香川県宇多津町でしたい10のこと!歴史からレジャーまで楽しむおすすめの巡り方
香川県宇多津町には、「四国水族館」をはじめ、瀬戸内海の空を金魚が泳いでいるかのような風景が楽しめるアクアリウム「ソラキン」、フォトジェニックでレトロな街「古街(こまち)」、瀬戸大橋や美しい夕陽の絶景ビューが楽しめる「道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園」など魅力的なスポットがいっぱい!宇多津町に行ったら体験したい、おすすめの10のことをご紹介します。
Summary
香川県宇多津町はこんなまちです。
宇多津町は日本で一番小さな県・香川県で一番小さな町で、瀬戸大橋のたもとに位置する四国の玄関口です。南北4km、東西2kmほどですが、そのなかにギュッと魅力が凝縮されています!JR宇多津駅周辺から瀬戸内臨海に広がる「新都市エリア」には、水族館や展望タワーといったレジャースポットや大型ショッピングモールがあって、とっても都会的。
また、町役場よりも南側には、社寺や町家が点在する「古街」とよばれるノスタルジックな街並みがあります。時間を遡ったような懐かしい暮らしと時間に触れることができる、宇多津おすすめの歴史ゾーンです。
宇多津はレジャーから歴史散策まで、多彩な趣の観光をコンパクトに巡ることができるまちです。
宇多津町でしたい10のこと
01.水族館で「映える」魚たちをみたい!【四国水族館】
臨海エリアで人気を集めているのは、2020年にオープンした「四国水族館」。新しいアクアリウムということもあり、近代的でアーティスティックな造りや空間が魅力です。瀬戸内海や太平洋、四万十川など四国にまつわるメジャーな海川の水景を、趣向を凝らした水槽や照明で展示しています。
水槽は海上の光を感じさせる幻想的なデザインで、SNSにアップしたくなるような映える撮影スポットも多数あります。写真は、鳴門海峡の渦潮の海中を再現する「渦潮の景」という水槽。水中観覧船から海を覗きみるような体験ができます。
ほかにも、水量650㎥という四国最大サイズの水槽がある太平洋ゾーンや、ペンギンやアシカがいる水遊ゾーンなどでさまざまな海の生き物に出合うことができます。
2階の「海豚(いるか)プール」で1日3回実施されている「イルカプレイングタイム」も大人気!愛らしいマダライルカたちとトレーナーさんの息がぴったりのたくさんの技を見ることができます。瀬戸内海を背景に大きくジャンプする姿は必見!ダイナミックで迫力満点です。
■四国水族館(しこくすいぞくかん)
住所:宇多津町浜一番丁4 うたづ臨海公園内
TEL:0877-49-4590
時間:9~18時(最終入館は閉館30分前まで。GWや夏休みは要問合せ)
料金:入館大人(高校生、16歳以上)2400円、小・中学生1300円、幼児(3歳以上)600円、3歳未満無料
定休日:無休(冬期にメンテナンス休館あり)
02.空を泳ぐ金魚たちの写真をパシャリ!【ゴールドタワー】
宇多津臨海エリアのシンボルといえば展望台の「ゴールドタワー」です。高さが158mあり、外壁にあたる約7000枚のハーフミラーに宇多津の空を映します。1階がエントランスで、ショップやプレイパークを併設、2階と上層部の天空3~5階は「天空のアクアリウム ソラキン」とよばれる展望アクアリウムです。
「天空のアクアリウム ソラキン」は、アクアリストチーム「UWS ENTERTAINMENT」と、光を駆使するアート集団「MIRRORBOWLER」がタッグを組んでプロデュース。万華鏡をイメージした幾何学的な水槽に1000匹以上の金魚を展示する「天空の煌めき(宇宙)」ゾーンはとてもファンタジック!
