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AFCアジアカップ・オーストラリア2015が12日に行われ、グループDで日本代表とパレスチナ代表が対戦した。

前回大会のチャンピオンとして連覇を狙う日本代表に対して、今回が大会初出場となったパレスチナ代表の一戦。
日本代表は、GKに川島永嗣、DFには長友佑都、森重真人、吉田麻也、酒井高徳がスタメン入りし、
MFは長谷部誠、遠藤保仁、香川真司の3人で、FWにはトップに岡崎慎司、右に本田圭佑、左に乾貴士が入った。

風が吹き付ける中、キックオフ直後の1分、長友が左サイドからゴールへ向かうクロスを入れると、
ファーサイドまでボールが流れて本田が倒れ込みながら右足で合わせるが枠の外。さらにオフサイドの判定となった。

すると8分、ペナルティエリア前の中央で遠藤がグラウンダーのシュートを放つと、
ボールは左隅に吸い込まれゴール。遠藤が風を考えてのシュートを決めて日本が先制に成功した。

エリア手前の正面右よりでFKを獲得した日本は24分、本田がこれを直接狙うが、シュートはクロスバー上に大きく外れた。
すると25分、長友がエリア内左に飛び出し、マイナスの折り返しを送ると、乾には合わなかったが、
後ろから詰めていた香川がエリア手前の正面で右足を振り抜く。
そのシュートにゴール前の岡崎が反応し、ヘッドで合わせてネットを揺らした。日本がリードを2点に広げる。

41分にパレスチナは、イスマイル・アルアムールがエリア前の右からミドルシュートを放つが、
枠の左に外れた。すると42分に日本は、右CKからの流れで、エリア内の香川が倒されてPKを獲得。
44分に本田が落ち着いてGKの逆を突いて枠の右に決めた。前半は日本が3点リードで折り返す。

日本は乾に代えて清武弘嗣を投入し後半を迎えた。49分、エリア手前の正面でまたも遠藤がコースを狙いミドルシュートを放つが、
これはGKがなんとか弾きだしてゴールとはならない。しかしその直後、エリア内左から香川がクロスを入れると、
中央の吉田が頭で叩きつけて追加点。後半の立ち上がりに日本がリードを4点に広げた。

58分に日本は、先制点を決めた遠藤に代えて武藤嘉紀を投入。
73分、武藤をファールで止めたアハメド・マハジナがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となり、日本が数的有利となった。
79分に岡崎に代えて豊田陽平をピッチに送り出した。

82分、パレスチナは右CK付近からのFKにアブダルラティーフ・アルバフダリが飛び込んで頭で合わせるが、枠の右に逸れた。
88分に日本は、右CKからのショートコーナーで、エリア手前の右から酒井がミドルシュートを放つが、枠をとらえられなかった。

後半アディショナルタイムに入って、日本は左サイドからのグラウンダーのクロスに、清武がシュートを放つが、GKがセーブ。
さらに本田、豊田が詰めるも、パレスチナの固い守備に阻まれた。さらに、右からのCKに長谷部が頭で合わせるが、これもGKが好反応を見せた。

試合はこのまま終了し、4ゴールを挙げた日本代表がパレスチナ代表を完封に抑えて勝利。アジアカップの初戦を制し連覇に向け好発進となった。
日本代表は、16日にグループステージ第2節でイラク代表と対戦する。

【スコア】
日本代表 4-0 パレスチナ代表

【得点者】
1-0 8分 遠藤保仁(日本代表)
2-0 25分 岡崎慎司(日本代表)
3-0 44分 本田圭佑(日本代表)(PK)
4-0 49分 吉田麻也(日本代表)

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