雇用調査(採用調査)に関するよくあるご相談
雇用調査とは、主に中途採用時の身辺調査(身元調査・信用調査)を意味します。
- 採用予定者の前職について調べて欲しい
- 以前の採用者に学歴・経歴詐称があったため、今度はそのようなことがないよう事前にチェックしておきたい
- 経理担当者としての採用を考えているため、応募者の金銭トラブルの有無を確認しておきたい
- 履歴書に記載されている内容(氏名・住所・電話番号・生年月日等)に偽りがないかどうか確認したい
- ギャンブル関係でできた借金や破産歴がないか、人間性を確認しておきたい
- 犯罪歴や前科の有無を事前に知っておきたい
- 面接での人柄には問題がないように思えるが、裏付けが欲しいので素行調査を依頼したい
- 以前勤めていた会社でトラブルを起こして退職した人物との噂を聞いたが事実はどうだろうか?
- 同業他社のスパイではないか、念のため確認しておきたい
中途社員を採用する際には、面接や筆記試験など表向きの採用試験を行うことが一般的です。しかし、それだけで人柄や経歴等の全てを判断することはできません。
だからといって、面接で全てを直接質問することは難しいものです。現在の面接ではプライバシーに立ち入ったことは聞いてはいけないとされていますし、採用の判断基準にすることも禁じられています。
しかし、それはあくまで建前のことであり、企業側からすれば、リスクを最小限に抑えるために、様々な情報を得ておきたいと考えるのは当然のことです。
「実際に話した印象がよかったから」「むやみに人を疑うのはよくない」「●●さんからの紹介だから」などと、むりやり自分を納得させてはいけません。
安易に採用したことで、その後情報漏洩や他の社員とのトラブル、横領などの問題が発覚し、会社の経営に大きなダメージを与えた例も数多く存在します。
だからこそ、事前に、そして内密に雇用調査をプロの探偵に依頼し、安心できる人物であるとの確証を得た上で、採用に踏み切ることをおすすめします。
雇用調査を行うことで判明する事実とは?
- 履歴書に書かれていた学歴に偽りがあり、他の部分に関しても信用できなくなったため採用は見送った
- 経歴や職歴に不審な点が判明した。最終的に同業他社のスパイであることがわかり、情報漏洩を未然に防ぐことができた
- 履歴書に空白期間が多かったものの、家族の介護によるものであることが判明し、また性格・人柄に問題がないことがわかったので採用を決めた
- 本人は自主退職と言っていたが、数年前に横領で退職している人物であることがわかった
- 大学卒業後留学していたと言っていたが、実は留年しており、また在学中の成績も芳しくないことが判明した
- 仕事の能力は高いが、コミュニケーション能力に欠けており何度も周囲とトラブルを起こしている人物のため、採用を見送った
- 本人の性格には問題がないが、家族にトラブルメーカーがいることがわかった
- 短期間での退職に疑問を抱いていたが勤めていた会社が廃業となり、退職せざるを得ない状況であったことが判明し、問題なしと判断した
プロの探偵に調査を依頼することで「調査対象人物の素行・身元の確認」が可能です。
本人が申告していた内容と事実に相違はないか、本人や家族の素行・行動に問題はないかなど、依頼内容・希望内容に応じた調査を行います。
トラブルを起こす可能性が高い人物の採用を見送るため、そして社内の危機管理のために、プロによる雇用調査をお役立てください。
貴重な戦力になるか、会社に損害を与えるトラブルメーカーとなるかを事前に判断できるのは、雇用調査だけです。
雇用調査のすべて
雇用調査とは?
中途採用予定者の雇用調査(素行調査・行動調査)とは、事前に本人の自己申告内容と事実に相違がないか、入社後にトラブルを起こす可能性がないか、そのほか本人の人柄や職歴等を調査し、会社に不利益や損害をもたらす人物の可能性を内密に探るための調査です。
実際、一人の人間を採用・不採用にするかの判断は、とても難しいものです。どれほど面接を行ってきた人物だとしても、短時間の面接だけで全てを判断できるものではありません。
また、履歴書に虚偽内容を記載する人物も少なからず存在します。しかし、調査により、事実を見破ることができれば、信頼できない人物として採用を見送ることも可能です。
もし虚偽内容を真実と信じ込み「良い人が採用できた」と思い込んでしまったらどうでしょうか?
