Alone in the Dark 2

Alone in the Dark 2

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「Alone in the Dark2」悪魔大全
By Shiki-Kui
ADV「アローン・イン・ザ・ダーク2」に登場するクリーチャーの紹介です。
名称、挙動、弱点などをすべて記載しておきますので、攻略の際の手助けにしていただけると幸いです。
   
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ヘルズ・キッチン・ギャング(Hell's Kitchen Gangsters)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の構成員たち。

ヘルズ・キッチン全域に渡って登場するクリーチャーで、主人公カーンビーを感知すると「Hi Guy!!」「Hey You!!」などの呼び声とともに現れ、銃撃を加えてくる。
彼らギャングたちの動作は俊敏で銃撃の狙いも正確であるため、遭遇した場合の対処法としては、懐に飛び込んでの近接戦闘となる。相手が銃を発射しようと狙いを定めている間に素手、あるいは武器を使って叩き伏せてしまうのだ。




これらギャングによる一番の難所は、ゲーム開始直後のヘルズ・キッチン正面における2名の門衛との戦闘である(2枚目の画像参照)。
トンプソン機関銃を装備したこの門衛たちは、互いに連携をとりながら、あっという間に主人公カーンビーを血祭りにあげてしまうため、スタート直後から序盤最大の山場となるだろう。攻略法としては、彼らの登場を感知したら一度回れ右して走ると、視点が俯瞰に切り替わるため、視点ぎりぎりまで移動したら中央に向けて武器アイテム「リボルバー」または「トンプソン機関銃」を乱射する。門衛たちは中央に向かって動く傾向があるため、銃弾が命中しやすく、上手くいけばノーダメージで倒すことができるだろう。

ヘルズ・キッチン・ギャングの背景は、密造酒を資金源とするカリフォルニアのギャングたちであり、魔女エリザベスのブードゥの秘術によって生ける死者=ゾンビと化した者たちである。
ヘルズ・キッチン全域にわたって登場する彼らギャングたちは、いずれも重武装である。本作の舞台は禁酒法時代のカリフォルニアであり、アル・カポネのようなギャングたちが密造酒利権を巡ってしのぎを削った時代だった。彼らゾンビのギャングたちもそうした抗争をくぐり抜けてきた手練れだったのだろう。
影の怪物(Shadow Creature)
ヘルズ・キッチン庭園の地下道にて登場する半透明の怪物。

主人公カーンビーがアイテム「金属製のカード」を祭壇にて使用し、地上へのはしごが現れると同時に出現する。
動きは緩慢だが、接近されると瞬く間に殺されてしまうため、銃器を装備しているならば、遠距離から銃撃して撃破してしまおう。
動くツタ(Animated vines)
生命を与えられた植物のツタ。

ヘルズ・キッチン庭園最奥部の手前に登場し、主人公カーンビーの行く手を阻んでくる。
倒すには、庭園地下道にて入手できるアイテム「海賊の剣(木製)」にて斬りつけるしか方法がない。
ショーティ・レッグ(Shorty Leg)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

ショーティ・レッグは銃を仕込んだ義足を装着しており、片足という身からは想像できない俊敏な動作と正確な射撃で主人公カーンビーを苦しめてくる。
とはいえ、攻略法はヘルズ・キッチン・ギャングたちと同様、近接戦闘に持ち込むことでショーティ・レッグの銃撃を無力化することができるため、一度懐に飛び込んでしまえば容易に倒すことができる。

ショーティ・レッグとの1度目の遭遇はヘルズ・キッチン庭園の最奥部にあるジャック像の前で、周囲を取り巻く生け垣が主人公カーンビーの動作の妨げになるが、前述のとおり懐に飛び込んでしまえば、倒すことは容易だ。

2度目の遭遇は海賊船「さまよえるオランダ人号」の酒蔵であり、海賊風の衣装に身を包んだショーティ・レッグと闘うことになる。1度目の庭園同様に狭苦しい酒蔵にて闘うのは不利であるため、遭遇後は廊下に退避して、闘うことが無難である。
ミュージック・マン(Music Man)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

流しのアコーディオン奏者のような井出たちをしており、銃を仕込んだアコーディオンを使って、登場後から間髪入れず連射してくるため注意が必要である。

ミュージック・マンとの1回目の戦闘はヘルズ・キッチン地下道のエレベーター降車後で、遠間から主人公カーンビー目がけてアコーディオン銃を連射してくる。
攻略法は2通りあり、ひとつ目がその他ギャングのように近接戦闘にて仕留めてしまう。
もうひとつがヘルズ・キッチン庭園にて入手できるアイテム「ミュージック・マンの契約書」である。この契約書の文言には、“もし、この契約書が私の眼前で破棄され、私が死なねばならなくなったら・・・”とあるため、それに従って契約書をミュージック・マンの眼前で破ると、彼はパタリと倒れてそのまま死んでしまう。

