食・グルメ
2022.08.09
京都の老舗酒蔵が手がける「キザクラカッパカントリー」で京都初のクラフトビールを味わう！
「黄桜」は、大正14年(1925) 創業の歴史ある大手酒蔵です。「キザクラカッパカントリー」に入るレストランでは、「黄桜」が積み上げてきた技術やノウハウを使って醸造するクラフトビールが味わえます。敷地内には売店や、酒造りの歴史についての資料を展示する記念館など、さまざまな施設があり、お酒好きにはたまらないスポットになっています。
Summary
みどころ満載！老舗酒蔵による複合施設
京都の老舗酒蔵「黄桜」が手がける「キザクラカッパカントリー」は、ビアレストランや、売店、記念館などがある複合施設です。京阪電鉄中書島駅または伏見桃山駅から徒歩7分の場所に位置し、酒蔵の名が書かれた大きな店頭幕が目印です。
レストランの座席数は全160席を誇り、テーブル席や座敷席のほかに、グループ用の個室席も利用できます。店内では、敷地内の工房で醸造されたできたてのクラフトビールがいただけます。
名水・伏水を使ったクラフトビールを樽生&ボトルで！
「黄桜」は1995年に、清酒の醸造技術と、酒造りに使用される名水・伏水(ふしみず)を活かした、京都で初めてのクラフトビール(地ビール)を醸造しました。ヘッドブルワーを務める宮部さんが目指すのは、「じっくりと舌で味わうクラフトビール」。ひとつひとつの工程に向き合い、クラフトビールの新たな可能性を探求しています。
醸造所を代表する「京都麦酒」シリーズは、どれもクセが少なくスッキリとしているのが特徴。レストランでは、さっぱりとした「ケルシュ」、麦芽の香ばしさが伝わる「アルト」、黄桜の清酒酵母で醸造した「蔵のかほり」の3種を樽生で味わえます。少しずつ試したい人には、120mL×3種の飲み比べセット700円がおすすめです。
クラフトビールファンには、ホップのパンチが効いた「悪魔のビール」シリーズと、ホップや麦本来のうま味にこだわった「LUCKY」シリーズがおすすめ。樽生では、「悪魔のビール」シリーズは赤と黒の2種類、「LUCKY」シリーズはライトボディーの「LUCKY CAT」がいただけます。
樽生以外にも、種類豊富な瓶ビールもぜひ味わってみて。抹茶の香りとホップの苦みが調和した「京都麦味 抹茶」、厳選した丹波産の黒豆を原料にした「丹波の黒豆」は府内外からこれを目当てに訪れるファンも多いのだとか。「京都麦味 抹茶」は、元は海外向けに醸造されたもので、アルコール度数も9%と飲みごたえ抜群の一杯に仕上がっています。
充実のアラカルトメニューも見逃せない
「キザクラカッパカントリー 黄桜酒場」では、クラフトビールのお供にぴったりなこだわりのアラカルトメニューも堪能できます。「黄桜」の清酒醸造の際に生まれる酒粕を使った「酒粕漬けの鶏の唐揚げ」は、やわらかでジューシー。「燻製盛り合わせ」は、クラフトビールの味に負けない芳醇な燻製香が、口の中で広がります。
プリプリの食感とつややかなビジュアルがたまらない「黒豚ソーセージ」も、お店の人気メニューです。黒豚を使用することで、脂の甘みをほのかに感じる、上質な味わいに。料理との組み合わせも意識して醸造されたクラフトビールと合わせれば、最高のペアリングが楽しめますよ。
売店でお気に入りの味をお持ち帰り♪
レストランには、お気に入りの一杯をおみやげとして購入できる売店が隣接しています。クラフトビールはもちろん、「黄桜」が誇る清酒やおつまみも販売されています。
レストランでは提供していない種類も、缶やボトルタイプで手に入ります。デザインがキュートな「LUCKY」シリーズは、ビール好きの友達へのプレゼントにもぴったり。数量限定のレアなクラフトビールや、保冷バッグ付きのセットなど、直営店ならではの豊富な品揃えも魅力です。
購入したクラフトビールは、店前のテラス席で飲めるのもうれしいポイント。青空の下でいただくと、さらにおいしさが引き立ちますよ。
「黄桜記念館」&「河童資料館」も隣接
敷地内では、酒造りの歴史を学べる「黄桜記念館」に加え、「黄桜」のイメージキャラクターである河童をテーマにした「河童資料館」も見学可能。レストランでこだわりの味を満喫したあとは、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
まずは色を眺め、香りを嗅ぎ、口に含んでじっくりと賞味し、料理で新しい表情を発見する。そんな、一杯で何度でも楽しめる極上のクラフトビールをぜひ味わってみてください。
■キザクラカッパカントリー
住所：京都府京都市伏見区塩屋町228
TEL：075-611-9919
営業時間：【レストラン】ランチ11時30分～14時30分(土・日曜、祝日は11時～)、ディナー17時～21時30分、【売店】10～20時、【黄桜記念館、河童資料館】10～16時
定休日：【レストラン】なし、【売店】なし、【黄桜記念館、河童資料館】月曜(祝日の場合は営業)
Text：杞山穂花(Clay)
Photo：能勢太郎(Clay)
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