MLB公式サイトは7日(日本時間8日)、「球団史上最高の選手」を特集した記事を公開した。同サイトのスタッフが選出したとされるが、ニューヨーク・ヤンキースでは、「野球の神様」ことベーブ・ルース、ワシントン・ナショナルズはブラディミール・ゲレーロが選出されるなどほとんどがアメリカ野球殿堂入りした選手ばかりだ。
MLB公式サイトが公開した「球団史上最高の選手」でアメリカ野球殿堂入りしていない選手に着目すると、エバン・ロンゴリア(タンパベイ・レイズ)、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)、ジャンカルロ・スタントン(マイアミ・マーリンズ)、ピート・ローズ(シンシナティ・レッズ)、トッド・ヘルトン(コロラド・ロッキーズ)の5人で現役は3選手だ。
エンゼルスは、2021シーズンを通して投打でフル回転の活躍だった大谷翔平ではなく、2014年、16年など3度の年間最優秀選手を受賞しているトラウトが選ばれた。トラウトの選出理由は、「(球団内において)WARでもかなりの差をつけて歴代トップ。3度のアメリカンリーグのMVPと8度のオールスターを獲得」としている。トラウトは、Baseball Referenceによると、76.1WARを記録している。
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ここでは、各チームの「球団史上最高の選手」を在籍年とともに紹介する。
(★はアメリカ野球殿堂入り、◯は現役選手)
◆【ナ・リーグ一覧】MLB公式サイトが発表した「球団史上最高の選手」にスタントンやゲレーロらが選出
■球団史上最高の選手
ア・リーグ
テキサス・レンジャーズ:イバン・ロドリゲス★(在籍:1991年〜2002年、2009年は同チームに復帰、2017年に殿堂入り)
シカゴ・ホワイトソックス:フランク・トーマス★(在籍:1990年〜2005年、2014年に殿堂入り)
クリーブランド・インディアンス:ボブ・フェラー★(在籍:1936年〜1956年、1962年に殿堂入り)
デトロイト・タイガース:タイ・カッブ★(在籍:1905年〜1926年、1936年に殿堂入り)
カンザスシティ・ロイヤルズ:ジョージ・ブレット★(在籍:1973年〜1993年、1999年に殿堂入り)
ミネソタ・ツインズ:ハーモン・キルブリュー★(在籍:1954年〜1974年、1984年に殿堂入り)
ボルチモア・オリオールズ:カル・リプケンJr.★(在籍:1981年〜2001年、2007年に殿堂入り)
ボストン・レッドソックス:テッド・ウィリアムス★(在籍:1939年〜1942年、1946年〜1960年は同チームに復帰、1966年に殿堂入り)
ニューヨーク・ヤンキース:ベーブ・ルース★(在籍:1920年〜1934年、1936年に殿堂入り)
タンパベイ・レイズ:エバン・ロンゴリア○(在籍:2008年〜2017年、現サンフランシスコ・ジャイアンツ)
トロント・ブルージェイズ:ロイ・ハラデイ★(在籍:1998年〜2009年、2019年に殿堂入り)
ヒューストン・アストロズ:クレイグ・ビジオ★(在籍:1988年〜2007年、2015年に殿堂入り)
ロサンゼルス・エンゼルス:マイク・トラウト◯(在籍:2011年〜現在)
オークランド・アスレチックス:リッキー・ヘンダーソン★(在籍:1979年〜1984年、1989年〜1995年と1998年は同チームに復帰、2009年に殿堂入り)
シアトル・マリナーズ:ケン・グリフィーJr.★(在籍:1989年〜1999年、2009年〜2010年は同チームに復帰、2016年に殿堂入り)