Wingspan

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ざっくり便利に使える鳥の紹介
By Standard of Ur
こういったタイプの鳥はこんな状況で使いやすいよ~みたいな説明をざっくりしようと思います。
初心者向け情報とお考え下さい。
   
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始めに
本ゲームはとてつもなくざっくり言うと
  • 餌の確保は第1ラウンド~第2ラウンドが特に困る事が多い
  • 鳥カードは第1ラウンド後半~第3ラウンド前半くらいに特に望ましいタイプが引けずに困る
  • 第4ラウンドはとにかくできる限り草原で卵ラッシュか湿地での鳥カード差し込みラッシュ、あるいはあり余る餌と高得点鳥カードを使ったコンビネーションで得点を伸ばしたい
  • ゲーム全体を通して手番を圧縮したい
こんな感じになるのかなと言うのが個人的な考えです。

そしてそれぞれの状況に合う鳥カードはなんだろう?という事についてこれまたざっくり書いていきたいと思います。
序盤に特にプレイしたい鳥
序盤は餌がボトルネックになりがちです。また、鳥カードが不足しがちで望ましい鳥カード自体も引けない事が多いです。
ここから導き出される序盤プレイするのに向いている鳥は何か考えてみましょう。
  1. 餌の入手を加速する
  2. そもそも餌を多く必要としない
  3. スタート時に同じ種類の餌を複数選べない為、餌の種類がバラけている方が良い
  4. 鳥カードの入手を加速する、それができれば望ましい鳥カードであれば尚の事良い
主にこんなタイプではないでしょうか。
それらを踏まえた上で列挙していきましょう。

ホシワキアカトウヒチョウ
必要な餌は1つで3つのタイプの中から選べるので非常に制約が少ないです。
どの鳥にも言える事ですが共通在庫から餌を獲得する効果は状況に左右されない為、餌箱から餌を獲得する効果よりもアドバンテージが大きいです。
また、ホシワキアカトウヒチョウは草原でもプレイできるのがポイント。
草原を利用して産卵させつつ穀物を獲得できるので、手番圧縮に繋げる事ができます。
このように「本来なら森林でしかできない餌の獲得を草原または湿地でできる」「本来なら草原でしかできない産卵を森林または湿地でできる」「本来なら湿地でしかできない鳥カードの獲得を森林または草原でできる」カードは手番圧縮が可能となる為、ゲーム全体を通じて強力な事が多いです。覚えておきたいですね。

ナゲキバト

チャガシラヒメドリ
どちらもプレイするのに必要な餌は1つ。
前者は森林と湿地、後者も森林でプレイできるので、森林でプレイして餌を獲得しつつ産卵させる事ができます。つまり手番圧縮ができるわけですね。ナゲキバトは湿地でプレイして鳥カードを獲得しつつ産卵させるという選択肢も取れるので状況に応じて考えたいですね。序盤は餌や鳥カードの獲得が卵の獲得よりも重要になりがちなので、これらの鳥は便利です。

ブユムシクイ
森林でしかプレイできないものの、必要な餌は1つ。
次に森林で餌を獲得する時に追加で虫を獲得できるようになるので、餌ブースターとして優秀な働きをします。カタジロアメリカムシクイも同様の効果を持ちます。
シルスイキツツキも同様の効果を持ちますが、必要な餌が1つ増えます。

オオアカゲラ
上記のムシクイ達と違って獲得できる餌は固定ではないので不安定な部分はありますが、餌箱から選択できるのは強みになる場合も多いです。いずれにせよ序盤プレイしたい鳥の1つ。ハゴロモムシクイも同様の効果を持ちますが、必要な餌が1つ増えます(とは言え、序盤にプレイして有用である事に間違いはありません)。

ゴジュウカラ
必要な餌が2つになりますが、鳥カードの上に餌を蓄えられる上にいつでも利用できるのがポイント。使わなかった分は最後に得点になりますし、後述のユリカモメがプレイされている場合に奪われる心配もありません。
ヒガラも同様の効果を持ちます。

ユリカモメ
必要な餌は2つですが、一方は種類不問なので比較的プレイしやすいです。
他のプレイヤーが餌を持っている事が条件なので確実性は見劣るのですが、鳥カードの獲得と餌の獲得を同時にできるようになります。また、他のプレイヤーへの嫌がらせにもなりますね。

スズメ
穀物を入手できるタイミングは他のプレイヤー任せで安定的とは言い難いのですが、序盤はどのプレイヤーもやはり森林を利用する機会が多いので獲得できる餌の数自体は少なくないでしょう。翻って他のプレイヤーが森林以外の場所に起動時に餌を獲得できる鳥カードをプレイした場合に価値は下がります。ピンクカード全般に言える事ですが、プレイヤー数が多い時の方がより頼りになります。

