フランス代表キャプテンFWキリアン・ムバッペはEURO初戦で鼻骨を骨折。次戦出場も危ぶまれたが、特注フェイスガードを着用し、20日の練習に姿を現した。

ムバッペはグループリーグ初戦・オーストリア戦でDFケビン・ダンソと接触し、鼻から出血。試合後には鼻骨骨折が明らかになった。フランスの主力を担う存在だけに今後の出場可否が気になるところだったが、ディディエ・デシャン監督は20日の会見で「19日には活動もできていた。20日も同様だ。21日の試合では確実に出場できるように、すべてが正しい方向に進んでいる」と出場の可能性を強調していた。

20日の練習ではフランス国旗で彩った特注フェイスガードを着用したムバッペが登場。元気な様子をアピールしていた。しかし仏『RMCスポーツ』によると、この特注フェイスガードが問題視されているという。

同メディアはフェイスガードのカラーリングに着目。欧州サッカー連盟(UEFA)の用具規定第42条では、選手が着用する用具に関するルールが記載されており、「ピッチで着用する医療用具は単色でなければいけない。また、チームやメーカーが特定できないものでなければいけない」となっている。

フランス国旗柄のフェイスガードを着用した状態では、次戦のオランダ戦で出場することはできないかもしれない。大怪我の次は思わぬ角度からのアクシデントに見舞われたムバッペだが、この件に関しては対処済み。同メディアによると、試合中に着用できる無地のフェイスガードも手に入れているという。オランダ戦で改めてムバッペが着用するフェイスガードにも注目が集まっている。
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