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 ただの水のボトル。だけれど、このパッケージは他ではたぶん見ない。

 これはタイ国鉄の夜行列車で一等寝台の客にだけ提供されるもの。私が初めて利用した2001年でも水のボトルの提供はあったし、それから何度か一等を利用した際にも毎回用意されていたと思う。しかし、このようなタイ国鉄のオリジナルっぽいパッケージではなく、普通の市販のものだった。とはいえ、軽く10年以上は乗っていないので、いつ頃からかは知らない。

 รถไฟはカタカナ表記するならロットファイ(トはほとんど発音しない)、真ん中のROTFAIと同じだ。意味は「鉄道」。

 図柄が旧バンコク中央駅なのがそそられる。ここでは駅の歴史や思い出などを長々と書くのは控えておくが、私にとっては若き日の初訪泰の時から何度も利用した思い入れ深い駅である。ついでなので2018年11月の訪泰時、もう訪れることは少なくなるだろう、と思って、その雄姿を収めておいたものを下に載せておく。

 閑話休題、珍しいものだと思いながらも、ありがたく中のお水だけは頂いてすぐにボトルは捨ててしまった。マニアなら、このようなボトルもやはり欲しくなったりするものなのだろうか。一応断っておくが、中の水は特別美味しいわけでもなんでもない普通の飲料水だ。


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【写真】水:2023年2月、駅:2018年11月
【文章】2023年8月
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