阿部サダヲ主演映画『アイ・アム まきもと』の公開日が9月30日に決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

 本作の主人公は、市役所の「おみおくり係」に勤めるちょっと迷惑な男・牧本壮。空気が読めない、人の話を聞かない、誰にも心を開かない。そんな牧本が孤独に亡くなった人を独自のルールに従いおみおくりしていく中、様々な人々と出会い、少し煙たがられながらも彼らの心に変化をもたらしていく。そしてそんな人々とふれ合う中で、牧本自身の無味な人生も彩られていく。牧本の“迷惑”がいつしか“無垢な気持ち”として、周囲と自らに影響を与えていくヒューマンストーリーだ。

 監督を務めるのは、『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』『あやしい彼女』などの映画や、TVドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『獣になれない私たち』(日本テレビ系)などを手がけてきた水田伸生。脚本は、岸田國士戯曲賞受賞の劇作家・倉持裕が担当。共演には、満島ひかり、宇崎竜童、松下洸平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸(我が家)、宮沢りえ、國村隼らが名を連ねた。

 公開されたティザービジュアルは、阿部演じる牧本がこちらを覗くように見ている、水色と黄色を基調とした色鮮やかなデザインに仕上がっている。

映画『アイ・アム まきもと』特報映像

 あわせて公開された特報映像では、“ちょっと迷惑な男”牧本が我が道を行く姿が映し出されている。冒頭、おみおくり係の牧本がゴミだらけの家に突っ込んでいく姿、神代刑事(松下洸平)に怒られ、小野口(坪倉由幸)と争う姿、そして今江みはる(宮沢りえ)が心配そうな表情で牧本を見つめるカットが切り取られている。空気が読めず、人の話を聞かず、なかなか心を開かない牧本。特報の後半では、骨壷に無理やり遺骨を押し込もうとしたり、納骨を先送りにするあまり自分のデスク下に沢山の骨壷を溜め込んでしまったり、牧本の独自ルールに基づいた仕事のせいで、周りの人々が翻弄される様子が映し出される。ラストは、牧本と津森塔子(満島ひかり)の噛み合わないやり取りが描かれ、しつこく年齢を聞く牧本の姿が捉えられている。

■公開情報
『アイ・アム まきもと』
9月30日(金)全国公開
出演:阿部サダヲ、満島ひかり、宇崎竜童、松下洸平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸(我が家)、宮沢りえ、國村隼
監督:水田伸生
脚本:倉持裕
原作:ウルベルト・パゾリーニ “STILL LIFE”
製作総指揮:ウィリアム・アイアトン、中沢敏明
制作:セディックインターナショナル、ドラゴンフライ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
製作:映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
(c)2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会

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