サヨナキドリ
必要な餌は1つで3つのタイプの中から選べるので非常に制約が少ないです。その上、どこでもプレイできるので非常に汎用性の高い鳥カードです。
全てのプレイヤーに餌を配る事にはなりますが、任意のタイミングで任意の餌を獲得できるという意味合いではやはりアドバンテージがあります。また、終盤になってもう餌が不要であればあえて餌を獲得しない選択肢もあるでしょう。オガワコマドリも同様の効果を持ちますが、必要餌が3つでプレイできる場所も草原と湿地に限られるので、序盤の汎用性という意味ではやや見劣るかも知れません(それでも十分に序盤プレイする価値はあるカードの1つではあると思いますが)。

ノドアカハチドリ
餌は1つの上に種類不問、しかもどこでもプレイできる。サヨナキドリを上回る汎用性の高さです。
こちらも全てのプレイヤーに餌を配る事になりますが、自身が最も有利なタイミングになるように餌の獲得順を選択できる為、これもアドバンテージがありますね。サヨナキドリ同様に、終盤は餌を獲得しない選択肢もあるでしょう。アンナハチドリも同様の効果を持ちます。

ワタリガラス
餌が3つ必要になるのはネックなのですが、卵1個と任意の餌2個の交換はメタクソに強いです。拡張無しの頃はバランスブレーカーも良いところだったので、フレと遊ぶ時は「ワタリ(シロエリ)ガラス配られたからやり直そう」まであった記憶。
草原でプレイした時点で森林を利用する必要がなくなると考えて良いです。要するに森林を起動時効果について殆ど考慮する必要がなく、状況に応じて得点を積む為だけの場所にしてしまえます。
注意すべきは捨てる卵は他の鳥の卵という事。この事を忘れて産卵アクションを選択するような事がないようにしましょう。
シロエリガラスも同様の効果を持ちますが草原でしかプレイできません。とは言えワタリガラスも殆どの場合は草原でプレイする事になると思いますし、似たようなものだと思います。
アメリカガラス、ウオガラス、ゴイサギは効果としては下位互換、卵1個と任意の餌1個の交換。その分プレイするのに必要な餌は少なくて済むのですが、この交換は損得勘定としてはかなり微妙なラインで手番圧縮がメインと考えたいところ。

フタオビチドリ
上記のカラスと共に拡張無しの頃にバランスブレーカーとして扱われていた存在。こちらも卵1個と任意の鳥カード2枚の交換がメタクソに強い。
当然の事ですが、この鳥カードも産卵させながら鳥カードを引くという手番圧縮の目的とそもそも卵を捨てなければならない事から草原でプレイする場合が殆どでしょう。この場合は、チフチャフ(後述)やコブハクチョウ(後述)を混じえた差し込みラッシュを行う場合を除いては、湿地でプレイする鳥は起動時効果について殆ど考慮する必要がなくなる事になります。
上記のワタリガラス等と異なり捨てる卵は自身の持つ卵でも構わないので汎用性が高いです。
アメリカズグロカモメも同様の効果を持ち、餌は2つ必要になるもののこちらは巣のタイプが★マークなので、ラウンド終了時ボーナスやボーナスカードに強い点が魅力的です。

マガモ
得点0なのはショボいですが、餌1つでプレイでき使いやすいです。間違いなく序盤の助けになるでしょう。同様の効果を持つ鳥カードはありそうでないです。

オビハシカイツブリ
マガモ同様餌1つでプレイでき、しかも余分に1枚引いて捨てられる事から選択肢が増えるので効果はマガモの完全な上位互換と言えるでしょう。ちなみに全ての鳥カードを差し込んでしまい鳥カードが手元に無い場合は、捨てるカードが無いから捨てる必要がない、つまり完全な引き得になります。オトク!!
アカオタテガモ、カオグロアメリカムシクイなども同様の効果を持ちます。

アカハシカモメ
必要な餌は2つになりますが、一方は種類を問わないのでプレイしやすいです。鳥カードの山の上から2枚引く事になるのでランダム性は強いのですが、基本的に見えている鳥カードが複数枚欲しいような状況は多くは無い(誰もが良さげな鳥カードが見えていたら欲しいに決まっているので)のでそこまで気にしなくて良いでしょう。二者択一の選択肢がある中から鳥カードを獲得できる上に不要な方の鳥カードを差し込み毎回得点が入る点は大きく、個人的にはマガモのような単純に1枚多く獲得できる鳥カードよりは高い評価です。

ムナジロカワガラス
こちらも必要な餌は2つ。種類は固定なので少しプレイしやすさは劣ります。効果としては、おおよそマガモの上位互換と考えて良いでしょう。

ヌマセンニュウ
餌1つでプレイできる上に、これ1枚で鳥カードを起動時に毎度2枚獲得できるのは非常に強力です。他のプレイヤーにも鳥カードを配布する事にはなりますが、任意の2枚とランダム1枚では大きな差があります。大量に獲得できた鳥カードは差し込みに活かせると良いですね。