窓のいくつかは水槽になっていて、外に広がる海景色を背景に金魚が空を舞うように泳いでいます。方角によって瀬戸大橋や宇多津の街並みなど、いろいろなシチュエーションで金魚が泳ぐ姿の撮影ができます。
本館1階と別館2棟を使った広大なスペースに、バラエティ豊かな遊びを集めた「プレイパーク」も家族に人気です。安全に配慮した多彩な遊具でのびのびと遊べるスポットです。
■ゴールドタワー(ごーるどたわー)
住所:宇多津町浜一番丁8-1
TEL:0877-49-7070
時間:10~18時(天空のアクアリウム ソラキン、ショップ、ゲームコーナーは土・日曜、祝日〜22時)
料金:天空のアクアリウム ソラキン入場1500円(1歳~小学生1000円)、プレイパ―ク入場1000円(1歳~小学生1500円)
定休日:無休
駐車場:300台(1回600円)
03.宇多津の塩田で塩田体験【道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園】
瀬戸内海に面した道の駅は、瀬戸大橋を望む絶景とロマンチックな夕景が楽しめる、地元カップルも通う人気スポット。国内に約140箇所設置されている「恋人の聖地」にも認定されています。松などが植えられ緑も多い海岸沿いに遊歩道が整備され、ゆったりと海辺散策を楽しめます。
駅内には、まちの特産品「宇多津入浜式の塩」を製造する唯一の塩田があります。江戸時代初期から約50年前まで存在していた塩田を復元したもので、技を引き継ぐ職人たちが塩づくりに励む姿を見学することができます。予約制で、塩づくりの一部の工程を体験できるプログラムも実施しています。
■塩田体験~宇多津入浜式の塩~
TEL:0877-49-0860 (うたづ海ホタル)※1週間前までの要予約
定休日:月曜
料金:5人以内の1グループ1500円(1人増えるごとにプラス200円)
所要時間:約1時間30分(13時30分~15時)
※小学4年生未満不可
■道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園(みちのえき こいびとのせいち うたづりんかいこうえん)
住所:宇多津町浜一番丁4
TEL:0877-49-0860 (うたづ海ホタル)
時間・定休日・料金:散策自由
04.塩や古代米など、宇多津の特産みやげをゲット!【うたづ海ホタル】
道の駅のなかにあるメイン施設「うたづ海ホタル」には、休憩スペース、カフェ、塩田の資料展示ブース、特産品のみやげコーナーなどが入っています。ゆったり休憩しながらショッピングを楽しめる場所です。
海水を砂にかけて煮詰める入浜式製法を復元した塩田で作る塩が名物みやげ。しょっぱすぎずコクがあり、風味も抜群でミネラル豊富。塩を使ったぽん酢やお菓子も人気。
宇多津の山間部で栽培されている古代米は、アントシアニン(ポリフェノールの一種)などを含んでいて、栄養価も高い人気の一品。古代米10%を練り込んだ古代米讃岐うどんのほか、せんべいなどの加工品もあります。
■うたづ海ホタル(うたづうみほたる)
住所:宇多津町浜一番丁4
TEL:0877-49-0860
時間:9~21時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
05.大人気の名店でさぬきうどんランチ【本格手打うどん おか泉】
香川に上陸したならやっぱり味わいたいのが本場さぬきうどん。宇多津町にもうどんブームを牽引してきた名店が点在し、うどん巡りが楽しめるほど充実しています。そんななかで、おすすめの店が1992年から愛され続けている「本格手打うどん おか泉」です。平日でも行列を作ることがしばしば。
一番人気のメニューは、大ぶりのエビ天が2尾のる、インパクト大の「ひや天おろし」です。季節により塩加減などをコンロトールして打つこだわりの手打ちうどんを水で締め、ぶっかけだしをかけて食べるぶっかけスタイル。みずみずしいうどんは小麦の風味豊かで弾力があり、のどごしもなめらかで絶品です!
