つい先日Steamのサマーセールで散財したばかりだというのに、今度はAmazonのプライムデーですよ(もう終了してます)。
特に買う予定は無かったんですが、セール品を見ていたらSSDが20%オフ!……ポチ!!
最近1TBHDDの容量がキツくなっていたし、夏場で発熱も気になるしということでスカイリム専用にすることにしました。
LE版のゲームデータやMOD類を全て移行したので、その過程を残しておきます。
「LE版スカイリム」を「NMM0.5系」で構築している方は同じ方法で移行できると思います。
※2018/07/24 「6. 各ツールの設定見直し」に「6-4. Creation Kit」を追記しました。
目次
1. 購入したもの
1-1. SSD
- Crucial SSD 500GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付) CT500MX500SSD1/JP
プライムデー価格で\10,863でした。
容量は500GBにしました。1TBだと倍の値段だったので…。スカイリム専用+αなら充分でしょう。
写真撮ろうと思っていたけど、嬉しすぎて早々にケースへ入れてしまったので画像無し。
1-2. ケース
- Inateck アルミ製2.5インチ7.5 mm 9.5 mm SATA HDD/SSD用外付けハードドライブエンクロージャ、UASP対応、SSD用に適切化(FE2011)
こちらは\1,510です。大きさの実測値は8.4×11.3×1.3cm。
50cmのUSB3.0ケーブルも付属していますが、ヨドバシで長めの金メッキ3重シールドケーブル(やり過ぎ?)を買ってきました。\700強でしたが、ポイント購入なので出費無し。
今回、SSD本体とケースを合わせた出費金額は\12,373でした。フルプライスのゲーム、ゴールドエディション級…。いやいいんだ、スカイリムのためなら。
※これらの選択は、いつもチェックしている ちもろぐ さんを参考にさせていただきました。感謝申し上げます。
2. SSDの準備
2-1. ケースにSSDを取り付ける
ケースを開けてSSDを差し込んでネジで止めるだけです。なんだこれ簡単すぎる…。向きを間違えないように気をつけましょう!と言いたいところですが、間違えようもありませんでした。
ファミコンにカセットをセット出来る人ならできます。スーパーファミコンや64の経験でも可。
真面目な話もすると、SSDに2mmのスペーサー(黒い枠のようなもの)が付属していたので、それも入れておきました。
2-2. SSDのフォーマット
パソコンにSSDを継ぎ、使用できるように設定を行います。
- スタートボタン>コンピューター右クリック>管理 から「ディスクの管理」を選択。
- 自動的に ディスクの初期化 という画面が開くので、「GPT」を選んで「OK」ボタン。
- SSDのディスクを右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択。
- ドライブ文字を割り当てて、クイックフォーマット。
上記以外は初期設定のままでOKです。ドライブ文字はどれでも良いのですが、Steam用かつSkyrim用ということで「S」にしてみました。
それぞれのスクショを撮る予定が、嬉しすぎてポンポン進めてしまったのでこれも画像無し。
3. 移行前に保存しておくべきファイル
今回得られた経験から、SSDへ移行する前に保存しておくべきファイルを挙げておきます。
- "C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Skyrim" フォルダ
- TESV.exe(英語版)
- steam_api.dll(英語版)
- "マイドキュメント\My Games\Skyrim" フォルダ
- SkyrimPrefs.ini (重要!)
英語版の "TESV.exe" はSKSEを、"steam_api.dll" はCKを正常に動作させるために必要です。CKを使っていない方は "steam_api.dll" のバックアップは不要です。
"SkyrimPrefs.ini" はすべての方にバックアップを推奨します。移行後にスカイリムランチャーを起動すると、強制的に書き換えられてしまいます。
4. Steamの機能でスカイリムデータを移動
4-1. SSDにSteam用のフォルダを作成
それでは移行作業開始です。私は作業前にSSDへSteam用のフォルダを作成しておきました。後の操作でSteamから作ることもできますのでお好みで。
フォルダ名は「SteamSSD01」にしてみました。Steam用第1号!
4-2. Steamでフォルダを認識させる
Steam>設定>ダウンロード を選択し、コンテンツライブラリ の「STEAM ライブラリフォルダ」を押します。
「ライブラリフォルダを追加」ボタンから、SSDの "S:\SteamSSD01" を指定します。
下図のようにライブラリフォルダが2つになればOKです。
4-3. スカイリムのデータを移す
MODデータがどうなるのか不安になりながら突撃しました。勝手に整合性の確認とか始めちゃったらどうしよう…。うちのネット回線遅いのに。
SteamでSkyrimの右クリックメニューから プロパティ>ローカルファイル と進むと、「インストールフォルダの移動」というボタンがあるので押します。
そこで先ほど追加した "S:\SteamSSD01" フォルダを指定します。
ゲームデータが自動的にSSDへ移動されるので、バーをじっと見つめながら待ちます。9分ほどかかりました。
すると移動完了直後に一瞬だけダウンロードが入り、"TESV.exe" と "steam_api.dll" が上書きされたことを確認しました。スカイリムの言語設定を日本語にしてあるため、これら2つのファイルも日本語版と考えられます。
そこで、保存しておいた英語版からこれらを上書きし直しました。CKを使わない方は "TESV.exe" のみで良いですし、使う方は "steam_api.dll" も英語版に戻しましょう。
それ以外は特に問題なく、MODのesp類も含めて新フォルダに完全移動してくれていました。
5. NMMで使うMODデータの移動
5-1. SSDにNMMのフォルダをコピー
NMMが保存しているMODデータや設定ファイルもSSDに移動することにしました。
SSDに "S:\NMM05" というフォルダを作成し、その中へ "C:\Games\Nexus Mod Manager\Skyrim" フォルダをコピーしました。
この元フォルダはひとまずリネームしておき、NMMの動作確認ができてから削除しています。
