大晦日の格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」は31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、全17試合が行われた。
戦前、榊原CEOは本大会のテーマを「伏線回収」とし、34名の格闘家たちは大晦日にそれぞれの想いを拳にのせ、ぶつかりあった。
ファン、仲間、家族、愛する人へ……試合後のマイクで伝えられた10のメッセージを振り返る。
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目次
■「未来さん、僕に夢、希望を与えてくれて」
新居すぐるから地元の先輩へ(第4試合)
「北海道の先輩が病気で、『すぐるの大晦日の試合まで持ちたい』と言ってくれていましたが、先週亡くなってしまいました。きっと見てくれていると思うので伝えたいです。先輩勝ったよ!」
ヒロヤから朝倉未来へ(第6試合)
「僕が格闘技を始めたきっかけは、朝倉未来です。背中を追って俺でもできるんじゃないかって思って、地下から大晦日、チャンピオンに勝ちました。未来さん、僕に夢、希望を与えてくれて、人生を変えてくれてありがとうございました」
イゴール・タナベから家族へ(第7試合)
「水抜き5キロって言っていたんですけど、本当は7.5キロ落として公開計量まで回復できなくて。大晦日出たいし、家族にいい暮らしをさせたいし、先生方もいるので覚悟を決めて。減量中に家族にも八つ当たりしてしまって、周りの方のおかげで実行できたものです。本当に僕は恵まれてます」
伊澤星花から山本美憂へ(第13試合)
「山本美憂選手は自分が小さい頃からレスリングのトップで戦ってきて、私が総合格闘技を始めた理由の一つが山本選手でした。いつまでも強くて素敵でカッコよくて、本当に憧れの選手です。これから女子格闘技をもっともっと盛り上げて、次の世代の人にバトンを渡していけるよう頑張りたいと思います」
山本美憂からファンや家族・チームへ(第13試合)
「今日の終わり方と一緒で、私は戦歴的にはよくないというか、そんな選手だったにも関わらず、ファンの皆さんが毎回応援してくれて、こんな幸せなアスリートっていないんじゃないかって思ってます。本当にありがとうございます。本当に寂しいです。でも、これからまたいろんなことに挑戦していきたいと思ってます。支えてくれた家族、コーチ、チームメイト、みんなにお礼を言いたいです。本当にありがとう」
■「僕たち朝倉兄弟は世界のトップを獲れると思ってます」
平本蓮から朝倉未来へ(第14試合)
「朝倉未来、お前がぶっ飛ばされるから俺がぶっ倒したよ」
クレベル・コイケから高田延彦とファンへ(第15試合)
「高田さん、ずっとRIZINを手伝ってありがとうございました。今年は400グラムでベルトできなくてすみません、金原さんに負けて、今年は一番難しかったです。でも自分は神様を信じていて、12月31日にすごい頑張って、皆さん仕事でも何でも信じていてください。勝つのも負けるのもあるけど、皆さん信じていてください。ハッピーニューイヤー! 1、2、3、ポペガー!」
朝倉海からファンと兄・未来へ(第16試合)
「皆さん、やっと(大晦日で)勝てました。僕の人生うまく行かないことが多いですけど、挑戦を続けていれば素敵な仲間やたくさんの方に応援していただいて、これからも挑戦する姿を見せることで勇気を届けたいと思います。僕たち朝倉兄弟は世界のトップを獲れると思ってます。だから兄貴も来年、チャンピオンベルトを獲ってほしいです。皆さん、これからも朝倉兄弟についてきてください」
フアン・アーチュレッタからファンへ(第16試合)
「皆さまにありがとうと言いたいです。今週早めの時点で体調に異変がありましたが、私に戦わないという選択肢はありませんでした。あなたたちは私のキャリアを再出発するきっかけとモチベーションを与えてくれました。会場へ時間を割いて来てくださる方々のために戦わないという選択肢はなく、今日は困難を乗り越えて戦いました」
堀口恭司から川村那月さんへ(第17試合)
「言いたいことがあるので、川村さん、RIZINのリングで川村さんと出会い、自分のことをサポートしてくれて、結婚してください!」
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(SPREAD編集部)