役に立たない私。また妹や弟に世話をかけました。
日曜日は再読している本について書きました。ぜひご覧ください。
先週、また妹や弟に世話をかけました。母が腰に強い痛みを訴えたため、急きょ検査してもらうことになり、二人が連携して母を病院へ連れていってくれたのです。車椅子ごと乗せられる車を手配して。
私は行けなかったので申し訳なかったです。でも、頼める兄弟がいることに感謝して、あまり自分を責めないことにしました。
弟や妹が、義母と暮らしている私を気遣ってくれているのを知っているからです。
89歳、母の衰え
さて肝心の母ですが、骨折などはしておらずひとまず安心。痛み止めで様子をみることに。昨日老人ホームへ面会に行って、本人ともスタッフさんとも話をしてきました。
記事にもしたように、前に面会に行ったときは笑顔も多く会話もスムーズで、居室内では歩いていました。
それがあっという間に今回のようになる。これが高齢者の暮らしなのでしょうね。
89歳になった母は、現在要介護3。
昨年の秋までは実家でひとり暮らしをしていましたが、道で倒れているのを近所の人に見つけてもらい、救急車を呼んでいただいたあたりから状況が一変。
住宅型有料老人ホーム、骨折して入院後に回復期リハビリテーション病棟で3ヵ月、そのあと今の介護付き有料老人ホームへという流れです。
後ろ髪をひかれる思いがこみ上げてきた
後ろ髪をひかれる思いがこみ上げてきたのは、母の居室を出るときではなく、老人ホームの玄関を出て駐車場へ向かうときでした。
自分の足音が妙にハッキリ聞こえてきて、何とも言えない気持ちに。
親が介護施設に入居しているということは、こういうことなんだなと改めて思いました。
みんなで決めたことだし、母も望んでいたことだから、悔いはありません。ただ、猛烈に虚しかった。
(イメージ)
私が母の居室へ入ったときは、部屋に運んでもらった食事を食べようとしているところでした。
いつもなら母は食事スペースまで自分で車椅子を操作していくのですが、まだそれができないようで、早めに自室へ運んでもらったそう。表情も暗い。
前に面会に行ったときは調子が良かっただけに、その落差に私は落胆してしまいました。
でも、89歳になった母が、ずっと調子がいいはずはありませんね。
精神的なフォローを求めている親
「せっかく来てくれたのだし、もう少し話していって」。
私がいては食事がしにくいだろうと思い、しばらく黙って見守ったあと少しだけ話をして事務所へ行こうとしたら、母が寂しそうに私を止めました。
それであと数分だけ話をして、「食べられないなら残してもいいんだよ」ということも伝え、部屋を出ました。
面会時間は30分まで。自室で会えるようになっただけでもありがたい。
でも、こみ上げるものがありました。それが、エレベーターで下に降り、玄関を出て駐車場への道を歩いているときでした。
後ろ髪を引かれる思いになっているのを自覚しながら歩いたのは、はじめてかも。いつもは、少し後になってから寂しさをジワジワと感じていました。
それだけ私が母の老衰に対して、実感するようになってきているのだと思います。
施設に親が入居したあとに子供ができることで、親が最も喜ぶのは、精神的なフォローではないか。そう思いながら、家に帰ってきました。
おわりに
衰えといえば、同居の義母(要介護2)もここのところ元気がなく静かです。いろいろあって嫌になってしまうことがあるのに、元気がなくなると心配になる変な私です。
出来ることをできる形で続ける。細く長く。自分に今、言い聞かせています。
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