lucas
𝘵𝘺𝘭𝘦
 
 

「すべてをまだ覚えている」

すべてをまだ覚えている。目が覚めると始まる、過ぎ去った年月のゆっくりとした燃え上がり。 何も永遠ではないという思い出。

そして、君の写真を見ていた。それだけでは僕を救えないけれど、最近の気持ちをそらすには十分だ。君は僕を嫌いになったのかな。

だって、もう話さない。君の床で眠った日々もあったのに。ただ君からの電話を願っている。そして、まだすべてを覚えている。まだすべてを覚えている。

君は電話を取ることができたはずなのに。