2度目の戦闘は海賊船「さまよえるオランダ人号」の甲板で、3名の海賊たちを伴って登場する。幸い、4名の中で銃器を扱うのは、ミュージック・マンのみだが彼の対処に時間をかけすぎると、あっという間に海賊に袋叩きにされてしまうため注意が必要である。
酔っ払いのギャング(Drunk Gangster)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の構成員。

ヘルズ・キッチン地下室の射撃場にて、壁にもたれている酔っ払いで、彼の傍らには重要アイテム「サンタクロースの衣装」が置いてある。主人公カーンビーがこの衣装を入手すると、とたんに酔いを醒まして銃撃してくる。酔っ払いにも関わらず、腕のいいガンマンなので、その他ギャングと同様懐に飛び込んでの近接戦で倒してしまおう。

もうひとつこの酔っ払いを無力化する方法として、射撃場奥の密造酒蒸留所にて入手できるアイテム「ウィスキー」を彼の近くに放置する。すると、意地汚い彼はウィスキーを拾い飲みして勝手に酔いつぶれる形で消えてしまう。
ただし、この場合酔っ払いは酔いつぶれただけで死んではいないため、時間が経つと主人公カーンビーを追って1Fまでやって来る。隠密行動が必要とされる1Fにて、酔っ払いと銃撃戦になるのは好ましくないため、気をつけたいところだ。
三叉槍を持った彫像(Statue with Trident)
ヘルズ・キッチン1Fホールに鎮座する彫像。

赤と白のツートンタイルの赤い方は踏むと、彫像が手にした三叉槍が飛び出すワナに連動しており、一度放たれた槍は標的に命中するまで自動追尾するという危険なものである。

一方でこれを逆用することで、敵を倒すこともできる。それについては「クーキーズ」の項にて後述する。
クーキーズ(Cookies)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の構成員。

ヘルズ・キッチン料理長T・ボーンの部下であり、双子の料理人であるクーキーズとの1度目の遭遇はヘルズ・キッチン本館のホールから厨房にかけてで、この時のクーキーズは階段と厨房をひたすら行き来するだけの無害な存在であるが、攻撃を加えるか、主人公カーンビーがサンタクロースの扮装を解除すると、「H…Help Me!!」と悲鳴を上げる。
すると、厨房の隣にある談話室から3名のギャングが登場する。彼らの持つ銃は1発でカーンビーを葬ることができる威力を持つため、クーキーズを放置することが無難である。

一方で、この厄介なクーキーズを無力化できる方法がある。それは上述のホールに存在する彫像で、主人公カーンビーがホールにある赤と白のタイルを踏み間違えると、追尾式の三又槍が放たれる。この槍はどんなに逃げても必ず命中し、カーンビーを即死させるものだが、厨房を往復するクーキーズがホールに足を踏み入れた際、わざとぶつけることができる。もっとも、彼とぎりぎりまで密着しなければ、槍が命中してしまうため攻略には運の要素もあるといえる。

2度目の遭遇が海賊船「さまよえるオランダ人号」の厨房で、ここでは2人1組で襲いかかってくる。
厨房への扉は内側から鍵がかかっており、扉の前でアイテム「金貨の入った袋」を使うと、金貨の鳴る音に引き寄せられてクーキーズが鍵を開けて厨房から現れる。
クーキーズとの戦闘は「海賊の剣」を用いることをお勧めする。徒手格闘では小柄なクーキーズには当たりにくいし、銃器による攻撃も俊敏なクーキーズを相手にするには甚だ不利である。闘う舞台も狭い厨房ではなく、広い廊下で行うことが望ましい。
T・ボーン(T・Bone)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

料理長であり、ヘルズ・キッチンの厨房にていそいそと働いている。
この時点でアイテム「サンタクロースの衣装」を使い変装している主人公カーンビーを仲間と間違えて、作業台にある「目玉焼き」を勧めてくる。ちなみにこのアイテムはカーンビーの体力を大幅に増大してくれるため、食べておいて損は無い。

