医師リタイア後の人生を彩る“バラの庭”
医師から庭師へ転身した中山さんの物語
小平市にある中山庸子さんの美しいバラの庭。
医学と愛情を注いできた中山さんが、74歳の今、彼女自身の夢を花で表現しています。
彼女は、多忙な医師生活を経て、リタイア後にこの圧巻の庭を手がけることに。
それが彼女の人生にどれだけの光をもたらしているか、訪れる人々がその素晴らしさを実感しています。
バラの宝石箱のような庭
彼女の庭には、約300種類もの花が生息し、その中でも70種類がバラです。
色とりどりのバラが咲き誇る様子は、まさに“宝石箱”。
中山さん自身も「この庭は私のジュエリーボックス」と語っています。
その姿は、訪れる人々を惹きつけ、誰もが思わず立ち止まってしまう魅力を放っています。
「ロマンチックな雰囲気が好き」と彼女が語る通り、そこにはただの花園以上の特別な空間が広がっています。
庭づくりは母との思い出から
20年前に始めた庭づくり。
母が暮らす家があった土地で、医師としての忙しさから解放された時、彼女は夢に描いていた「自分だけの庭」を実現するために行動しました。
「小さな頃から花が好きでしたからね」。
その情熱が、今の美しいバラの庭へと続いています。
かつて訪れた患者さんが、今ではママになってその場所を訪れる光景には、彼女の医学の経験と庭活動が結びつく温かいストーリーが感じられます。
資格は必要なし!庭づくりの楽しさ
植物の世話には手間がかかりますが、その手間こそが愛情に繋がるのです。
水やりや剪定、病害虫対策など、やることは山ほどありますが、そのひとつひとつに中山さんの情熱が込められています。
彼女にとって、花を育てる時間は癒しの時間でもあり、医師としてのストレスから解放してくれる貴重なひと時なのです。
「薔薇が手間がかかるからこそ、育てる喜びも倍増する」と語る彼女の言葉には、深い感情が通っています。
先人から受け継いだ美しさの価値
中山さんのバラの庭は、ただ美しいだけではありません。
その背後には、彼女自身が持つ医師としての経験や、家族の思い出、そして多くの人々との繋がりがあります。
この庭を通じて地域の人々に笑顔を届けたいという想いが、彼女を駆り立てているのです。
彼女の成し遂げた素敵なお庭は、すでに地域の宝物の一つとなっており、これからも多くの人々に光を与え続けることでしょう。