バジリスク絆の高設定は15G高確落としで対策を!
「てめえ!バカ野郎!!」
「な・・!?
いきなりどうされました?クロロエリア長」
「どうもこうもあるか!!
このデータはいったいどうなってんだ!」
声を荒らげながらクロロエリア長は帳票を机に叩きつけた。
種別データ(期間 12/1~12/15) | |||||
---|---|---|---|---|---|
機種名 | 台数 | アウト | セーフ | 出率 | 台粗 |
バジ絆 | 12 | 14545 | 14725 | 101.2% | -3600 |
バジ3 | 4 | 12410 | 12211 | 98.4% | 3980 |
まどマギ | 4 | 11024 | 10878 | 98.7% | 2920 |
まどマギ2 | 4 | 11546 | 11233 | 97.3% | 6260 |
ゴッド凱旋 | 8 | 10154 | 10011 | 98.6% | 2860 |
ハーデス | 8 | 9864 | 9308 | 94.4% | 11120 |
マイジャグ3 | 12 | 10210 | 10115 | 99.1% | 1900 |
ホウオウ | 6 | 8644 | 8456 | 97.8% | 3760 |
「月の折り返し地点だというのにメイン機種の絆が赤字になっているじゃないか!」
「げっ!・・も・・申し訳ありませぬ!
(このバカ。帳票をロクに見てねえと思っていたのだが、まさかこんなところをツッコまれるとは‥)」
クロロは続けて話す。
「絆はいくら薄利で営業したとしても最終的には台粗4500円は取ってもらわないと困る!
今、マイナス3600円ってことは、残りの期間で8100円取らないとならないんだぞ。
それがどれだけ難しいことかお前はわかっているよな!?」
ゴトーは怯えるように言葉を返す。
「申し訳ありませぬ。
特に12月は上旬から中旬に掛けて、ユーザーの財布の紐が硬い状態にありまする。
その為に、通常営業から設定を甘めに使っておりました」
呆れた顔でクロロは言葉を返す。
「まったく・・。
12月後半の営業はどうするつもりだ?」
「はい。
通常営業日の絆は基本オールピンで営業いたします。
そして、年末の旧イベント日とリニューアル初日に関しては、オール2で誤魔化しまする」
「てめえ!バカ野郎!!」
「な・・!?
どうされました?クロロエリア長」
「今まで旧イベント日には毎回絆に2~3台で4~6を入れてきただろが!
ここでガセったら今までの努力が水の泡になるぞ!」
話をまとめると、旧イベント日に毎回絆に高設定を投入し続けた結果、12月中旬時点で絆の台粗がマイナスになってしまっていたわけである。
それに対して、店長のゴトーは旧イベント日にオール2で流す提案をしたのであるが、クロロはそれはダメだという。
となると、赤字は膨らむばかりである。
つまり、クロロは
①絆で利益を取れ!
②旧イベ日にはちゃんと456を入れろ
といったように相反する注文をゴトーに要求しているわけである。
となると、ゴトーもたまったものではない。
そこでクロロに以下のように反論した。
「クロロエリア長。
絆で利益を取れ。旧イベ日にはしっかりと設定を入れろ。では矛盾しておりまする。
利益を取るのであれば、旧イベ日に高設定を入れるのはやはりキツイと思いまする」
しかし、それに対してクロロは反論する
「てめえ!バカ野郎!!」
「な・・!?
どうされました?クロロエリア長」
「高設定を使った上で、少しでも出率を抑えることを考えろバカ者が!」
やはり、クロロエリア長には高設定を入れながらも赤字を最小限に抑えるという名案があったようだ。
そこは流石は青森大学出身のエリートである。
クロロはその名案をゴトーに話した。
バジリスク絆の高確落とし
バジリスク絆 設定変更後の高確移行率 | |
---|---|
高確率15G | 62.4% |
高確率35G | 20.8% |
高確率55G | 5.2% |
高確率無限 | 0.5% |
超高確率15G | 9.4% |
超高確率25G | 1.0% |
超高確率35G | 0.5% |
超高確率無限 | 0.1% |
「よいかゴトー。
絆では設定変更後の29.4%で高確移行抽選が行われ、その振り分けは上記の表の通りになっておる。
つまりは、高確移行振り分けに当選したとしても、ほとんどが高確率15Gが選択されるってわけだ」
「なるほど・・」
ゴトーは唾を飲み込み、身を乗り出してクロロの話を聞く。
「だから、設定変更後は必ず15G回して高確チェックをするんだ。
それによって、朝一の千円で高確中にBCを引いて、そこから爆裂するという事故を防げる。
特に高設定に打ち替えた場合には、それが命取りになるからな」
「それは名案でございますな・・。
しかし、クロロエリア長。
15G回すとなると485Gで天井に到達してしまいまする。
そうなると高確落としをしていることがバレるというリスクがありまする」
「てめえ!バカ野郎!!」
「な・・!?
どうされました?クロロエリア長」
「その場合は回した分だけペナればいいだろ!
手順としては最初に8Gペナって、その後7G回す感じだ。
これで天井ゲーム数は帳尻が合わせられる」
「なるほど・・。流石はクロロエリア長でございますな」
ゴトーは心底クロロエリア長に陶酔していた。
やはり、抜くことに掛けては、おそらく業界一の思考を持っている人物だ。
クロロは続けて話す。
「ああ、あとあれだ。
ここんところ毎日、チェリーくんとhigeって奴が、朝一だけ来店して絆のリセット狙いやってるだろ」
「はい。
あのエナニートでございますか。
確かに来ておりまする」
「その対策にもなるから、旧イベ日に関わらず、絆の15G高確落としは毎日やるんだ。
わかったな!?」
「はっ!
かしこまりました」
かくして翌日から設定変更後の絆は7Gペナって8G回すことが連日繰り返された。
しかしながら、ユニバ系のペナルティにおいては1Gのペナで2G以上天井が引き伸ばされるケースもあるので、510Gでおは天といったような状況が、続出してしまうのであった。
それによって、クロロエリア長が管轄しゴトー店長が経営するグリードアイランド2号店は悪い噂が立ってしまい、一般ユーザーも寄り付かなくなってしまうのだった。
- ▼バジリスク3の設定配分と今後のバジ絆の営業の変化
- ▼こんなバジリスクの演出は嫌だ~!
- ▼結局バジリスク絆の認定は通るのか?その後の展開などを予測
- ▼バジリスク絆で設定6を4日連続据え置いた話
- ▼バジリスクから学ぶ世間体や伝統の正体
マジで15G高確落としするホールにはお気をつけください。
知り合いの数店舗がすでにやってますんで。