北朝鮮ミサイルと憲法第9条
朝北高校のマジタニは数々の武勇伝を誇る番長であり、舎弟からの信頼は厚かった。
そして、舎弟達はマジタニ番長に以下のような言葉を投げかけた。
「マジタニ番長。
最近、隣町で一目置かれている不良がいるんでやんすが、ぶっ飛ばしてくれませんでしょうか?」
マジタニは即答で答えた。
「何だと!誰だそいつは?
俺がぶっ飛ばしてやる。どこのもんだ?」
「そいつがですねえ・・。
実はこれが奴の写真なんすよ」
舎弟はマジタニに写真を見せた。
写真を見たマジタニは思わず声に出して叫んだ。
「ゲッ!こいつはサンダース校のクロロじゃねえか」
舎弟は声を掛ける。
「マジタニ番長なにか問題があるんすか?」
マジタニは一息ついて返答する。
「いや、問題があるわけじゃあねんだけどよ。
実は、つい先日、サンダース校周辺の地域で喧嘩しちまってよ。
サンダース校のチンピラを3人ほどブチのめしちまったんだ。
で、それが警察沙汰になっちまったようで、その街に行くのはリスクがあるんだよ」
舎弟は答える。
「なるほど。流石は番長。
たった一人で3人ブチのめすとは、流石でやんすねえ」
その声を聞いたマジタニ番長は満更でもない様子だったが、舎弟の中の一人が次のように話した。
「でも、いつもマジタニ番長は俺らのいないところで喧嘩してるから、一度いっしょに現場で番長の勇姿を見てみたいっす」
その発言に対して、マジタニはどういうことかと聞き返すと、舎弟は話を続けた。
「やっぱ、俺らは喧嘩が強くなりてえわけですから、マジタニ番長こそが神だと思ってるんすよ。
マジタニ番長は世界・・いや宇宙一強いんじゃないかと、武勇伝を聞く限りでは思うわけでやんすよ。
もし、隣町に行くことに警察絡みのリスクがあるようでしたら、俺らがサンダース校のクロロをおびき寄せますんで、マジタニ番長のタイマンをぜひ見てみたいっす」
「いや・・だけど、お前よう・・あれだ」
マジタニ番長はその返答に困惑してしまったようだった。
舎弟たちはその様子を見て、若干不信を抱き始める、マジタニ番長は実はビビってるんじゃないかと。
しかし、その後マジタニ番長はグッドアイデアが浮かんだかの如く、話しはじめた。
「そういえばよう。
大洗高校のコルトピって野郎が俺は気に入らなかったんだ。
大洗高校ならS市にあるから、警察のやっかみはない。すぐに行けるぜ」
「コルトピですかあ~」 (舎弟一同)
マジタニのアイデアに対して、舎弟たちは何とも腑に落ちなかった。
というのもコルトピという男は、大洗高校の番長でありながらも無抵抗主義の平和主義者であり、けっして他人を傷つけることができない男だったのだ。
コルトピ
所属:大洗高校
尊敬する人:ガンジー、キング牧師
必殺技:神の左手悪魔の右手
好きなパチスロ台:
ルパン三世~ルパン一族の秘宝~(平和)
トップをねらえ2!(平和)
コルトピが大洗高校の番長という座に着いているのは、彼に喧嘩の才能があるからに他ならない。
特に彼の「神の左手悪魔の右手」という必殺技においては、湾台高校やピンフィリ高校の番長が一瞬でブチのめされることとなり、彼は一時期、東圏内のエリアを掌握したことがあった。
しかし、その後サンダース校のクロロ番長に一瞬のうちにブチのめされて、二度と俺に刃向かうな、そして人を傷つけることがないようにと、クロロ番長に洗脳されることとなった。
そのクロロ番長が洗脳する時に仕様したものこそが
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムであった。
コルトピは元々は喧嘩大好きの荒くれ者だったが、クロロ番長に大敗北を喫した後の、当プログラムによるマインドコントロールによって、喧嘩をすることができない人間になってしまったのである。
そして、朝北高校のマジタニ番長は実はハッタリだけの喧嘩が弱い番長であったのだが、どこかの番長に喧嘩をふっかけるような男気を見せないと、舎弟から「こいつ本当に強いのか」と疑念を抱かれる立場にあった。
その為、サンダース校のクロロに喧嘩をふっかけてしまうと瞬殺されてしまうので、実はかなりの喧嘩の強さのポテンシャルを持ちながらもクロロの行ったウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムによって、喧嘩ができない状態になっているコルトピに喧嘩をふっかけてその勇姿を舎弟に見せようと思ったわけである。
「わかりやした。マジタニ番長。
コルトピをブチのめすところがみたいでやんす」
舎弟一同がそのように答えると、翌日マジタニは舎弟を連れて大洗高校に向かった。
その後、舎弟が下校途中のコルトピに声を掛けて空き地に誘い出すと、マジタニ番長との喧嘩が始まったのである。
前述したように、コルトピは無抵抗主義であるがゆえ、マジタニから攻撃を食らっても一切反撃することはなかった。
結果、コルトピは敗北した。
「どうでえ。俺は世界最強だろ?」
北朝鮮ミサイルと憲法第9条
8月29日に北朝鮮から発射されたミサイルが、日本の上空を通過し襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。
ミサイル発射に関しては、色々と取り沙汰されてるけど今回はちょっと違う。
最初はグアム周辺に発射しようとしたんだけど、流石にそれはアメリカを怒らせるからヤバいとなって、日本なら何もねえしって感覚で日本周辺に落下させることにした。
北朝鮮では民衆が軍国主義で洗脳されているように、日本でもウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムによる罪悪史観や平和主義で洗脳されているから、どちらの民衆も五十歩百歩といえる。
安倍首相は「今後も断じて講義する」としか言わない。
そして、今後も森友学園だのそういった類のどうでもいい話題にばかり国会で時間を掛けて議論するのだろう。
日本には憲法第九条により、他国の軍事施設を叩く能力がないから、そりゃあ日本にはいくらミサイルを打ち込んでもかまねえとなるし、領海侵犯や領空侵犯もするようになる。
しかし今回のように、グアムにミサイルを飛ばすとアメリカから反撃されてヤバいから、反撃されない日本にミサイルを飛ばせとなったことを考えると、平和主義という名の無抵抗主義自体が戦争の火種になるということがわかる。
憲法第九条を改正して戦争できる国にした方がいいんじゃないかね。
そうしないと今後もますます危険な目になっていくと思われるよ。
おそらく、今後以下のような出来事が起こった時に、どのレベルになれば憲法第九条を改正しようとするのかね?
宜しければアンケートにお答えください。