ツバメ
餌1つでプレイできるのがやはり利点です。余分に鳥カードを獲得できるようになるわけではありませんが、不要な鳥カードを別の鳥カードと入れ替える事ができる上に差し込みによる得点が得られるのが魅力的です。
また、巣のタイプが★マークなのでボーナスカードやラウンド終了時ボーナスに活かしやすく、序盤でなくてもプレイする価値は結構高いことが多いです。
ムラサキツバメなど複数のツバメ類やコマツグミなど同様の効果を持つ鳥が居ます。草原、湿地、どちらでプレイしても利益の大きいカードですが、序盤は湿地の方がより向いているでしょうし、後半はどちらかと言えば草原の方が向いているでしょう。

コクガン
第1ラウンド1番手プレイヤーの初手で、かつ見えている鳥カード2枚以上強力だと感じた場合に。
プレイ時効果を持つ鳥は1度こっきりでその後はなんの効果もない為、序盤にプレイするのはあまりオススメできないのですが、それを補って余りあるアドバンテージを確保できると判断した場合はプレイを考慮しても良いでしょう。
チャバラマユミソサザイは獲得できる鳥カードは2枚ですが替わりに餌1つで済み、湿地よりも通常は利用回数が少なくなりやすい森林でプレイできる為、コクガンと同じように考えることができます。

ハシボソキツツキ
コクガンと似たような使い方で。餌箱に虫が3つ以上見えている場合に。
汎用性が高い便利な鳥、爆発力のある鳥
書きかけ。
とりま前者はヤブガラとかアメリカオシとかクロワカモメとかマネシツグミとか。
チフチャフとかコブハクチョウとかアカアシイワシャコとか。
終盤、第4ラウンドにプレイしたい鳥
第4ラウンドというのは基本的には「産卵ラッシュ」か「鳥カード差し込みラッシュ」をしつつ、そこに狩猟鳥または餌貯蓄鳥を混じえて得点を伸ばすのが基本かと思います。
しかし「産卵する場所がない」「草原に十分な鳥が居ない」「差し込みができる鳥が居ない」など様々な理由でそれが難しかったり、あるいは単純に餌や高得点鳥カードが手元にあり、それにボーナスカードやラウンド終了時ボーナスでの上積みを考えると鳥カードをプレイした方が得点が伸びたり、といった事も多いです。
そんな時に特にプレイをオススメしたい鳥カードを挙げていこうかと思います。

ボネリークマタカ
余った鳥カードをまとめて3枚差し込みつつプレイすれば、それだけで11点を獲得できます(使用する卵の分の点数はそこから引かれますが)。
カタシロワシはできる限り起動時効果のある鳥を置きたい草原でしかプレイできない上に得点が1少ないのですが、それでもやはり非常に強力。2枚しか差し込めないオオタカですら卵1個でプレイできるなら2枚差し込みで6点を獲得できる為、ボーナスカードやラウンド終了時ボーナスを考えた場合に単純な卵ラッシュをするよりも有利になる場合も起こり得ます。

アオバネアメリカムシクイ
シンプルに餌2つで8点は大きい。卵1個で森林でプレイしたいですね。クロズキンアメリカムシクイは同じ餌ですが1点低いです。どちらにしても損益分岐点を考えつつ慎重に。

ダイサギ
魚2つに小動物1つが必要でハードルは高いのですが、終盤のとにかく手番が足りない中で他の湿地でプレイできる高得点鳥カードと連続してプレイできれば一気に得点を伸ばす事ができます。オオアオサギは得点が2点低いのですが、それでも5点となかなかの上に餌は2つで済むので同様の使い方で高得点を狙えます。

アメリカシロヅル
餌3つこそ必要ですが、種類不問なのが強みです。良いボーナスカードを引ければボネリークマタカに負けないレベルの得点を叩き出す事も。先述のダイサギやオオアオサギとの組み合わせで1手番内にプレイできればベスト。アメリカトキコウやベニヘラサギも同じ場所でプレイでき必要となる餌の数も得点も効果も同じなのですが、ベニヘラサギは餌の種類が3つは固定、アメリカトキコウも2つは固定なので若干汎用性が下がります。とは言え、強力なのでプレイを十分考慮に入れて良いカードと言えるでしょう。

その他
9点の鳥カードは餌さえあるなら十分にプレイする価値があるカードです。

とても重要な事
上記でオススメした鳥カードですが、第4ラウンドにわざわざ餌や鳥カードを獲得してまでプレイする必要があるかどうかは慎重に計算した上で行なって下さい。それらの鳥カードをプレイする為に第4ラウンドの貴重な2手番を消費するぐらいなら素直に「産卵ラッシュ」をするか「差し込みラッシュ」をした方がお得な場合も多いです。くれぐれも忘れずに。