【投稿日】 2023年7月17日 【最終更新日】 2023年7月20日

自動車に取り付けて、事故の際の証拠などにドライブレコーダーが使われることが増えてきました。

このドライブレコーダーは、浮気の証拠を掴むためにも使用することができます。

もしドライブレコーダーの録画内容を法廷で証拠として使用しようとするのであればいささか足りない部分もあります。

しかしながら、浮気の事実を確定させたり、浮気の現場を押さえるためにドライブレコーダーが持ってこいであるともいえます。

そこで今回は、ドライブレコーダーでの浮気調査について詳しく解説していきます。

ドライブレコーダーは浮気調査に有効なのか?

ドライブレコーダーに録画された映像が不倫の証拠になるかどうかは、その内容に左右されます。

例えば、パートナーが不倫相手と車内で肉体関係を持ち、その様子がドライブレコーダーに記録されていた場合には、直接的な証拠となります。

このような直接的な映像は、不倫を裏付ける証拠として十分なものになります。

仮に、映像に肉体関係が直接写っていなかったとしても、不倫相手との関係がわかる証拠が記録されていれば不倫の証拠になり得ます。

例えば映像に、ラブホテルに車で乗り入れる様子が記録されている場合などです。

証拠として不十分だった場合でも、不倫現場をおさえるための証拠集めの際や、他の証拠と組み合わせて不倫の立証をするときなどに、ドライブレコーダーの映像は大いに役に立ちます。

ほかドライブレコーダーを使用することで、パートナーの行動範囲がわかったり、もし浮気している場合などには次のデートの日取りなどがおさえられます。

このように、ドライブレコーダーを使うことで不倫の証拠を集めやすくなることも利点です。

浮気調査に適しているドライブレコーダーの性能

浮気調査にドライブレコーダーを使うには、そのレコーダーの性能が浮気調査向きかどうかを知る必要があります。

ドライブレコーダーは、様々な種類が市場に出回っている状態です。

例えば、安いものだと短時間しか録画できなかったり、録音機能がなかったりします。

以下から浮気調査向きであるドライブレコーダーの性能について解説します。

購入の際の参考にしてみてください。

360度カメラがついているタイプ

一般的なドライブレコーダーは、車の前方を録画することに特化しています。

ドライブレコーダーの本来の目的は事故の際の証拠を録画しておくことです。

車内を撮る必要がないので、設置は前向きです。

しかし、浮気調査の場合には車内を録画しないと意味がありません。

前方と車内を撮るカメラを2台取り付けてしまうと、不審がられることもあります。

そんな条件をクリアするには、360度カメラがおすすめです。

360度録画可能なカメラであれば、パートナーに怪しまれることもなく車内の様子を録画できます。

大容量microSDカードが使えるタイプ

ドライブレコーダーのデータはSDカードに保存されます。

データ、つまり映像の確認は、PCなどにSDカードを移して見るという形になります。

ほとんどのドライブレコーダーは外付けのSDカードを挿入するタイプです。

一般的なスペックのドライブレコーダーは、2時間程度の連続録画しかできません。

実際の運用としては、衝撃が加わった時などの映像だけを保存し、どんどん上書きをしていくという形です。

この状態では、車内の会話などはいずれ消えてしまいます。

そこで調査を行う際には、エンジンを切っている状態でSDカードを大容量タイプに切り替えるべきです。

そして、画質を落とした状態に設定を変更し、録画を残すようにしましょう。

その場合、32GB以上あれば長時間の録画が可能となるため、ドライブレコーダー購入前にはその機種が32GB以上のSDカードに対応しているかについて事前に確認してください。