■本格手打うどん おか泉(ほんかくてうちうどん おかせん)
住所:宇多津町浜八番丁129-10
TEL:0877-49-4422
営業時間:11~19時LO
定休日:月・火曜(祝日の場合は営業)
06.フォトジェニックなレトロエリアを散策【古街】
かつて海運の要所として栄えた歴史を持つ旧市街「古街」へ。
7世紀後半にあった「鵜足津(うたづ)」という自然港が発展し、室町時代に四国を代表する港になりました。江戸時代に完成した地割が今も残り、昭和初期までに建てられた町家を見て回ることができます。写真の「倉の館 三角邸」は肥料商を営んでいた豪商・堺氏の別邸で、ステンドグラスがはめられた洋風の三角塔がフォトジェニックな名物スポットです。
まちが栄えたことから多くの寺社が創建された場所で、今でも1社9寺が古街内に点在しています。それぞれ趣が異なり、社寺巡りをするのもおすすめです。いぶし煉瓦で舗装された風情のある道が敷かれているのも宇多津散策の醍醐味。
古街には、古民家をリノベーションした一棟貸しの宿もあります。「古街の家」は、町家の『臨水〈りんすい〉』と、外観は洋館スタイルの『背山〈せざん〉』の2棟で構成。古民家再生のエキスパートとして知られる東洋文化研究家であるアレックス・カー氏の監修で改修されました。伝統的な建築意匠とモダンな家具・設備が融合した空間は広くて快適。古街に流れる時間をたっぷり感じながらゆったり過ごすことができます。連泊をして暮らすように滞在するのもおすすめです。
古街は歩いても巡ることができますが、すみずみまで堪能するならレンタサイクルの利用もおすすめ!臨海エリアも含め、宇多津をまるごと楽しむ1日を過ごせます。
■古街の家(こまちのいえ)
住所:宇多津町2126-1
TEL:0877-85-6941(9~18時)
チェックイン:15時~
チェックアウト:~10時
料金:4人利用時1人9000円ほか
■〈レンタサイクル〉ホテルアネシス瀬戸大橋(れんたさいくる ほてるあねしすせとおおはし)
住所:宇多津町浜六番丁81-1
TEL:0877-49-2311
時間:7~21時(受付~20時)
定休日:無休
料金:午前コース(7~15時)500円、午後コース(13~21時)500円、夕方コース(17~21時)300円、1日コース(7~21時)1000円
07.坐禅会で心も体もデトックス【南隆寺】
さまざまな寺が点在する古街で、中国風の竜宮門が目を引くこちらの「南隆寺」は、1461(寛正2)年創建の曹洞宗の寺院。僧形文殊菩薩を祀る坐禅堂では、毎週日曜日に坐禅会を開催しています。
宗派を問わず、誰でも参加できる坐禅会ですので、気軽に参加できます。集合は5時40分。早朝の古街の澄んだ空気を感じながら自分と向き合いましょう。参加費は無料、事前の電話連絡が必要です。
■南隆寺(なんりゅうじ)
住所:宇多津町1437
TEL:0877-49-0686
08.ロマンチックな恋人の聖地を歩きたい【令和相聞歌】
うたづ臨海公園・聖通寺山展望台が「恋人の聖地」に認定されている宇多津では、万葉の時代に恋を詠み合った「相聞歌」にならった恋の歌のコンテストを毎年開催しています。現代らしくメールスタイルの表現方法で、恋の歌を一般募集。優秀な作品には賞が贈られ、なんと最優秀賞に選ばれると臨海エリアの「桜通り」「けやき通り」沿いに歌を彫った歌碑が設置されます!
文字数や文体の異なる、自由に歌われた相聞歌は、くすりと笑えるものから情景が浮かぶロマンチックなものまでさまざま。たくさんの恋の物語に共感しながらさんぽを楽しむことができます。宇多津にしかないユニークな取り組みです。
町外、県外の人も参加できるのでぜひ応募してみてはいかがでしょう?自分の歌碑が残ると思うとワクワクしませんか?期間や応募要項は公式WEBサイトでチェック!
