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【京都】2024年6月オープン! グローバルにお茶をキュレーションするブティック「POUYUENJI KYOTO」でスペシャルなお茶体験

【京都】2024年6月オープン! グローバルにお茶をキュレーションするブティック「POUYUENJI KYOTO」でスペシャルなお茶体験

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グローバルにお茶の世界をキュレーションするブランド「POUYUENJI(ぽうえんじ)」が、初のお茶ブティックを京都にオープン。特別な空間で、貴重なプーアル茶をはじめとしたお茶とお菓子を丁寧にサーブしていただけます。「八坂庚申堂」や法観寺「八坂の塔」の目と鼻の先という立地も魅力! 贅沢なお茶時間をたっぷり堪能してきました。

Summary

八坂庚申堂や八坂の塔のすぐそば!

「POUYUENJI KYOTO」があるのは、カラフルなくくり猿で有名な「八坂庚申堂」や、美しく立派な「八坂の塔」のすぐ近く。京都らしい街並みに溶け込むように立つ、京町家です。

ゼネラルマネージャーである蔡明倫(みん つぁい)氏は、台湾にて世界的な靴メーカーの創設者であり、茶のコレクターである父・蔡其建(ちーちぇん つぁい)とともに「POUYUENJI」を2019年に立ち上げ、台湾ではレストランや宿泊施設を展開。ブランド初となるブティックをこの場所にオープンさせました。

こちらでいただけるのは、世界中から厳選した貴重なお茶の数々。ビンテージからオリジナルの茶葉まで、多彩なラインナップでもてなします。同じ農園でも栽培時期によって味が変わるそうで、メニューにはまるでワインのように茶葉の収穫年も記載。すみずみからお茶への飽くなき追求が感じられます。

一方で、単に“お茶を提供する”だけの飲食店ではないのが、「POUYUENJI KYOTO」の特徴です。“茶を軸としたあらゆるインスピレーションの体験”をテーマに、ティーマスターとよばれるお茶の専門家の無駄のない所作や、ティールームから眺められる美しい日本庭園、お茶ごとにセレクトされる器など五感を通してお茶の文化にふれられ、訪れる人の感性を刺激します。

まずはギャラリースペースでお茶の魅力にふれる

入ってすぐ、天井が高く開放感たっぷりのギャラリースペースが広がります。外観は格子の扉を配した京町家らしいたたずまいですが、中に入ると京都の職人の技が隅々に宿る洗練されたインテリアに。大きな丸テーブルの上には、豊かな植物のアレンジや貴重な茶器のコレクション、壁面には白を基調としたパッケージが配置された美しい空間です。

ギャラリーや通路に世界各地から集めた茶器のコレクションが並ぶほか、セレクトされた茶葉や急須など購入できるアイテムもずらり。

味や香りも格別で、パッケージもとても美しい茶葉は、自分へのご褒美や大切な人へのギフトにぴったりです。

また、「POUYUENJI KYOTO」の特徴のひとつでもあるティーチャンバー(お茶を入れる場所)も、ギャラリーのみどころのひとつ。美しく整えられたこの場所にティーマスターが立ち、無駄のない動きでお茶を一煎一煎入れていきます。

ティーマスターは、自社でしっかり訓練を受けた人物が担います。使う道具、茶葉を入れるタイミング、蒸らし時間を待つ様子などひとつひとつがとても洗練されていて、まるでアートを鑑賞しているかのような感覚に。

ティールームでお茶とお菓子のペアリングを堪能

メニューは基本的にお茶のみで、選んだお茶と相性のよいお菓子が付きます。お茶は2024年10月時点でプーアル茶、岩茶、烏龍茶を取り合わせた計8種類がラインナップ。価格は4200円~で、1種類のお茶につき三煎まで楽しめます。取材時は台湾茶・中国茶が中心でしたが、今後は日本茶などもラインナップに加わる予定とのこと!

岸壁で生育するという貴重なお茶、岩茶(がんちゃ)の「肉桂2023」7200円は、シナモンのようなこっくりとした香りとキャラメルの香ばしさに加え、フローラルの香りが華やかな余韻を残します。

しっかりとした味わいのお茶なので、同じく豆やよもぎの豊かな風味が楽しめるお菓子とペアリング。この日は、京都を拠点に活動する実店舗を持たない創作和菓子店「御菓子丸」の「苔筵(こけむしろ)」という和菓子がいただけました。

こちらは「元紀熟プーアル茶2012」4200円。かなり濃い色味が特徴で、黒糖のようなまろやかな甘みや、ナツメのような香りが楽しめます。隣に添えられた菊の花は三煎目を淹れる際に加えることで、香りの変化も演出。

お菓子は京都の老舗和菓子店「俵屋吉富」の琥珀糖で、濃い色が黒糖、淡い色がはちみつ味に。「元紀熟プーアル茶2012」のために作られた、ここでしか味わえないフレーバーです。

さまざまな文化がミックスした空間や、目の前の美しい庭、美しいBGM。香りと味が広がる豊かなお茶とお菓子をゆっくりいただいていると、ここが京都の有名観光スポットだということを忘れてしまいます。

せっかくの京都観光、少し背伸びをしてでも行く価値あり。お茶とお菓子と空間が織り成す素敵なおもてなし体験を、ぜひ。※ティールームは予約優先制

■POUYUENJI KYOTO(ぽうえんじ きょうと)
住所:京都府京都市東山区八坂通下河原東入八坂上町374
TEL:なし
営業時間:10~18時(16時LO)
定休日:月・火曜
※ティールーム予約は公式サイトから


Text&Photo:木村桂子(ウエストプラン)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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