T・ボーンとの1度目の戦闘は上記の厨房で、主人公カーンビーが彼を攻撃する、サンタクロースの扮装を脱ぐ、搬入用エレベーターに近づくなどすると、吹き矢を取り出して襲い掛かってくる。この吹き矢がくせ者で、1発の威力は微々たるものだが、連射能力が高く1度攻撃を受けてしまうと、従来の攻略法である懐に飛び込む以前に体勢を整える隙も与えられず死んでしまう危険がある。
対処法として、厨房にて入手できる「フライパン」を装備してT・ボーンとの戦闘に挑むことが望ましい。フライパンは彼の吹き矢を一定の確率で跳ね返すため、これを持って懐に飛び込むことで従来のやり方で彼を葬ることができる。

2度目の戦闘は海賊船「さまよえるオランダ人号」の食糧貯蔵庫で、ここでも吹き矢にて襲いかかってくるが、この時点でフライパンは存在しないため、道中手にできる「海賊の剣」を用いよう。この武器には前進しながら攻撃ができる突きが存在するため、T・ボーンの懐に飛び込みやすくなるだろう。
ブラック・ハット(Black Hat)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

剃刀を仕込んだ帽子がトレードマークのブラック・ハットは、銃器のプロフェショナルであり、2丁拳銃という珍しい戦闘スタイルにて主人公カーンビーに戦いを挑んでくる。

ブラック・ハットとの1度目の戦闘は、ヘルズ・キッチン本館2Fの階段付近で、階段を上りきってすぐの主人公カーンビーに背後から銃撃を浴びせてくる。
ブラック・ハットの射撃スタイルは独特で、2丁拳銃を左右1発ずつ撃つと、「ハッハッハ・・・」と高笑いをする。この余裕を見せたときが彼の懐に飛び込むチャンスであり、最初の2発を上手く回避してしまえば、あとは他のギャングと同様で大したことはない。また、この時点でアイテム「防弾チョッキ」を装着していれば、銃撃によるダメージを受けずに懐に飛び込むことができる。

2度目の戦闘は海賊船「さまよえるオランダ人号」の船倉で、この時のブラック・ハットはランニング・シャツというラフな井出たちで登場する。攻略法は1度目と同様である。

デ・ウィット(De Witt)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

貴族的な風貌の男で、ヘルズ・キッチン本館2Fの遊戯室にて主人公カーンビーに決闘を挑んでくる。デュエリストを気取るだけあって、射撃の腕は一流で間髪入れず素早い攻撃を繰り出してくる。

デ・ウィットとの1回目の戦闘は上記の遊戯室だが、この時入室してきた主人公カーンビーに決闘の申し出としてデ・ウィットはアイテム「デリンジャー銃」を投げてよこす。この銃は10連発という変り種で、2発毎に装填を必要とするデ・ウィットの銃と異なり、アドバンテージを取れる。
デリンジャー銃を取らずとも、従来のギャングと同様に接近戦で倒すこともできるが、デ・ウィットの射撃は素早いため数発を受ける覚悟で挑んだほうがよい。

2回目の遭遇は海賊船「さまよえるオランダ人号」の火薬庫で、この時のデ・ウィットはフランス貴族の正装であるジュストコールにタイツという井出たちをし、長剣を装備している。
デュエリストの本領発揮なのか、デ・ウィットの剣技は恐るべきもので、正面から戦闘を挑めば、苦戦を強いられることは必至だろう。
攻略法としては、火薬庫にてデ・ウィットと遭遇したら、すぐさま廊下に避難する。「さまよえるオランダ人号」の廊下には身を隠せる場所があるため、デ・ウィットが追いかけてきたら隠れ場所の影から攻撃をすれば、相手は剣を振るうことができず一方的に倒せるはずだ。

また、剣で挑んでくるデ・ウィットに対して銃器を使うという選択肢もあるが、火薬庫以外での使用をお勧めする。デ・ウィットのいる火薬庫にて銃器を使用すれば、火薬が爆発してゲームオーバーになるからだ。
亡霊の手(Ghost arms)
ヘルズ・キッチン2Fにある魔女エリザベスの居室にて現れる魔術の産物。

謎解きのヒントとなるアイテム「羊皮紙の欠片」を守護しており、主人公カーンビーが近づくと、手にした剣を振り回して攻撃してくる。
亡霊の手を倒す方法はひとつであり、それは遊戯室にて対決するデ・ウィットが持つアイテム「仕込み杖」で、これを用いて戦闘をすることで亡霊の手を叩き伏せることができるようになる。
バブル・ブレイド(Bubble Blade)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の幹部。

