人はなぜ山に登るのか?
「そこに山があるから」と言ったのは
登山家ジョージ・マロリーだ。

誰もが困難と思える山がそこにあるから。
だからチャレンジするに決まっている、
ある婦人からの「なぜ登るの?」という
質問に、こう答えたそうだ。

彼は「自分に登れるかどうか」なんて
悩まなかっただろう。
登りたいから登る、と決めていただけなのだ。

ところで皆さんはなぜ受験するのか?

以前、私が受験を決めた時、
周囲がみんなこう言った。

「え?なんであなたが?
なんでそんな難しい資格を受ける?」

そう言われて私は実に不思議だった。

私がやりたいことに、なぜ周りが口を出すのか。
私の未来に必要だから、勉強したいから
受けると言っているのに、
なぜ周りは心配するのか。
努力するのは私なのに。

そもそも私は診断士に「成る」と決めていた。
試験が難しいかどうかは
私にとって問題ではなかった。

だって、ただそれに向けて、
それに必要な努力をすれば
それでいいからだ。
通るように勉強するだけだからだ。

今、この試験の継続に悩む皆さん。

通るだけの努力をする!と
自分で決めたなら続ければいい。

そんな努力は嫌だと思えば止めればいい。

診断士試験は、見合う努力をすれば
誰だって合格できる試験だ。

その努力をする覚悟ができるかどうか。
自分の心に聞けばいい。

悩むな、自分がやりたいかどうか。
それだけなんだから。

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