商品番号:2247
ワンセグTV、FMラジオ(ワイドFM対応)、AM放送、短波ラジオ、LEDライト、非常用サイレン、手回し充電、スマホ充電機能を搭載したオールインワン型ポータブルワンセグテレビのパイオニアであるエコラジシリーズ。
2016年発売の1stモデルから累計販売台数は12万台を突破。その人気シリーズに2023年、4代目となる最新モデルが登場しました。
主な改良ポイントは ①液晶画面サイズアップ 3.5インチから4.3インチへとアップし、より見やすくなりました。 ②ラジオのノイズを軽減 デュアル液晶を採用してノイズの干渉を抑えることで、ラジオの受信感度が約16%アップ。 ③ワンセグTVにメニュー機能を追加 受信したチャンネルの番組表を表示可能に。 字幕のオン・オフ切り替え、主音声・副音声・主+副音声の切り替えも可能。
多彩な電源機能がエコラジネオの強みです。AC電源はご自宅など屋内で、日常的なご使用に適しています。 内蔵バッテリーは外出時やAC電源の無い場所でのご使用に。乾電池は外出時や内蔵バッテリーが無くなった時にも安心。さらに手回し充電もできるので、回すだけで発電し情報を得ることができます。
防災に特化された商品は、いざとなった時にしか使わず、結局使い方が分からないといったことになりがちです。ならば「普段から使い慣れている物に防災としての機能があれば、もっと役に立つのでは?」と考え、企画・開発されたのがエコラジシリーズです。
キッチンやベッドサイドなど、屋内や屋外など必要な場所に持ち出せる本品。普段からワンセグテレビやラジオとして楽しんでいただき、災害時にはサッと持ち出せるサイズと重量、多様な電源確保が可能かなどを検討。「防災」と「日常」の両面で満足できるよう設計されています。
朝日新聞朝刊の月刊通販朝日で連載「日々これ防災」を執筆している備え・防災アドバイザー、高荷智也さんに、本品を使用したレビューを寄せていただきました。
非常時には命を守るために、また生活支援を受けるために、情報収集を行うことが重要です。災害に備えた道具を準備する際にも、情報収集のための機器を用意する必要がありますが、必ず準備したい道具としては「モバイルバッテリー」と「ラジオ」が、そしてあれば便利な道具としては「ワンセグテレビ」があげられます。
災害時にも欠かせない情報収集ツールのスマートフォンは、充電が切れてしまえばただの箱。停電に備えたモバイルバッテリーなどの蓄電池や、ソーラーパネルなどの発電器が必要です。さらに停電が長期化すると、携帯電話の基地局がダウンしてしまうため、スマートフォンが使用できてもインターネット接続などができなくなります。この場合はラジオが唯一の情報原になることも。乾電池で動くラジオや、さらには目で見て分かる小型のワンセグテレビがあると便利です。
そんな非常時に欲しい「モバイルバッテリー・ラジオ・テレビ」が一台になっているアイテムがこの「エコラジネオ」です。手のひらに乗るコンパクトサイズな本体に、ワンセグテレビ、ラジオ、ライト、サイレンなど非常時に欲しい機能と、スマホにも給電できるバッテリー、手回し充電ハンドルがギュッと詰め込まれています。
まず特徴的な機能が「ワンセグテレビ」です。ワンセグテレビは通常の地上波と同じ放送を、持ち運びできる小型の端末でも見られる放送で、無料かつ登録不要で使えるサービスです。副音声への切替や番組表の閲覧なども行えますので、「普通のテレビ」と同じ感覚で使用できます。
ラジオはFM・AM・短波放送の3つを聞くことができます。「チャンネルのスキャン」機能を使うことで、ダイヤルを細かく動かす必要なく、ボタン一つでラジオのチャンネルを切り替えて行くことができますので、使い勝手も上々です。スピーカーで聞くことも、イヤホンで聴くこともできます。さらに本体にはLEDライトが搭載されていますので、簡易的な懐中電灯として使用することもできます。またサイレン機能が搭載されており、身動きが取れなくなった場合などに助けを呼ぶための音を鳴らし続けることも可能です。非常時に欲しい機能がギュッと詰まった、かなり便利な1台となっています。
「エコラジネオ」は電源周りの機能も充実しています。テレビやラジオを使用する際には、本体の蓄電池を充電して使うか、単4乾電池4本で使用することが可能です。本体のバッテリーが満タンであれば、テレビを約8時間、ラジオを約20時間、LEDライトを約24時間使用することができます。
ちなみに本体への充電は付属のACアダプタを使用しますが、接続はUSB-Cケーブルです。昨今では様々な機器がUSB-Cになりつつありますが、こうした端末できちんとUSB-Cが用いられているのは「ちゃんとしている」素晴らしいポイントです。こうした細かな点も評価できるよい端末だと言えます。
アルカリ単4乾電池を使う場合は、テレビを約4時間、ラジオを約15時間、LEDライトを約20時間使用可能です。普段使いをする場合は本体のバッテリーを使用するたびに充電しながら使用すれば経済的ですし、非常時には乾電池を備蓄しておくことで本体のバッテリーが切れても必要な機能を使用し続けることができます。
さらに、手回し発電用のハンドルがついており、1秒2回のペースでくるくる回転させることで、10分あたりテレビを約5分、ラジオとライトを約30分使用することができるようになります。簡易的なハンドルですので、長時間の充電には向きませんが、乾電池を使い切っても体力が続く限り機器を使用できるのは、大変心強い機能であると言えます。
本体バッテリーは2,000mAhの容量があり、これは一般的なスマートフォンを半分程度充電することができる容量です。一般的なモバイルバッテリーと比較すれば小さな容量ですが、それでも実用レベルでスマホを充電することができるのは、非常時においてとても便利な機能であると言えます。
なお、乾電池からスマートフォンへの給電はできず、本体バッテリーからの給電のみとなります。一方、手回し充電ハンドルで本体のバッテリーを充電すればスマホ充電も可能です。相当な時間がかかりますので、あまり推奨できる使い方ではありませんが、最後の手段として手回しでもスマホを多少動かせるのは、やはり安心できる機能と言えます。
災害時における情報収集に関する「必須」「あると便利」な機能がコンパクトにまとまり、またお守りとしても欲しい手回し充電機能までついている便利な端末です。非常時にもきちんとした情報収集手段を用意しておきたい方へおすすめできる1台を、ご自宅にいかがでしょうか。
合同会社ソナエルワークス 備え・防災アドバイザー 高荷智也