史上最強のスロット激アツイベントとその設定配分
今回は史上最強クラスのスロット激アツイベントが、もし存在したらというフィクションをストーリータッチで書いていきます。
「ゴトォオオオオオ!」
「な・・!?
いきなりどうされました?クロロエリア長」
「どうもこうもあるか!
先日、いそまるくん&よしき&なぎさのコラボイベントをやろうと思って、スロステの営業マンに商談しに行ったら断られたぞ!」
「そんなバカな!?
あれほどの内容を提示して断られたと!?」
以上のようにクロロエリア長は、現状の来店イベントで最も信頼度の高い、
「いそまるくん」「よしき」「なぎさ」
の3人をいっぺんに来店イベントに呼ぼうと思い、現ナマ300+金髪ギャルを連れて交渉に望んだわけなのであるが、その交渉は決裂に終わったのであった。
これは予想外の展開である。
「現ナマ300+金髪ギャル」といった内容を提示したのに、首を立てに振らない業者などこの世に存在するのだろうか?
学生時代、マライヤ・キャリーのクリスマス・イブのライブチケットを入手し、ドヤ顔でバイト先のギャルをデートに誘ったのだが、それが即答で断られるという苦い思い出に匹敵するほどの屈辱だった。
「ちくしょう・・」
クロロエリア長は心底悔しそうだったのだが、ゴトーはある出来事に着目していた。
「クロロエリア長・・
ひょっとして、断られたのはコレが原因ではないのですか?」
ゴトーからスマホを見せられると、そこにはクロロエリア長のツイートが表示されていた。
クロロエリア長はハッとした。
たしかに、このような腹を知られてしまっては、来店イベントで3人を派遣してくれるはずもないだろう。
「しまった~~!
スロステの奴らが、私のツイートを見ていたとは・・」
再交渉
その後、クロロエリア長は、すぐさま過去のツイートを削除し、代わりに以下のツイートを入れたのだった。
そして、その数日後にスロステの営業マンとアポを取ると、再び現ナマ300と金髪ギャルを引き連れて交渉の場に望んだのである。
するとどうだろうか
交 渉 成 立
かくして、
「いそまるくん・よしき・なぎさ」
が一つのホールに来店するという、パチスロ史上空前の企画が実現することになったわけである。
雑誌イベント等の開催日の考え方
「ギャ~~~~ハッハッハッハッハッ!
こりゃあ笑いが止まらん!」
クロロエリア長は、見るからに上機嫌であった。
そして、来店日は11月17日(金)に設定したわけであるが、これには理由があった。
まず、クロロエリア長とゴトー店長が営業するグリードアイランド相模原店においては、設置台数960台を構えるマルハン相模原店が競合店として君臨していたのである。
特にマルハン相模原店には、7のつく日と週末に激しく稼働率差をつけられている状態だったので、
17日に開催することによって、マルハンの7のつく日に対抗しようと思ったわけである。
というか、雑誌イベント等を開催する際の日付設定の目的は以下の3つしか存在しない。
・自店の旧イベント日の強化
・競合店の旧イベント日に対する嫌がらせ
・週末の賑やかし
例えば、地域1番店であり、すでに旧イベント日に長蛇の列ができる状態であれば、そこに雑誌イベント等を絡めて営業することはない。
そういうホールであれば、雑誌イベント等は、競合店の旧イベント日に当てつけて開催する戦略がセオリーとなる。
逆に、地域3番店以下のホールで、旧イベント日が弱いホールの場合には、まずは自店の旧イベント日を浸透させるために、雑誌イベントは自店の旧イベント日に絡めて開催することがセオリーとなる。
そして、自店や他店の旧イベント日などは関係なく、単純に週末を盛り上げたいからという理由で、週末に雑誌イベントを当て込むパターンも存在する。
以上のように、そのホールの立ち位置や戦略によって、雑誌イベントを当て込む日程は変わってくるわけである。
また、マルハン相模原店への嫌がらせという目的以外にも、11月17日に設定した理由としては、その日が金曜日だったからである。
というのも、玉出しするのであれば、基本的に金土が良いのである。
その理由に関しては、金曜日に勝った客が土曜日や日曜日にも来てくれるというものである。
その為、クロロエリア長の思惑としては、3人の来店を金曜日に行うことによって、翌日の土日に稼働を繋げようと思ったわけである。
当日の設定配分は?
そして、その数日後に営業ミーティングが行われることになった。
それは、3人が来店する特別な日に玉出しする為のミーティングであり、台粗-5000円レベルの構想を練っていたのであった。
「ゴトー。
この書類を見てくれ」
クロロエリア長は、あらかじめ当日の設定を組んできたので、それをゴトーに見せたわけである。
「なっ!?」
書類を広げたときに、クロロとゴトーは思わず焦った。
「わるいわるい(^^;
間違ったものを出してしまった。
こっちが本物だよ」
クロロエリア長は、再びカバンの中から書類を出した。
「こ・・これは・・・・!?」
ゴトーは目を丸くした。
たしかに、クロロエリア長にしては、いつもより設定を入れている。
・・ってか、これは、年1レベルの配分である。
ゴトーは質問する。
「これは、台粗いくらのシミュレーションなのですか?」
「アウト24000枚で想定して、-2637円だ。
ただ、最終的には-4000円くらいで着地すると思う」
流石はクロロエリア長である。
やはり、スロステの人気ライターを3人も呼ぶからには本気だった。
クロロは続けて話す。
「まあ、気になるのは沖スロの設定が弱いところかな・・。
ただそこは、割り切ることにしたよ」
ライター来店 当日
以上のような形で、11月17日を迎えることになったわけであるが、ここでクロロエリア長に妙案が浮かんだ。
「ゴトォオオオオオ!」
「な・・!?
どうされました?クロロエリア長」
「今日は徹底的にライターイベントを盛り上げる。
オープン時にホール内の証明を入り切りして派手に盛り上げるぞ!」
「それは名案にございますなあ」
かくして、クロロエリア長は、営業中に頻繁に店内照明の電源OFF・ONを繰り返した。
それは、日本最大のライティングシステムを搭載する、WOMB(六本木のクラブ)を彷彿とさせるド派手な演出となった!
その演出と3人の存在も相まって、ホール内のボルテージは最高に盛り上がったのだが
次の瞬間!!
フォンフォンフォンフォンフォン!!
風営法では、店内照度を営業中に意図的に変更してはならないという規則が存在しており、
非番でパチンコを打ちにきていた生安課の課長に、注意処分を受けることになってしまったのである。
その結果、グリードアイランド相模原店は、開店後わずか5分で閉店を余儀なくされ、その後も2週間営業停止というペナルティを科せられることとなった。
完