いよいよ2024年3月も後半に入り、1年で最も携帯関連のキャンペーンが活発な時期のひとつがやってきました。
2023年末に始まったスマホの新割引規制が影響しているのか、iPhoneやスマホの値引きはどこも高級機のレンタル1円かエントリーモデルの一括1円セールばかりで面白みに欠ける(最近ちらほら実施される本体価格値下げの投げ売りはちょっと盛り上がりましたが)印象がありますので、今回は「オンラインのSIMのみ契約特典」に焦点を当てて評価・比較してみましょう。

各社のオンラインキャンペーンについては、別途
「SIMのみ契約特典 実施歴」にまとめてあります。実施中のキャンペーンでお得度がアップしているかどうか、一番高い乗り換え先はどこか、参考にどうぞ。
還元・特典の詳細はすべて省き、ここでは例年・過去のキャンペーンに比べて年度末の契約がお得になったか/契約するメリット・魅力は増えたかどうかを見ていきます。
【ドコモオンライン(本体)】:年度末キャンペーンは特に無し。常設の10kポイントのみ。
【ドコモ(ahamo)】:特に目立った新キャンペーンなし。
【UQ】:最大20k/ 2023年8月から不定期に開催しているキャンペーンと同等(条件は一部変更)
【YM(公式オンライン)】:最大一括20k/2023年12月からやっている”週末パワーアップ”の期間拡大版。
【YM(ヤフー店)】:最大26k/2023年9月から不定期開催の増量と同等
【ソフトバンク(LINEMO)】:初めて最大20k/2回目最大15k/3周年キャンペーン。
LINEMOは通常特典は2023年9月から不定期開催で実施するものと大差ないものの、3周年キャンペーン分と、過去に契約歴のあるユーザーへの特典を増量しました。これは過去最大級のはずです。
詳しくは過去の日記をどうぞ。
各社オンライン特典はこんな感じです。LINEMOの3周年キャンペーンを除くと、ほぼ過去に実施したキャンペーンの再実施でしかなく、「年度末だからお得度が高くなった」キャンペーンはあまり出ませんでした。
一方で、
「SIMのみ契約特典 実施歴」を振り返ると判るのですが、
最近の各社SIM単特典は昨年年度末頃のキャンペーンとずっと同等の特典付与が続いており、還元できる上限に達しているのかな?という感じでもあります。
以上、年度末のキャンペーンに期待していたユーザーも少なからずいらっしゃると思いますが、オンラインキャンペーン分については、上記の通りあまり大きな変化は見られませんでした。
今後年度末を過ぎても同じようなキャンペーンを繰り返す可能性はありますが、これ以上増える見込みも無いのかな、という傾向です。
逆に考えると「4月以降に増える」という可能性は低いので、乗り換えのタイミングが来ているユーザーはSIM単体でいくか、スマホセットの割引を狙うか、いずれにせよ3月末までの現行キャンペーンから選んで契約しておくのが無難でしょう。
スマホのセットならMNO/サブキャリア以外にもMVNOの年度末セールはそこそこお得感が高いキャンペーンもありますし(IIJ/mineoのスマホセットキャンペーンは現在3月末を区切りにしたセールを実施しています)。