白のダブルスーツに身を包んだ伊達男で、バク転を用いたアクロバティックな攻撃で襲いかかってくる。

バブル・ブレイドとの1回目の戦闘はヘルズ・キッチン3Fホールで、1名のギャングを引き連れて登場する。先述のとおり、バブル・ブレイドは素早くトリッキーな攻撃を繰り出してくるため、近接戦闘では攻撃がかわされてしまい、逆に攻撃を受けてしまう危険がある。
対処法としては、卑怯な手だが屋根裏部屋の奥で「トンプソン機関銃」を発見できるため、バブル・ブレイドをギリギリまで引き寄せた後に銃弾をお見舞いしてやるのが無難かもしれない。

2度目の戦闘は、海賊船「さまよえるオランダ人号」のマストの上で、1歩足を踏み外したら死んでしまう不安定な足場での戦闘を強いられる。バブル・ブレイドはここでもアクロバティックな攻撃を繰り出してくるが、不利な点はお互いさまなのでアイテム「海賊の剣」または「海賊のピストル」にて無難に戦うことをお勧めする。
動くピエロ人形(Animated Clown)
生命を与えられたピエロの人形。
主人公カーンビーの親友であるテッド・ストライカーを殺害した。

ピエロと遭遇するのはヘルズ・キッチン3Fにある寝室で、何をするわけでもなく、主人公カーンビーを追尾する無害な存在である。

ピエロを倒すには、同じく3F物置にて入手できるアイテム「飾り玉」を用いる。寝室の隣にある温室には毒蛇がウヨウヨしており、部屋に入ると蛇に噛まれて死んでしまう。そこで温室入口にて飾り玉を投げると、毒蛇たちは飾り玉に引き寄せられて無事に通行することができるようになる。

ちなみに飾り玉に興味を持ったピエロもフラフラと飾り玉に近づき、やがて蛇に噛まれて消滅する。
「さまよえるオランダ人号」乗組員(“Flying Dutchman” Crew)
海賊姿のゾンビ。
ヘルズ・キッチンから海賊船「さまよえるオランダ人号」に舞台が代わると登場する。

ほとんどの乗組員が長剣を装備しており、主人公カーンビーを発見すると切りかかって来る。
注意すべきは彼らが剣を中心とした近接戦闘に特化していることで、これまでのヘルズ・キッチン・ギャングたちのように懐に飛び込むと逆に剣で斬られることになるため、アイテム「海賊の剣」を中心とした攻撃に戦術を切り替えねばならないことだ。

18世紀のバッカニア海賊を彷彿させる時代錯誤な装いをした彼らが、現代的なヘルズ・キッチンのギャングたちと同一のゾンビなのかは不明である。
ミスター・アイ(Mister Eye)
魔女エリザベスの忠実な下僕であり、海賊船「さまよえるオランダ人号」の乗組員。

銛投げとダンスの名手であり、「さまよえるオランダ人号」では見張り番として従事している。

ミスター・アイとの戦闘は「さまよえるオランダ人号」の甲板で、ここで彼は友軍である海賊たちを援護するため得意の銛を主人公カーンビー目がけて次々と投擲してくる。銛そのものは銃器等と比べると、動きもゆっくりなため比較的避けやすいが、複数の海賊たちと戦いながらなので、動きを止めて戦っていると、どうしても銛が命中してしまう。銛はダメージも大きいため、ミスター・アイの射程圏外である物影に隠れながら、海賊たちと戦うのがベストである。

甲板上の海賊たちを撃破すると、ミスター・アイはマスト上の見張り台に逃亡する。後を追うと、剣を装備した彼との戦闘がスタートする。強靭そうな見た目に反して、数度攻撃が命中するとすぐ死んでしまうため、ミスター・アイとの戦闘はそう難しくはない。

エリザベス・ジャレット(Elizabeth Jarret)
200年の時を生きる魔女であり、一連の事件の黒幕。

ブードゥ教の秘術を悪用し、多くの悪事を行ってきた魔女エリザベスは、幽閉の身から自分を助けた海賊“片目のジャック”ら乗組員たちを不死の存在に変える。100年に1度無垢な少女を生贄に捧げることによって不死の契約を更新せねばならないため、ヘルズ・キッチン・ギャング団を使って今回のグレース・ソーンダース誘拐事件を起こした。

