母が胸の痛みを訴えて
昨日、老人ホームにいる母が胸の痛みを訴えたため、急きょ病院へ行ってきました。看護師さんによると、心筋梗塞のような状態ではないということでしたが、そのままにはしておけません。
母の車椅子を押しながら、検査検査、診察。結局、痛みの根本原因は判明しませんでした。
どの科の先生からも、痛み止めの薬を飲みながらしばらくは様子見とのこと。心配ですが、介護士さん達に任せて帰ってきました。
義母は頑張っている
こういうときほど、家に戻ると、わかるんです。頑張っているのは私なんかではなく、義母の方だなと。
60年以上も住んだ家を出て、わが家にやってきた。嫁と息子の言うことをきいて、デイサービスに真面目に通っている。
その嫁も、初めに同居していた時とは打って変わり(今の同居は2度目で8年目、初めの同居は5年ほどでダメになりました)図太くなった。頼んだことしかしてくれない。
こんなふうに、義母は私のことを思っているかもしれません。いえ、もうそこまで考えられないか…。想像です。
義母との同居について、「ほんとうは大変でしょう?」と、ブログやTwitterへメッセージをいただくことがあります。
実際に家で起きていることを、具体的に書かないせいでしょうか。はじめの頃は書いていた気もしますが、あまり見返さないのでわかりません。
たしかに義母との暮らしではしんどいことも起きますが、やりきれなくて爆発しそうになってしまうことは、ずいぶん減りました。
慣れたからというのもありますが、夫がコロナ禍で在宅ワークになったのを機に、義母のことをどんどん任せるようになったのが大きいです。
何でも自分でしないと気が済まないところも私にはありましたが、それも手放しました。
気が済まないなどというのは私のエゴに過ぎないし、そのエゴで自分をしばりつけていても苦しいだけ。やっと気づいたのです。
年齢を重ね、無理がきかなくなってきているのもあるでしょうね。エゴも退化してきたのかもしれません。
おわりに
朝からこうして書いていると、義母が嫌がりながらもデイサービスに慣れてくれたこと、ショートステイも利用できるようになったことを、もっと喜ばないといけないなと思います。
その義母は今朝も、なんだかんだ喋りながらデイサービスのお迎えバスに乗ってくれました。義母の人懐っこい点は、今のところ変わっていません。得な老い方だと思います。
私も、自分を疲れさせてしまうような考え方こそ捨てて、そのときの自分にできることを、できるかたちで続けていきたいです。
まずは、忙しい時間帯が過ぎたころに、母のいる有料老人ホームへ電話をかけてみます。
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ブログ村ハッシュタグ#60代の暮らし#義母の介護#実母の介護
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