5-2. NMMのフォルダ設定を変更
インストールフォルダの移動後にNMMを起動すると、ダイアログが出てエラーになります。"TESV.exe" が見つからないためです。
そこで「Rescan Installed Games」を押して、ゲームのスキャンをし直します。
スキャン画面で右下にある「Stop Searching」ボタンを押してスキャンを止め、Skyrimの項目欄に手動で "S:\SteamSSD01\steamapps\common\Skyrim\TESV.exe" を指定します。
それからNMMでSkyrimを選択し、歯車アイコンをクリック>Skyrim タブにて、フォルダ設定を変更しました。Skyrim Directory は、すでに新しいパスになっていました。
- Mod Directory
S:\NMM05\Skyrim\Mods - Install Info
S:\NMM05\Skyrim\install Info - Skyrim Directory
S:\SteamSSD01\steamapps\common\Skyrim
この後NMMを再起動して、導入済みのMODやロードオーダーに問題が無いことを確認しました。
6. 各ツールの設定見直し
6-1. ENB
ENBの管理には ENBMan を使っています。"TESV.exe" の場所が変わったので、設定し直します。
ENBMan を起動して右下の鉛筆アイコンをクリック。
設定画面の「Path to executable」で、正しいファイルパスを指定します。下段の「Root directory」は自動的に切り替わりました。
6-2. TES5Edit
TES5Edit はそのままでは起動すらできなくなりますので対策しますが、"SkyrimPrefs.ini" をバックアップしていないとここで困ることになります。
対策としてはスカイリムランチャーを1度起動するだけです。Steamからランチャーを起動すると、画質設定をやり直すメッセージが出ますので終わるまで待ち、そのまま終了します。これによりTES5Editが起動できるようになります。
しかし、インストールフォルダの移動後にスカイリムランチャーを起動すると、"SkyrimPrefs.ini" が自動的に書き換えられます。
なんと元の設定値を無視して完全に新規で作り直してしまうようで、既存の行も問答無用で削除されます。特にENBを使用している方は弊害が大きいのでご注意ください。この仕様は本当にやめて欲しかったですが、私の場合は半年前のバックアップがあったので何とかなりました。
ということで事前に保存しておいた "SkyrimPrefs.ini" で上書きして戻します。
ちなみに "Skyrim.ini" は変更されませんでした。移行前のバックアップは不要ということになりますが、念のため保存しておくのも悪くないでしょう。
6-3. TESVTranslator
TESVTranslator のフォルダもSSDに移行した場合、使用するStringsファイルの場所が変わっているかもしれません。
その場合は オプション>オプションと言語の設定 を開き、「.\Skyrim\data\Strings」の部分をクリックして、正しいフォルダを指定し直せばOKです。
6-4. Creation Kit
CKはそのままだと起動できなくなるようで、結果として再インストールしましたので過程を書いておきます。
実は私の場合、気付かずにSドライブの "CreationKit.exe" からCKを起動しようとして失敗し、おかしいなと思ってSteamからCKを起動しようとしたら、CドライブのSkyrimフォルダにCKがダウンロードし直されました。
もちろんCドライブにはSkyrimのゲームデータが存在しないので意味無し。
そこからCKのインストールフォルダをSドライブに移行しようとしても、4-3でスカイリムと共にCKのデータも移行済みのためか、既に存在する旨のメッセージが出て上手くいきませんでした。
ということでSteamの ライブラリ>ツール から「Skyrim Creation Kit」を右クリックし、「アンインストール」を行いました。
このアンインストールは、SドライブではなくCドライブのCKに対して行ったことになります。
アンインストールされたらもう一度右クリックして「ゲームをインストール」を選択します。
「インストール先のドライブを選択」で「S:\SteamSSD01 の下にインストール」を選択します。
その次の画面でインストールに同意すれば、作業終了です。
CKのデータ自体はSドライブに移行済みのため、ダウンロードされることなく終わります。
"steam_api.dll" の上書きもありませんでした。
設定ファイルの "SkyrimEditor.ini" も変更されませんでしたが、これは念のため事前にバックアップしておいても良いでしょう。
今回は、Cドライブに再ダウンロードされる前にインストールフォルダの移動を試みることができませんでした。もしかしたら最初から移動をすれば上手くいくのかもしれませんが、未検証です。すみません。
ちなみにCKのインストールフォルダが現在どこに設定されているのかは、プロパティの ローカルファイル>ローカルファイルを閲覧 から確認することができます。
7. 体感記録
上記の設定をすべて終えてから満を持してスカイリムを起動した結果…問題なく移行できました!
嬉しすぎたので以下の3点についてタイム比較をしてみました。
- 起動後「Bethesda」ロゴが出てからメニュー項目が表示されるまでの時間
- セーブデータロード時間
- ホワイトランの外から中に入る時間
動画を撮ってAviUtilに取り込み、フレーム数から秒に換算してみました。SSD移行前の動画は、SSDが届く前にしっかり撮っておきました。
HDD | SSD | |
---|---|---|
ロゴ→メニュー | 13.1秒 | 6.7秒 |
セーブデータロード | 22.8秒 | 11.1秒 |
ホワイトラン外→内 | 16.7秒 | 12.0秒 |
早くなっていますね!元々それほど不満はありませんでしたが、ロードのたびに「いいね!」となる程度には早くなりました!
"skse_loader.exe" をクリックしてから起動ロゴが出るまでの時間は正確に測れませんでしたが、約45秒から約35秒に短縮されています。
今回、スカイリム関連のファイルをSSDに移行して45GBほど使いました。SSDの容量はまだまだ余っているので、これはTES6のために空けておきますね、ベセスダさん!
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