魔女エリザベスを葬り去るには、彼女が用いるブードゥの魔術を逆用しなければならない。
皮肉なことにエリザベスの200年の生命を終わらせるのは、彼女が生贄として誘拐した少女グレースである。
エリザベスを倒すためには、グレースのパートにて海賊船「さまよえるオランダ人号」とヘルズ・キッチンを探索するうちに入手できるアイテム「ニワトリの足」がキーとなる。
ゲーム中に入手できる書物『ブードゥを征服した話』にて、ブードゥ教の魔術が引き起こした大嵐をあるマレー人がニワトリの足を用いて鎮めるという描写があり、それに従って「さまよえるオランダ人号」の私室にある祭壇で祈りを捧げるエリザベスに向かってニワトリの足を振ると、逆流した己のパワーによってエリザベスは打ち砕かれて消滅するのである。

エリザベス・ジャレットは、もともとは18世紀のハイチに住まう普通の少女だった。
家庭教師だったコットンという男の慰み者にされてしまったエリザベスを哀れんだコットンの女奴隷によってブードゥ教の手ほどきを受けたエリザベスだったが、彼女はその魔術を悪用して恩人である女奴隷を殺害し、家庭教師コットンに容貌が変形するほどの呪いをかけた。
コットンへの復讐を終えたエリザベスは、魔女として商船「さまよえるオランダ人号」の船倉に幽閉される。幽閉後も彼女の精神は海原を浮遊し、自分の呼びかけに応える者を探し続ける。果たして、それに応えたのが悪名高い海賊“片目のジャック”だった。
片目のジャックに救出されたエリザベスは彼ら海賊たちと契約を交わし、全員を不死の存在へと変えたのだった。
異形の怪物(Variant)
海賊船「さまよえるオランダ人号」の船長室にて出現する怪物。

少女グレースがエリザベスを撃破すると、主人公カーンビーのパートに切り替わるが、それと同時に怪物は笑い声とともに床から現れる。
この怪物は銃刀類、徒手格闘などあらゆる攻撃を無効化してしまうため、怪物の出現を確認したら素早く甲板に続くハシゴに上ってしまうのが無難である。

魔女エリザベスの死とともに登場するこの怪物。一説では、エリザベスによって異形と化したかつての家庭教師コットンではないかという説がある。
片目のジャック(One Eyed Jack)
ヘルズ・キッチン・ギャング団の首領にして、海賊船「さまよえるオランダ人号」の船長。

2世紀にわたって海賊、銀行強盗、密造酒ギャングとありとあらゆる悪事を重ねてきた男であり、暴力と魔術によってカリフォルニアを支配してきた。

片目のジャックとの最後の戦いは、海賊船「さまよえるオランダ人号」の甲板上で行われる。
この時のジャックは2本の剣を用いて戦いを挑んでくる。戦闘能力じたいは普通であるが、ジャックとの戦闘で注意せねばならない点が2つある。

まず1つ目が時間との勝負。ジャックは主人公カーンビーと少女グレースを道連れにするため、点火済みの大砲を自分の船に向けている。ジャックとの戦闘を長引かせると、大砲が発射されて海賊船は大破して、ゲームオーバーとなる。
2つ目に自分の部下たちと同様、2つの生命を持つジャックは一度倒されてもすぐさま復活するため、戦闘が長引くことは必至である。攻撃は的確に命中させなければならない。
なお、片目のジャックに唯一ダメージを与えられるのは、重要アイテム「ニコルズ船長の剣」である。これはバブル・ブレイド撃破後の「さまよえるオランダ人号」のマストに突き刺さっているため、入手を忘れることが無いよう留意したい。


海賊船を率いていた片目のジャックは、魔女エリザベス・ジャレットの呼びかけに応える形で商船「さまよえるオランダ人号」を襲撃した。
激しい砲撃戦により自身の船は大破したが、敵船に乗り移る白兵戦を展開することによって、「さまよえるオランダ人号」の乗員たちを虐殺したジャックは、船長だったニコルズを処刑した。鮫のいる海に叩き込まれる直前、ニコルズ船長は呪詛を込めてジャックに告げた。「いつか、貴様は俺の剣によって命を落とすことになるだろう」

船倉から助け出したエリザベスの魔術によって、不死の存在となったジャックは新たに手に入れた「さまよえるオランダ人号」を駆り七つの海を恐怖に陥れたが、海賊としての彼の武勇は海賊船を隠していた洞窟の崩落によって終わりを迎える。
のちほどジャック一味は洞窟の上に「ヘルズ・キッチン」という名の館を建て、そこを根城にカリフォルニアを恐怖で支配するようになった。