BBオフミーの取材イベントは信頼できるのか?
「てめえ!バカ野郎!!」
「な・・!?
いきなりどうされました?クロロエリア長」
「どうもこうもあるか!
近隣にマルハン新厚木店が オープンしてからというもの、スロットの稼働率がガタ落ちになっているじゃないか!」
クロロエリア長は、興奮気味にそのような言葉を吐き捨てると、パチンコ玉三郎系列(現MID JAPANグループ代表取締役社長)の三井慶満氏を彷彿とさせるリアクションでテーブルに置いてあった灰皿をぶちまけた。
グランドオープンラッシュによる影響
「むむむ・・。申し訳ありませぬ。
クロロエリア長」
店長であるゴトーの経営するグリードアイランド相模原店は、クロロエリア長管轄のパチンコ店であり、2017年8月10日にグランドオープンしたマルハン新厚木店の影響をモロに食らっていた。
そのオープン日を境に、7のつく日と週末の稼働が弱り始め、平均で10%ほど稼働率を下げてしまっていたのである。
・・というか、神奈川エリアにおいては、8月はグランドオープンラッシュだった。
以下のような形で、新規出店ラッシュとなり、グリードアイランド相模原店は大打撃を受けていたのである。
キコーナ溝の口店 (8月9日オープン)
キコーナ東海大前店(8月10日オープン)
パールショップともえ大和560(8月11日オープン)
パールショップともえ平塚606(8月11日オープン)
「ちっくしょお!!」
クロロはそうわめくと、テーブルの上にあったライターを窓ガラスに向かって投げつけた・・と思いきや手元が狂ってゴトーの額に直撃したのである。
「・・・・・・(こ・こいつ)」
ゴトーの腸は煮えくり返っていた。
もちろん、ライターをぶつけられたことに対する怒りもそうだが、グリードアイランド相模原店の稼働低下に関しては近隣のグランドオープンラッシュと同時にある痛恨の失敗が影響していたのだ。
そして、その失敗とはクロロエリア長の指示により盆前に行った大幅な新台入替だった。
実はグリードアイランド相模原店はその新台入替に失敗して稼働率を大きく低下させ、お盆期間の稼働と利益を取りこぼしてしまったのである。
ちなみに、その時の新台入替の内容は以下の通りである。
なんとユニバ系の人気機種を減台して、萌えスロを増台するという暴挙に出たのである!
ゴトーは反対したのだが、「繁忙期にライトユーザーを取り込む為の最善の方法」と力説したクロロエリア長は入替を強行し、結果一瞬にして客を飛ばすこととなった。
ゴトーの名案
以上のような経緯もあって、大きく稼働を落としてしまったグリードアイランド相模原店であるが、この失敗をクロロエリア長の判断ミスと言おうものなら、すぐさまクロロエリア長の特殊能力である密室遊魚(インドアフィッシュ)の餌食になる恐れがあるので、その件については口が避けてもツッコミを入れることができなかった。
過去の失敗はどうしようもない。今後どうするのかが重要なのだ。
以前の盛況な稼働を取り戻すために、どうするのかをゴトーは必死に考えた。
「クロロエリア長。BBオフ会を開催してみてはいかがでござりましょうか?」
ゴトーがそう口を開くとクロロはすぐさま反応を示した。
「BBオフ会だと?
ああ、あれか、先月行ってきたがギャルが沢山いて目の保養になったぞ。
それをパチ屋で開催して集客になるのか?」
ゴトーは答える。
「BBオフ会はかの有名な
スロパチステーション
でちゃう
に負けずとも劣らない超激熱爆裂出玉イベントでござりまする」
クロロは首を傾げて話す。
「えっ?
BBオフ会がスロパチステーションやでちゃうと何の関係があるんだ?」
そうクロロエリア長はBBオフ会を以下のものと勘違いしていたのである。
BBオフ会
その後の会話で、BBオフ会の誤解が解けたのだが、クロロエリア長はあまり乗り気ではなかった。
「何十万も払ったあげく、当日は設定入れて赤字にしなきゃならねえんだろ。
ホール側としてそんなものをやるメリットはねえだろうが」
しかし、ゴトーはBBオフ会には多大なるメリットがあると確信していた。
例えば、BBオフ会をホールの旧イベント日と絡めて開催することによって、一度でも旧イベント日が大盛況になれば、その後の旧イベント日の集客にも繋がると感じていたのである。
「クロロエリア長。BBオフ会をグリードアイランド相模原店の旧イベント日である“9のつく日”に絡めて開催しましょう。
そうすれば旧イベント日が再び盛況になるきっかけとなりましょうぞ」
以上のように力説したのだが、クロロは首を立てに振らなかった。
仕方がないので、BBオフ会の写真をいくつか見せることにした。
写真で盛況な様子を見てもらえれば、興味を持ってくれることだろう。
ゴトーは以上のようにBBオフ会の大盛況な様子が写された写真を何枚か見せたのだが、クロロは一向に興味を示さなかった。
ここはやはりパチスロライターや雑誌イベントを毛嫌いするクロロエリア長である。なかなか首を立てに振ってくれない。
ゴトーも、もはやここまでかと諦めかけた矢先、クロロエリア長はある1枚の写真に思わぬ反応を見せた。
「ん・・。BBオフ会ではコスプレもしたりするのか?」
「はい。そのような余興も時にはあるようでござりまする」
「・・・・・コスプレはいいな。これは集客効果は抜群だろ。
開催しよう!」
かくして、グリードアイランド相模原店にてBBオフ会を開催することとなった。
オフミーとBBオフ会
クロロエリア長はゴトーに質問した。
「オフミーとかBBオフ会とか色々あるけど、あれって一体何なんだ?」
ゴトーは流暢に答える。
「平たくいうとオフラインミーティングを謳った仮装イベントでござりまする。
オフミーよりもBBオフ会の方が信頼度が高く、集客には抜群の効果を発揮するでござりまする。
とりあえずオフミーLINEに登録することをオススメしまする」
チンプンカンプンな様子のクロロエリア長に対して、ゴトーは図に書いて説明した。
オフミー イベントまとめ
イベント名 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
オフミー | 特になし | 10ポラ |
オフミー+ライター来店あり | 全6を2機種以上など | 30ポラ |
BBオフ会 | 11割営業・全6を3機種以上など | 50ポラ |
「ふむふむ11割営業とは、なかなかのことを言ってくれるじゃないか。
しかし、やるのであればBBオフ会が最も良いだろうな」
「左様でござりまする」
かくして、BBオフ会の開催が決定したのである。
開催日は8月29日。
普段なら給料日後ということで、骨の髄まで利益を搾り取る調整となるのだが、BBオフ会ということで全6機種を大量に設置し、シミュレーション上では12割営業という万全の体制をとった。
BBオフ会 当日
その日はクロロエリア長もグリードアイランド相模原店の朝一の並びの様子を見に来た。
するとどうだろうか
「なんだこりゃあ!?」
「人がゴミのようだ~!!」
(BBオフ会恐るべし)
完