選手寸評
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森下暢仁(もりした・まさと)は、明治北小3年時から明治少年野球クラブで野球を始め、6年時から投手。大東中では3年時に県大会と九州大会を制し全国大会出場(シード校で2回戦初戦敗退)。大分商高では1年夏からベンチ入りし、同夏の甲子園出場。2年秋からエースで3年夏は県大会決勝で敗退。U-18ワールドカップの侍ジャパンに選出され、銀メダル獲得。明大では1年春から登板し、5季ぶりのリーグ優勝に貢献した4年春はベストナイン初受賞。38年ぶりのリーグ優勝を遂げた全日本大学選手権では最高殊勲選手賞、最優秀投手賞。3大会ぶりに制した日米大学選手権でも最高殊勲選手賞。東京六大学通算42試合、15勝12敗、防御率2.42。最速155キロ。変化球はカーブ、カットボール、チェンジアップ。2019年ドラフト1位で広島に入団。ルーキーイヤーの20年は10勝3敗、防御率リーグ2位の1.91で新人王を獲得。21年は2年連続先発ローテーションで回っただけでなく、東京五輪の日本代表に召集されて金メダル獲得に貢献。シーズンでは24試合に登板し、8勝7敗。防御率2.98。22年はリーグ最多の先発27試合で178回2/3、2年ぶりの2ケタ10勝とチームのために力を尽くした一方で、オフは右肘の手術に踏み切った。23年は手術による出遅れがありながらもチーム2位の9勝と、勝ちを呼び込む力投。前田健太(タイガース)から学んだ20種類以上のウォーミングアップで体の微妙な変化を察知。ケガを防止して目標の『15勝』クリアだ。
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