GPS機能があるタイプ

ドライブレコーダーを選ぶ際は、位置情報を記録するGPS機能を持つタイプを選びましょう。

機種によってはリアルタイムで位置情報を共有してくれるタイプも存在します。

GPS機能が付いていると、車がどこを走り、どこに滞在したのかが後からでも特定できます。

特定した情報から、パートナーの行動パターンを割り出しておくと便利です。

例えば、いつかパートナーに浮気について問いただしたとき、言動と矛盾がないかなどを確認するために利用できるためです。

「ここに行く」と言っていたのに、実際には違う場所に行っていたというような事実が発覚すれば、その行動が浮気につながっていた可能性は高くなります。

しかしGPSは、どこに立ち寄ったかはわかるものの、何をしていたのかまではわかりません。

そのため、GPSによる特定情報単体では強力な証拠にはならないことを覚えておかねばなりません。

あくまでも、GPS情報は他の証拠と組み合わせて利用するものだと捉えておきましょう

常時録画が可能なタイプ

ドライブレコーダーの録画機能はは、大きく2つに分けられます。

ひとつは車のエンジンをかけてから切るまでをずっと録画している常時録画タイプです。

もう片方は、ドアの開閉時や衝突などの衝撃を受けて録画を行う検知録画タイプです。

浮気の現場を押さえたいのであれば、常時録画ができるタイプを購入しておきましょう。

しかし、常時録画タイプだと大量の容量が必要になります。

大容量録画をするためのSDカードを準備しなければなりません。

検知録画タイプは、事故の際の証拠集めとしては適しています。

しかしながら車内での浮気を押さえることは向いていません。

ドライブレコーダーで取れた映像の中で証拠として使えるものは?

ドライブレコーダーで記録された映像の中でも、特に浮気の証拠として使える内容となると、限られます。

そこで以下からは、ドライブレコーダーに保存されたファイルの中で有用なものについて解説します。

通話内容

浮気中の人間は、誰かに何かを聞かれる心配がない車の中ということで安心して様々な話をしているはずです。

そのため、何気ない会話の中から不倫の証拠を拾い上げられる可能性があります。

はたまた、登場者が電話していたのなら、通話の内容から浮気相手の人物像を推定できる可能性も生じます。

両者とも、内容次第では浮気を確定する状況証拠ともなりえるでしょう。

相手の名前

車の登場者による電話や、車で迎えに行き、待ち合わせた相手がいたのであれば、その当事者が来るまでの間などで相手の名前を呼ぶ可能性があります。

このようなシチュエーションで浮気相手と怪しまれる人物の名前を特定できれば、証拠としての価値が高まります。

浮気相手との会話

例えば現在疑われている浮気について、パートナーの会社の同僚や上司などと行っている場合には、問い詰めても「仕事のことで相談があったので会っていた」という言い訳が成り立つことがあります。

しかしそのような場合でも、もしドライブレコーダーに会社の同僚や上司との会話が録画されていれば、そのデータから男女の関係を立証できる可能性が高まります。

デートの日取り

ドライブレコーダーによる車内録画で「デートの日取り」を掴むことができた場合、情報として有力なものとなります。

直接的な証拠というわけではなく、その日にその場所に行けば相手の浮気を確定させることができるという情報です。

探偵などに依頼する時にも、自分である程度の下調べが済んだ状態となるため費用が安く済みます。

このように「決定的な証拠」につなげるための手段として、デートの日取りは情報として重要です。

性行為などの映像・音声

車の中で性行為に及んだり、イチャイチャしているカップルは多いものです。

そのため、ドライブレコーダーにより肉体関係がわかるような証拠映像や音声が入手できたら、浮気を立証できる可能性が高くなります。

肉体関係の証拠は重要であるため、音声と映像両方を記録すべきです。

GPSによる位置情報

ドライブレコーダーが追跡したGPSの位置情報によって、ターゲットとなる人物がいつどこにいたのかが判明します。

しかし、何をしていたのかまではわからないため、滞在時間の長さなどから行動を割り出すのがGPSを利用する目的になります。

GPS情報単体では証拠としては不十分なので、相手の言い訳を見破る・他の証拠と組み合わせてより強い証拠にする、という活用方法になります。

ドライブレコーダーで不倫の証拠を押さえるための注意点

ドライブレコーダーは、車を使うパートナーの浮気の証拠を押さえるために役立ちます。

しかし、使用については以下のようにいくつかの注意点があります。

注意点1:必ず証拠が押さえられるわけではない

浮気の証拠を得るためにドライブレコーダーを設置しただけでは安心できません。

確実に証拠が押さえられるかどうかは運次第です。

有力な証拠が掴めない前提で動くべきです。

ドライブレコーダーから得られる情報は限られています。

ドライブレコーダーで会話がちゃんと拾えていなかったり、車内のデータが暗くて顔まで識別できなかったりする場合には、証拠として認めてもらえない方が多いです。

そういった不十分な証拠を法的な場などで提示してしまうと、相手に言い逃れのチャンスを与えていることにもなります。

そのため、確たる証拠が出るまでは証拠としての利用を我慢する必要があります。

注意点2:パートナーにばれるリスクがある

ドライブレコーダーに限らず、不倫や浮気の証拠を集めていると、どうしてもパートナーにこちら側の浮気の疑念、調査していること自体がバレてしまうというリスクがあります。

