ファーウェイが世界初の3つ折りスマートフォン「Mate XT Ultimate」を発表しました。3つ折りという革新的な設計にもかかわらず、折りたたんだ状態での厚さはサムスンの最新モデル「Galaxy Z Fold6」とほぼ同等だそうです。
Redditに投稿された画像が、衝撃を持って海外各サイトによって伝えられています。数字上では、Mate XTが12.8mm、Fold6が12.1mmと、わずか0.7mmの差があります。しかし、この画像を見ると、その差はほとんど目に見えないことがわかります。
さらに注目すべきは、Mate XTの画面サイズです。3つ折りによって実現した10.2インチの大画面は、Fold6の7.6インチを大きく上回ります。単に閉じた際の数値上の厚みではごくわずかにSamsungが勝っているのですが、どちらが人の心を惹きつけるかは明らかです。
HUAWEI Mate XT登場により、ファンの間で議論が巻き起こっていると、今回の比較画像を伝えた媒体の一つであるGSMArenaは伝えています。
それによるとサムスン支持者は、同社の折りたたみ端末の堅牢性や耐久性を評価し、細部の完璧さを強調。一方で、サムスンの折りたたみスマートフォンのデザインがここ数年大きく変わっていないことや、改良のペースが遅いことを指摘する声も上がっているそうです。
Phone Arenaは、このように並べるとGalaxy Z Fold6がほとんど古く見えてしまうと論評。噂されている予約注文数から、サムスンは折りたたみ市場での支配力を失いつつあり、ファンはアップグレードにうんざりしていると分析しています。
折りたたみスマートフォン市場では、ファーウェイの3つ折りモデルや、VivoやHonor、Xiaomiの薄型モデルの先進性が話題となる一方で、開拓者であるGalaxy Z Foldシリーズの遅れが目立つようになっています。こうした中国メーカーに対抗するためのGalaxyの特別折りたたみモデルの登場も噂されており、巻き返しなるのか、今後の動向に注目です。