09.瀬戸大橋を見渡す宇多津のパノラマ絶景を体感!【青の山山頂展望台】
宇多津には、青の山と聖通寺山の2つの小山があり、どちらも頂上付近に展望台が設置されています。共に、頂上付近まで車で登ることができるので、地元の人のリフレッシュスポットとしても人気。宇多津の街と瀬戸内海、瀬戸大橋を見渡すパノラマを堪能することができます。
まちの南側にそびえる写真の青の山は標高224m。頂上に「青の山山頂展望台」があります。
山頂駐車場から徒歩5分ほどで展望デッキに到着。ゴールドタワーが立つ臨海エリア、瀬戸大橋、瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島まで見渡せる爽快な景色に出合えます。
デッキ周辺には芝生の広場やアスレチックもあるので、小さな子ども連れのファミリーにもおすすめです。3~4月はお花見も楽しめます。
「青の山山頂展望台」から鉄道を走る電車を追いかけていると高架が巨大な三角形を作っている場所があります。JR瀬戸大橋線・予讃線の宇多津~児島間、児島~坂出間、宇多津~坂出間の3つの線路で構成され、「デルタ線」とよばれています。全国的にも珍しいスポットで、鉄道ファンの間では有名だそう。
■青の山山頂展望台(あおのやまさんちょうてんぼうだい)
住所:宇多津町青の山山頂
TEL:0877-49-8009(宇多津町まちづくり課)
時間・定休日・料金:入場自由
10.宇多津の季節の風物詩を満喫したい【うたづの町家とおひなさん、宇多津秋祭り】
小さなまち・宇多津にも四季を感じさせるさまざまな風物詩があります。
古街エリアを中心に、数十軒もの民家や商店の軒先にさまざまなひな人形が飾られる雛祭りのイベントが、2日間にわたって開催されます。昭和初期の婚礼のお披露目行列を再現する「うたづの嫁入り福あるき」のほか、地元特産品の販売やグルメの屋台、さまざまな催しが実施されます。
10月下旬、宇多津が1年で一番熱くなるのが「宇多津秋祭り」の3日間。古街の宇夫階神社の例祭と塩竃神社の例祭を併せた秋祭りで天下泰平と五穀豊穣を祈ります。赤と黒の布団を重ねた数十台の「太鼓台」運行が見もの。練りゆく姿は迫力満点で、活気ある掛け声と太鼓の音が古街に響き渡ります。
〈宇多津の主なイベント・祭り〉
1月初旬 宇多津入浜式復元塩田 初釜神事 @道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園/復元塩田/釜屋
3月初週の土・日曜 うたづの町家とおひなさん @古街エリア
7月下旬の土・日曜 UTAZU ALOHA NIGHT @道の駅 恋人の聖地 うたづ臨海公園
10月下旬の3日間 宇多津秋祭り @宇夫階神社
11月初週の土・日曜 宇多津秋の大収穫祭 @宇多津新都市エリア
宇多津町へのアクセス
瀬戸大橋経由の四国の玄関口で、高速ICも近く、鉄道も充実している宇多津はさまざまな方法でアクセス可能です。東京からなら高松空港からリムジンバスも運行。
■東京から
飛行機とバスで➡
羽田・成田空港から約1時間20~40分で高松空港へ。JR宇多津駅までリムジンバスで約1時間。
■広島・岡山方面から
車で➡
早島ICから瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)で約40分、坂出北ICを降りてすぐ。
電車で➡
JR広島駅から新幹線で約50分、岡山駅でJR特急南風または特急しおかぜに乗車、JR宇多津駅まで約35分。
■神戸・大阪方面から
車で➡
垂水ICから神戸淡路鳴門自動車道・高松自動車道で約2時間、坂出ICを降りて約10分。
電車で➡
JR新大阪駅から新幹線で約50分、岡山駅でJR特急南風または特急しおかぜに乗車、JR宇多津駅まで約35分。
宇多津は香川県の中心にあり、県内はもちろん四国周遊旅の起点にもおすすめです。歴史とレジャー目白押しの宇多津をたっぷり1日満喫してください!
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