ウズベキスタン代表監督のバディム・アブラモフ氏（６９）はロシアサッカー連合がアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）へ転籍を検討している問題に言及したと、ロシアメディア「Ｓｐｏｒｔｋｐ」が伝えている。

　ロシアがウクライナに侵攻したことによる制裁として国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）から各代表チームの出場禁止と、欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）から同国クラブによる国際大会への出場禁止処分を受けたロシアは、国際舞台で活動するため、ＡＦＣへの加盟を検討していると、同国メディアで報じられている。

　かつてＵＥＦＡからＡＦＣに転籍したウズベキスタンを指揮しているアブラモフ氏は「ＡＦＣへの移行がロシアのサッカーに利益をもたらすとは思わない。しかし、もちろん、アジアでのパフォーマンスと完全な孤立のどちらかを選択する場合は、もちろんプレーする方が良いでしょう」と語ったという。

　また、同氏は「ロシア人が（アジアで）勝てると思うなら、それは妄想です。アジアに存在する気象条件に適応することは非常に困難です。サウジアラビアやアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）では午後１０時でも息苦しい。そして、もう一つの問題はタイやマレーシアなど湿度が高いことです」と指摘した。

　さらにオセアニアサッカー連盟からＡＦＣに転籍したオーストラリアについても「オーストラリアはアジアに参加し、すべてを勝ち取り始めると考えていました。しかし、これは事実とはほど遠いことが判明しました」とし、ロシアに向けてアジアでの戦いが簡単ではないと警告した。

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