浮気調査がバレてしまうと、相手に浮気を隠されてしまったり、関係性が悪化してしまったりするので注意が必要です。

ドライブレコーダーは設置した時点でパートナーに怪しまれる可能性があり、設置するときはあらかじめ「事故が怖くてドライブレコーダーを導入したい」といった話をしておくと良いでしょう。

何も言わずに車にドライブレコーダーを設置してしまうと、かなり怪しまれてしまいます。

今後の証拠集めを無事に進行させるためにも、ドライブレコーダーの設置においてパートナーに不信感を抱かれないようにしましょう。

注意点3:ドライブレコーダーがオフにされてしまうこともある

警戒心の強いパートナーの場合、ドライブレコーダーがあることに気づいて浮気行為中に電源を落とす可能性も考えられます。

電源をオフにされたらほぼ浮気が確定されたようなものかもしれませんが、証拠がないと立証はできりません。

例えばシガーソケットから電源を撮るタイプのドライブレコーダーであれば、コードを抜くだけで簡単に電源をオフにすることができます。

ドライブレコーダーは、容量不足や設置ミスがない限り、電源が切断されることはありません。

意図的に電源をオフにしないと、録画を止めることはできないと考えてよいです。

この点を利用すると例えば、毎週何曜日の何時に絶対電源が切れている、ということがわかればそのタイミングを狙って興信所や探偵に依頼し、効率よく浮気の現場を押さえることができます。

ドライブレコーダーをオフにされない対策として、電池式などのタイプを使い電源を切りにくくするほか、秘密裏にもう1台設置するなど工夫が必要になります。

注意点4:ドライブレコーダーの性能にも注意

ドライブレコーダーで何かしらの録画ができていたとしても、暗くてよく顔が見えなかったり、会話が録音できてなかったりすると証拠能力が低くなってしまいます。

はっきりとした音声や鮮明な映像を録画するためには、高性能の機種を選ぶことをおすすめします。

ドライブレコーダーによっては録音機能はついていないものがあるため、購入の際には欲しい機能が備わっているかをよく確認してみましょう。

一般的なドライブレコーダーは、録画した記録を本体ではなく、SDカードに保存します。

そのため、大容量のSDカードの用意も必要になります。

SDカードを使用することによって、録画時間を5時間まで伸ばすといったことが可能です。

ドライブレコーダーの購入に合わせて、SDカードもきちんとチェックしておきましょう。

注意点5:自分もしくは夫婦所有の車以外につけると違法

他人名義、夫婦所有以外の車にドライブレコーダーを勝手に付けることは、違法です。

例えば、婚姻関係にない彼氏の浮気調査のためにドライブレコーダーを彼氏の車に勝手に取り付けるのは違法行為にあたります。

そのため、ドライブレコーダーがつけられるのは、自分名義の車、婚姻関係のある夫婦所有の車のみです。

こういった違法行為は、後々に裁判などで自分にとって不利に働く可能性があるので、十分気をつけましょう。

掴んだ証拠の活用方法は?

ドライブレコーダーにより浮気について何らかの証拠を集められたとしても、直接パートナーに問いただしてしまうと、あれこれ理由を付けて言い逃れをされてしまう可能性があります。

そうなってしまうと、せっかく集めた証拠が無駄になりかねません。

何より、パートナーの警戒心を高めてしまうので、そのあとも証拠集めがしにくくなってしまいます。

掴んだ証拠はどう扱うべきでしょうか。

証拠は、探偵や興信所に持ち込むのがおすすめです。

探偵や興信所といったプロに証拠を託し、それを元手にさらに言い逃れのできないような確実な証拠を押さえてきてもらうことで裁判などに有利な立場に立つことができます。

証拠がある程度揃っている分、探偵社は通常の依頼よりも費用を抑えてサービスを提供してくれるでしょう。

このように自分で集めた証拠は、プロへ依頼する際に共有することが最も良い活用方法だと言えます。

ドライブレコーダーで証拠を集め、プロに依頼しよう

ドライブレコーダーは設置するだけでそれなりの浮気の証拠を集めることができるアイテムですが、ドライブレコーダーの映像単体での証拠能力は強くないため、他の証拠と組み合わせて使用するのが一般的です。

決定的な証拠が見つからなくて悩んでいる方は、ドライブレコーダーの映像を探偵や興信所に持ち込み、それらを第一の証拠としてプロに活用してもらう方法がおすすめです。

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