1: 砂漠のマスカレード ★@\(^o^)/ 2015/06/15(月) 17:21:09.81 ID:???*.net

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スタジアムのメインスタンド上部、ガラス越しにボスニア人指揮官の鋭い視線が、じろり。
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れたJリーグ戦のテレビ中継を見ていると、頻繁に画面に映し出される光景だ。
6月のイラク戦、シンガポール戦に向けたメンバー発表会見の場で、ハリルホジッチ監督はこう語っている。

「私が日本に着いてから、J1、J2、J3を含めて116試合を観に行きました。ナビスコカップは28試合ですね。
ACLは24試合。ヨーロッパで行なわれた試合は3試合。これらは、ライブで観に行ったものです」

時間さえあれば、可能なかぎりスタジアムへ足を運ぶ。自分が率いるチームの選手は、自分の目で確かめるのがハリル流だ。
では、ガラスで仕切られたあの部屋の中で、ハリルホジッチ監督はどんなところに注目しながらJリーグを観ているのだろうか。試合中、どんな会話が交わされているのか。

ハリルホジッチを見つけ出した張本人、霜田正浩氏。

それを読み解くうえで、最適な人物がいる。日本サッカー協会技術委員長・霜田正浩氏。
ハビエル・アギーレ前監督の解任直後から新監督を選ぶために世界中を奔走し、ハリルホジッチ監督を見つけ出した張本人である。
Jリーグ視察の際は、ハリルホジッチ監督と行動を共にすることが多く、3月のチュニジア戦とウズベキスタン戦では、
U-22代表監督を兼任する手倉森誠コーチと早川直樹コンディショニングコーチが不在だったため、ベンチにも入った。

Number879号でのインタビューで、霜田氏はJリーグ視察中のハリルホジッチ監督の様子を、こう明かしている。

「ヴァイッドは、Jリーグの視察中も球際に関して厳しい見方をしています。
選手本人はボールに対して体を寄せているつもりでも、上から見ると、『全然寄せていない』と。
代表合宿では選手たちに『1m20cm寄せているのと、1m寄せるのとでは、同じ約1mでも決定的に違う。
たった20cmだけど、そこを追求しなさい』と伝えています。

彼は攻撃でも守備でも、常に前へ出て行く、より相手のゴールに向かっていく姿勢を求めます。
だから、相手がドリブルで仕掛けてきたときに、ずるずると下がってしまうのは許さない。
インターセプトできなくてもいいから、ちょっとでも寄せる。常に前向きにサッカーをやることが、彼の哲学なのだと思います」

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Number Web 6月15日(月)16時31分配信

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Jリーグを視察するハリルホジッチ監督と霜田氏(右)。指揮官の厳しい目はこれからも光り続けることだろう

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