「お兄ちゃんはプロレスラー」　
カクヨム。作者は光速スプリンターの人。全5話、9,991字の短編。

前座として初めての試合では3分で負け、次の試合では技を失敗して失神ＫＯ。コーチからは叱られ試合に出されなくなった細田浩司。雑用をこなしつつ、黙々と練習をしていたが、ある日メインの試合出場予定だった外人レスラーが試合前に帰国してしまった。メインは団体のエース対謎のレスラーＸと発表されていたので、その日に試合をしていない唯一のレスラーだった細田が覆面をかぶって謎の格闘家Ｘとしてメインの世界王者挑戦者決定戦に挑む。

もちろん、それなりの試合をして敗北する予定だったが、ひょんなことから勝利してしまう。

「もしかして、やってしまいました？」

そして世界王者戦に臨むのだけれど、下手すると大けがを負ってしまう。なんとかやり過ごせないか、と頭を痛めていたら、妹が「いいこと思いついた！」と満面の笑みを浮かべた。

ここまでで3話。4～5話が王者戦。

お兄ちゃんはプロレスラー　　作者：中原圭一郎

　失敗から試合を干されていた新人レスラー浩司は、メインイベントの対戦相手の外国人選手がボイコットしたことで、急遽エースを相手にシングルマッチを行うことに。
　さらに、東京ドームでアメリカ最大団体のエースともメインで戦うことに。しかも相手は総合格闘技のチャンピオンでもある。絶体絶命のこのピンチをどう切り抜けるのか。

カクヨム