様々なトラブルが多発し、結果的に会社に大損害を与えてしまう可能性もあるのです。そのためにも、まずは一度、プロの探偵にご相談ください。
雇用調査の方法
次に、雇用調査を行う場合の方法をご説明します。
データ調査
履歴書に記載されている基本情報や学歴・経歴が真実かどうか、法律に基づき確認・調査する方法です。探偵事務所SATでは、違法行為による調査は行いませんので、ご安心ください。
聞き込み調査
前勤務先、顧客、近隣住民、友人・知人関係など様々な人物から情報を得る調査方法です。探偵の身分を明かさず、別の調査と見せかけて行うため、調査対象者には自分が調査されていることはわかりません。
張り込み・尾行調査
調査対象者を張り込み・尾行し、行動パターンを確認する調査方法です。金銭感覚や異性関係など、気になる点がある場合は、ご相談ください。特に念入りに調査することも可能です。
対象者が車で移動する場合は、探偵も車で、また公共交通機関を使う場合は同じ便に乗車するなどして、徹底的に尾行を行います。
雇用調査におけるプロと素人の違い
プロと素人の違いは「いかに相手に気付かれずに調査を進めることができるか」という点にあります。
素人が雇用調査をしようとした場合、調査対象者はすぐに気付きます。周りの友人・知人から「◯◯さんについて質問された」と情報が漏れることもありますし、本人が「なんだかおかしい」と気付くパターンも少なくありません。
自分が調べられていると気付き、良い感情を抱く人はいないでしょう。
さらに特に問題となるのが、調査対象者に何の落ち度もない場合です。人柄や仕事の腕前等、何の問題もない人ほど、隠れて調査されていたと知れば「そんな会社はこっちからお断りだ!」と思うものです。
雇用調査は、素人が簡単にできる分野ではないと考えておいた方が良いでしょう。
素人が雇用調査を行い失敗した例
- 調査対象者に気付かれてしまい、向こうから応募を取り消された(後に大変素晴らしい人物であることが判明した)
- 人事担当者に雇用調査を指示したが、一向に調査が進まない
- 学歴詐称が判明し、本人が素直に謝罪したため採用したが、採用後他にも様々な問題が発覚し後悔している
- 雇用調査を行なっていることに気付かれ、SNSに公表されてしまった
- 尾行調査に失敗し、調査対象者から罵詈雑言を浴びせられた
- 消費者金融から出てくる写真の撮影に成功したが、借金があるとは言い切れない
素人の場合、調査を行う方法にミスがあることが多いです。また、見よう見まねで張り込みや聞き込みをしたとしても、どこかぎこちなく調査対象者に気付かれてしまうことがほとんどです。
「素人でも雇用調査ができるのでは?」などと思わず、信頼できるプロに任せることが、確実に証拠を掴むための近道と言えます。
雇用調査の期間
雇用調査に必要な期間は、数日〜1ヵ月と内容や状況によって大きく異なります。
「調査の難易度」「事前に提出できる情報量」によって、調査期間が変わるとお考えください。
調査が長くなる場合
- 調査対象者に関する情報が乏しい
- 調査対象者が警戒している
調査が短期間で終わる場合
- 調査対象者に関する情報が既にある
- 履歴書の記載内容の事実確認など、知りたい内容がシンプルである
- 調査対象者が警戒していない
また、調査期間をあらかじめ設定しておき、進行具合に合わせた調査内容の相談も可能です。
探偵事務所SATでは、お見積もりをお渡しする際に、予想される期間についてもお伝えさせていただきますのでご安心ください。
雇用調査に関する料金
雇用調査に関する料金は、基本的にご相談内容と事前情報に応じた料金設定となります。
そのため、事前のヒアリングにおいて
- 対象者のプロフィール
- 対象者の性格や警戒心の強さ
- 現在、対象者に関して把握できている情報
- ご予算
- 調査に関するご希望(内容・期間)
をお伺いし、内容に応じたお見積もりをお渡しします。
探偵事務所SATでは、お見積書の料金以外は一切かかりません、調査後の追加料金は一切いただいておりません。
お引き受けできない調査について
探偵事務所SATでは、様々な雇用調査をお引き受けしています。
ただし
- 違法性がある調査
- 差別に関する調査
に関しては、一切行っておりません。ご依頼いただきましても、お引き受けできません。
雇用調査の相場
雇用調査に関する相場は、2名体制の場合
- 1時間:1万円〜
- 1日:6万〜
です。
こちらの金額を基本とし、事前の情報量や求める調査内容に応じて増減すると考えてください。
ただし、相場と比べてあまりに高額な見積もりが提示された場合は調査内容や人数、調査方法を確認しましょう。人件費や経費が不当に追加されている可能性があります。
また、安すぎる場合は、経験の浅い人物1人だけが調査を行ったため「証拠が得られなかった」「調査対象者に気付かれてしまった」という事例もあり、注意が必要です。特に悪質な場合は調査を行わずに「問題なし」と結論だけを伝えることもあり、必ず調査報告書のサンプルを確認するようにしましょう。
効率よく雇用調査をするための4つのポイント
できる限り、短期間で証拠を集めたいと思う方のために、効率よく雇用調査をするための4つのポイントをご説明します。
情報を事前にまとめておく
まず、探偵側に対象者のプロフィールや写真、現在あなたが知っている限りの情報を伝える必要があります。履歴書のコピーでも構いません。伝える情報が多ければ多いほど、探偵はその情報を元に緻密な計画を立て、調査に入ることが可能です。
もちろん、守秘義務に基づき情報を管理しますので一切外部に漏れることはありません。
できるかぎり事前に情報をまとめ、探偵に伝えることで調査効率は格段にアップします。
調査対象人物に関する基本データ
- 名前
- 写真(顔のアップ・全身)
- 身長や体重、体格
- 住所
- 携帯電話番号
- 以前の勤務先
- 以前の勤務先の住所
- 所属部署
- 家族構成
- 学歴
- 職歴
- 取得済みの資格
- その他、面接中に気になったことなど特筆すべき点
依頼内容に関するデータ
- 具体的な依頼内容
- 対象人物に関しての、面接官の印象
また、上記以外の内容であっても、調査に関することは全て隠さずにお伝えください。
思いがけない部分から、調査の進展が見込めることがあります。
調査のゴール・目的を決めておく
雇用調査の目的は、依頼主によって異なります。そのため、調査の目的やゴールをあらかじめ決めた上で相談することが重要です。内容が具体的になればなるほど、探偵側も目的を絞り込んだ上での調査が可能になるため、効率が良くなります。
(例)
依頼内容 | 求人を出したところ複数名から応募があった。全員の履歴書記載事項が事実かどうか調べて欲しい |
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調査の目的 | 過去、職歴・経歴の詐称が相次いだため、一次審査として履歴書記載の身元情報の確認を希望する |
調査のゴール | ・虚偽事実が発覚した人物は、一次で不採用とする ・虚偽事実の内容によっては、より深い調査を希望するため、逐一知らせて欲しい |
調査の期間・期限を絞る
調査が長くなればなるほど、対象者に気付かれるリスクも高くなります。
採用、不採用の連絡をしなければいけない日時なども含め、相談した上で調査期限を設定してもらうようにしましょう。
調査完了期間を曖昧にする調査会社・探偵事務所は、避けることをおすすめします。
見積もり、追加料金について確認する
雇用調査を依頼する場合、調査会社や探偵事務所など様々な選択肢の中から選ぶことになります。さらに同じ依頼内容であっても選択する料金形態によって調査費用も変わるため、調査の難易度や調査に必要な期間も合わせて相談しておきましょう。
また探偵事務所SATでは、契約後の追加料金は一切いただきません。契約時にお渡しする書類に基づき、調査結果報告書をお渡し致します。確認後の不明点につきましても、丁寧にお答えしますので、気になることは全てご相談ください。